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釘抜地蔵(石像寺)
写真は、本堂
釘抜地蔵の正式名称は石像寺(しゃくぞうじ)で、病気平癒の御利益で有名です。
場所は、千本寺之内を少し下がったところです。
千本ゑんま堂のやや南で千本通の反対側にあります。
拝観
門を入って露路のような参道を進むと、正面に本堂があります。
左手には観音堂があります。
観音堂内には弘法大師像と行基作と云われる観音菩薩像がお祀りされています。
本堂に移ります。
本尊の釘抜地蔵は、空海が唐より帰朝した際に船に積んだ石に自ら掘られたものだそうです。
そしてここが釘抜地蔵と云われる由縁は、紀の国屋道林という商人が、両手が痛む病になりました。
ここの地蔵尊に願かけをしたら、地蔵尊が「あなたは前世に呪いの人形を作り、その両手に八寸釘を打った。その報いである。それを私が抜いてやろう」といった。道林が目を覚ますと痛みはなくなり、血に染まった八寸釘が2つ置いてあったということだそうです。
以降、病気平癒を祈願にくる人が後を絶たないそうです。
その伝承にちなんででしょう、こちらの絵馬は釘2本と釘抜きを板に付けたもので、本堂の外周に約1000枚ビッシリと敷き詰めてあります。
2/2~2/3と8/22~8/24までは地蔵菩薩像が開扉されますが、垂れ幕や暗さで非常に見えにくいです。
また本堂の右手には石仏の十一面観音像や不動明王像、奥には玉姫大明神がお祀りされています。
そして本堂の真裏のお堂には弘法大師作と云われる石造地蔵菩薩立像と石仏の阿弥陀三尊像があります。
阿弥陀如来、観音菩薩、勢至菩薩像のいずれもが重文です。
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勉強になりました