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善法律寺(八幡散策10)
写真は、本堂前
善法律寺(ぜんぽうりつじ)は律宗の寺院ですので、奈良の唐招提寺の末寺です。
足利義満の母は善法律寺へ紅葉の樹をたくさん寄進したため、別名「紅葉寺」と呼ばれています。
寺領は非常にこじんまりとしています。
拝観は無料です。
表門を入ると石畳があり、やがて左に折れます。
右手前には庫裏と書院、右手奥に本堂、左手奥には池があります。
本堂に安置されている八幡大菩薩は、明治元年に神仏分離が行われるまで石清水八幡宮の殿内に安置されていたそうです。
この表門から本堂まで紅葉があります。
恐らく室町時代は寺領ももっと大きかったのでしょうけれど、今はこじんまりしたお寺です。
表門の参道を進むと突き当りに庫裏があります。
参道は庫裏の手前で左に折れます。
左手に書院、さらに奥に本堂があります。
右手には金剛庵という座敷があり、その奥は弁天堂のある池になっています。
事前に予約しておくと、本堂内を拝観出来ます。
また2016年11/26(土)と11/27(日)には本堂内の特別公開がありました。
拝観料は500円です。
庫裏で声をかけて本堂に上がり、右手から中に入ります。
本堂中央の内陣の高御座に本尊の八幡大菩薩がお祀りされています。
本堂の左手奥には大きな愛染明王像と吉祥天像が、右手奥には釈迦如来像と不動明王像がお祀りされています。
また本堂の後方は阿弥陀堂に繋がっています。
阿弥陀堂の中央には宝冠阿弥陀如来像が、左手には十一面千手観音像、右手には地蔵菩薩像がお祀りされていました。
2016年の特別公開では本堂の右手から書院の縁まで入れたので、書院の前庭も拝見出来ました。
2017年の特別公開では本堂の公開の他に、別途500円で金剛庵で碾茶と亥の子餅の呈茶がありました。
結構人気で12:00の公開開始、1時間ぐらいで売り切れたようです。
金剛庵からは池越しに本堂と紅葉が見えます。
また床の間には橋本関雪の仙境図の掛け軸が掛かっていました。
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