goo

天龍寺 等観院

-
写真は、表門

等観院(とうかんいん)は天龍寺の塔頭で、南北朝時代に管領の細川満元が創建しました。

アクセス
嵐山にある天龍寺の駐車場側の入口(大本山天龍寺の石碑が目印)からまっすぐに約150m進んだ左手に、等観院の表門があります。

表門を入ると枯山水の前庭があり、左手奥に庫裏の玄関があります。
前庭には聖観音菩薩像がお祀りされています。

施餓鬼会
毎年8/8の11:00~施餓鬼会をしておられます。
庫裏から入り、廊下を右へ。
廊下の左に書院の広間が2つあります。
ここで受付をします。
ほとんどの方が檀家さんですが、一般でもお参りさせて頂けました。
書院の外には苔のきれいな庭園が拡がっていました。

書院の広間に棟続きで本堂があります。
書院からみて右手に内陣、左手にこの日の法要の祭壇が設けられています。
内陣の中央には本尊の十一面観音像が、右手には開山の徳叟周佐(とくそうしゅうさ)と思われるお像がお祀りされていました。

最初は奥の方が書院で待っておられますが、11:00に前に鐘がなり本堂へ誘われます。
11:00~11:30まで和尚さん9名で法要されます。
法要後11:30~11:40頃まで、参加者全員が順に祭壇でお焼香と、祭壇の裏で中央のお皿に左の皿からお米を入れ、右の皿から葉っぱですくった水をかけて施しをします。

これで法要は終了。
檀家さんはお墓参りなどをされて、篩月でお食事をされるとのことでした。

2019年12/8にこちらで花園大学茶道部の冬季茶会がありました。
書院が待合で、本席の濃茶席が庭園にあるお茶室でありました。
躙口から入ると4畳半の小間で、真行草の天井や連子窓など極めてスタンダードなお茶室でした。
奥の水屋は6畳あるそうです。

また副席は書院2階の広間での立礼席でした。
嵐山を借景に、お庭の大きな桜が2本窓の目の前に見えるので、春はとてもきれいであろうと思いました。



コメント ( 0 ) | Trackback ( )