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ウェスティン都ホテルの庭園2 葵殿庭園 村野スイート(南禅寺別荘群散策22)


写真は、葵殿庭園

案内板の近くにあった“見落とすぐらいの細い登り階段”を登ります。
数寄屋建築の裏側に続く散策路を進みます。
これは普通の山道のような下りの道で、どんどん下っていくのが分かります。
さらに下っていくと右手に建物が見えてきます。
これが葵殿で、既に居る場所は葵殿庭園の中なのです
いわば左手から右手に下る斜面に庭園があり、その中腹の散策路を歩いていることになります。
そして左手の斜面に小さな滝が見えてきます。
灯籠なども複数あります。
最後には川が流れ込んだ小さな池の中に蹲踞がある、“流れ蹲踞”があります。
そしてホテルの建物の5階に続く入口に到着します。

葵殿庭園はこのように散策できますが、散策路自体は細長い道なので、それほど見事に見えにくいです。
この庭園はやはり庭園の正面である葵殿から見るものなのでしょう。

2021/2/12の「関西建築遺産を訪ねる」の講座で中に入りました。
葵殿は大正天皇の御大典に向けて建設された大宴会場で、
元々は独立した木造の棟だったそうです。
1991年に取り壊され、東館に組み込まれました。
内部の折り上げ格天井は再度その際に造ったものですが、
京都の三大祭りを描いたステンドグラスは同時のものを再利用したものだそうです。

8階にある村野藤吾が監修したスイートルームです。
2022/11/11の京都モダン建築祭で公開されました。
8階の北西の角にあるので、京都市内の眺望がまず見事です。
部屋に入ると玄関間があり、左手にトイレ。
その奥に広いリビングが拡がります。
家具や調度品のもすべて村野藤吾の作品で、脚が細く天板が薄いので華奢な感じ、さらには曲線が多用されます。
部屋の内部も柱や天井は角がなく、すべて曲線です。
壁紙や天井は上野リチがデザインしたクロスです。

左手の奥で隣のベッドルームと浴室につながっており、さらにその奥にも部屋がありましたが、それ以上は入れませんでした。




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