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左阿彌


写真は、表門

左阿彌(さあみ)は、安養寺の末寺である“円山の六坊”の流れをくむ料亭です。

アクセス
四条通を東に進むと、八坂神社の西楼門に突き当たります。
この前で東大路通へ右折します。
約100m進んだ最初の交差点を左折します。
緩やかな坂を登り八坂神社の南楼門を過ぎて220m程進むと、円山公園からの道と交差します。
これをさらに直進します。
やがて突き当りに長楽寺が見えてきますが、この前で道なりに左折します。
約70m進んだ左手に料亭左阿彌があります。

左阿彌は1615年、織田信長の弟 有楽斎の子である頼長によって安養寺の末寺として建立されました。
江戸時代にこの辺りは遊興の地としてにぎわい、多蔵庵春阿弥、延寿庵連阿弥、花洛庵重阿弥、多福庵也阿弥、長寿院左阿弥、勝興庵正阿弥が“円山の六坊”と呼ばれていました。
連阿弥と重阿弥は合併して京都で始めてのホテル、也阿弥ホテルになり、春阿弥は1877年に温泉場となるも1906年に焼失しました。
そして現在は左阿彌だけが、幕末から料亭として今尚残っています。

通常の懐石であれば、12,000円~36,000円ぐらいですが、
お昼なら、懐石が9,936円と12,420円など、さらにお昼の華御膳6,831円(11:00~14:00)もあります。
1度お昼に華御膳を頂いたのと、2022/8/24 NHKカルチャーの「料亭 左阿彌 ~京都伝統の味を楽しむ~」で内部を案内して頂きました。

表門の上には“左阿彌”の大きな扁額があります。
これは頼山陽の高弟、易安の書です。
表門を入り石畳の道を進みます。
途中の右手には茶室の吉水庵(よしみずあん)があります。
やがて左手に左阿彌の暖簾が掛った中門が見えてきます。
これをくぐると正面に萱葺きで4畳半の茶室 遍松庵、左手には8畳の茶室 寛楽庵、右手奥に本館があります。
本館に入るとロビーがあります。
ロビーの正面にエレベーターがあり、その右手に廊下があります。
廊下を直進すると松のある中庭があります。
中庭の右手には広間の道仙が、左手には88畳の広間の清鳳殿があります。
ここの窓から遍松庵や寛楽庵が見えます。

エレベーターで2階へ上がります。
右手奥に桃山の間、華頂の間があり、襖を取れば繋がります。
ここに広いベランダがあり、ここから西山方面が望めます。
左手に進むとロビーがあり、ロビーの窓の外には大きな織田頼長の宝篋印塔があります。
ロビー手前の左手には132畳の大広間の聚楽殿があります。

お料理は向付、お刺身、吸物、焼物や御飯、水菓子など8品。
やや軽めの懐石といった感じですが、7,000円ならお得だと思います。



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