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野口家住宅


写真は、外観

野口家住宅は、四条堀川辺りにある呉服商の町屋です。
奥座敷は伏見にあった小堀遠州の屋敷を移築したものだそうで、京都市指定有形文化財に指定されています。

アクセス
四条烏丸から四条通を西へと進みます。
信号があるのは、室町通、新町通、そして2車線道路の西洞院通を通過します。
その次の油小路通を右折します。
油小路通を約100m進んだ左手、花洛庵と表札に書かれているのが野口家住宅です。

通常は御商売をされているので、内部は非公開です。
2015年春の京都グラフィ―で店舗棟を、NHKの講座で店舗棟と奥座敷を見学しました。

まず外観から。
向かって左半分はいわゆる虫籠窓がある京町屋ですが、右半分は武家風の造りになっています。
玄関を入ると右手が広い店の広間です。
外観が町屋の部分から武家風の部分の端まで内部ではひと続きになっています。

店の広間にある階段から2階へ。
2階の町屋部分は奥から表に向かって弧を描くように梁が渡されています。
そして武家風造りの部分の天井は、こちらも奥から表に向かって弧を描くように板がカーブしていました。

1階の武家風造りの奥には6畳の仏間があります。
床の間と襖の奥には隠れるように、3畳の茶室があります。
仏間の奥には、竹がきれいな中庭があります。
灯籠は室町時代のものだそうです。

中庭脇の廊下を経たさらに奥に、奥座敷があります。
こちらが小堀遠州の伏見の屋敷を移築したものだそうです。
主室は12畳半あり、1間半の床の間と1間の違棚があります。
隣の次の間との間の欄間には、鳥兜、笙、火焔太鼓、扇などが彫られた珍しいものです。
奥座敷のさらに奥には奥庭があります。
庭は藪内家元の指南を受けられた露地庭園で、右手にはお茶室もありました。

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コメント ( 1 ) | Trackback ( )
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コメント
 
 
 
日本文化を育んだ自然 (amadeus)
2016-11-30 17:17:46
11/19~12/4まで、花洛庵こと野口家住宅で上記企画展をしておられます。
入場料は500円です。

残念ながら奥座敷は11/20、11/23、11/26のワークショップのみでしか入れず、店舗棟のみになります。

しかし展示内容が昆虫や動物の標本や、いろいろな苔の展示など。
さらには写真撮影も可能です。

中庭に面した仏間の襖の奥に3畳の茶室があるのを今回発見しました。
もうギリギリですが、是非今週末行ってみて下さい。
 
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