goo

仁和寺4 特別拝観2 五重塔開扉、経堂、御影堂(きぬかけの路散策14)

写真は、五重塔

五重塔は江戸時代初期に徳川家光が寄進したもので、高さは36mです。

通常内部は非公開ですが、2013 京の冬の旅で特別公開がありました。
金堂内部とセットで600円でした。
参道から五重塔に向かい正面から礎石に登り、左手(北側)にまわります。
北側の扉のみ開扉されているので、そこから内部を覗きます。

塔の中央には心柱があり、その心柱を囲むように4本の天柱があります。
そして4方向に向かって胎蔵界五仏がお祀りしてあります。
宝幢如来は東方、開敷華王如来は南方、無量寿如来は西方、天鼓雷音如来は北方にお祀りしてあり、
大日如来は無量寿如来と一緒に西方にお祀りされていました。

外周の壁面には曼荼羅はなく僧の絵であったので、真言八祖が描かれていたと思われます。

また天井は非常に細かな格天井で、その1マス1マスに細かな紋様が描かれていました。

経堂
2013 春には金堂と同時に経堂の内部が公開されました。
内部中央には八角形の巨大な輪蔵があります。
それぞれの面に5×12=60個の引き出しがあります。
真ん中の3列は奥にも引き出しがあり二重構造なので、1面あたり(5+3)×12=96
これが8面なので96×8個=768。
これで全部で800弱の引き出しがあることになります。
正面には釈迦三尊像がお祀りしありました。

御影堂 宗祖誕生会
京都御所の清涼殿の部材を用いて造ったそうです。
弘法大師の誕生日である6/15の9:30から、御影堂で宗祖誕生会の法要があり外陣まで入れます。
また2022年京の夏の旅で内部が公開されました。

外陣、内陣、内々陣があり、外陣は通常でも入れます。
内々陣の中央に弘法大師像が、左に仁和寺第2世 性信親王像、右に仁和寺第1世 寛平法皇(宇多法皇)像、がお祀りされています。
その手前の内陣に稚児大師像がお祀りされた花御堂が設置されています。
9:10頃から外陣に入れ、9:30には内々陣を取り囲むように20数名の僧侶が座り読経されます。
途中で左右から花御堂の稚児大師像に甘茶を全員が掛けられたら、そろそろお終いです。
法要が10:30に終ると、花御堂が外陣に移され、一般の者も稚児大師像に甘茶を掛けられます。




コメント ( 3 ) | Trackback ( )
« 2013 1/12の... 2013 1/12の... »
 
コメント
 
 
 
なおすけさまへ (京極堂)
2013-01-14 19:39:01
昨日、BSフジで勘三郎さんの番組をやっていましたね。丁度、子供達を寝かしつけるところで、さわりの部分しか見れなかったのが残念ですが…演目は高杯(坏?)でした。高下駄による勘三郎さんのタップダンスが素晴らしく、親子(幼児)共々見入ってしまいました(笑)。
歌舞伎って古典芸能では新しいジャンルになるので、あたかも能や狂言そのものかなって思える状態で取り入れられているのですね。びっくりしました。もっとも私が見たのは、狭義の歌舞伎としてではない部分だったのでしょうか?

何よりもお体、大事にしてくださいね。

曽我兄弟の件は、またいずれに。

直接関係ない書き込みで失礼しました。

 
 
 
amaさま、Tsumujiさま、そして (なおすけ)
2013-01-14 20:44:30
京極堂さま、ご心配いただき恐縮です。昨秋以来、ちょっと免疫力が低下しているようで。。。また明日掛かり付けの先生に会わないといけないみたいです。

京極堂さま、お出ましがなかったので安堵していましたが(薬でどうしても眠くなりまして、問われてもボケてますからね)、曽我ものは季節限定ものゆえ忘れちゃいますよー。昨日は私もつい視てしまいましたが、少々食傷気味です。個人的な好みもありますが、こう集中すると依怙贔屓の度が過ぎて、どうもね・・・。

さて、高坏は「松羽目物(能狂言から取り入れた演目)」の一つだと思いますが、松羽目物は明治以降に多くの作品が歌舞伎に取り入れられており、歌舞伎の立派な演目です(有名な「勧進帳」は天保時代に初演の作品ですが)。一番多いのは人形浄瑠璃(現・文楽)から取り入れた演目なんですよー。
 
 
 
意外です! (京極堂)
2013-01-14 22:43:26
勧進帳って天保の初演なんですか?結構新しいものなんですね。もっとも私は歌舞伎の歴史を全然知らないので、見当違いなのかもしれませんが…
明治以降に歌舞伎の歴史にそんな動きがあったというのも、びっくりです!勝手に歌舞伎の形は江戸時代に完成していたと思っていましたから。文楽ということも…上方芸能の影響は大きかったのですね。なんか、歌舞伎イコール団十郎の荒事のみたいに思っていましたからびっくりです。ド素人にも程がありますね(笑)。
しんどい時にお付き合いしていただき申し訳ありませんでした。面白く勉強させていただきました。また、ド素人質問に付き合ってくださいね(笑)。
お体、呉々も御自愛下さい。
 
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。