goo

太閤山荘2 古田織部美術館 擁翠亭(鷹峯散策12)


写真は、擁翠亭(中央)と古田織部美術館(右)

正面の廊下を庭園沿いに進むと土蔵に続きます。
この土蔵の1階と2かいが古田織部美術館になっています。
中はそれ程広くはないですが、ガラスケースの展示室に改装されています。
秀吉の書状、織部書いた手紙、織部好みの梅鉢香合や黒織部茶碗などが展示されていました。

この古田織部美術館に隣接した庭園内に、お茶室の擁翠亭(ようすいてい)があります。
もともとは鞍馬口の擁翠園に小堀遠州が建てたものです。
後に解体されましたが部材は残されており、今回それらを再度組み立て直されました。

お茶室は書院からもよく見えます。
さらに1人1500円で擁翠亭内部を見学できます(呈茶付き)。

まず太閤の間から外へ出ます。
庭園には一面の白砂が拡がります。
その中の飛び石を進むと中潜(なかくぐり)があります。
中潜の向こうは書院、土蔵に囲われた露地転園で、奥に擁翠亭があります。
庭園の手前は一面の苔で、茶室の前は枯山水の川に石橋が架かります。

擁翠亭の内部は3畳台目と2畳の控えの間、さらに奥に水屋からなります。
小堀遠州好みで“十三窓席”とも云われ、窓が13個と非常に多いです。
ですのですべての窓を開けると、非常に開放的です。
また実用性にも考慮され、茶室の天井の高さの差を利用して、エアコンの送風口が設置されています。

鷹峯散策13へ

洛北の索引へ

「京都のおすすめ」の総合索引へ

コメント ( 2 ) | Trackback ( )
« 2015 6/2の拝... 2015 6/6の拝... »
 
コメント
 
 
 
美術館移転のご挨拶 (古田織部美術館)
2016-03-11 11:26:00
Amadeusさま

はじめまして。
古田織部美術館と申します。
当館に関し、素敵な記事をご掲載いただいており、まことにありがとうございます。

突然の書き込みをどうかお許しください。
実はこのたび、古田織部美術館は鷹峯から北山に移転・リニューアルオープンいたしました。

そのため、Web上で当館に関する記事をご掲載いただいている皆さまにご挨拶をさせていただいている次第でございます。

新美術館は北山駅から徒歩3分の大変便利な立地となりました。
お近くに起しの際は、ぜひお立ち寄りいただけましたら幸いです。

今後とも、何卒よろしくお願い申し上げます。

古田織部美術館
〒603-8054 京都市北区上賀茂桜井町107-2 B1F
古田織部美術館 (The Museum of Furuta Oribe)
TEL 075-707-1800
 
 
 
古田織部美術館さま (amadeus)
2016-03-11 12:40:26
以前より、いろいろとお世話になっております。

貴館が北山に移転されたのは、京都新聞で拝見しました。

また伺わせて頂こうと思います。

 
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。