健康楽園。

健康に関する情報・提案を主にする。

藤原正彦さん。

2007-01-18 | 読んでみた。finding.
国家の品格

新潮社

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なんとも痛快で乱暴な日本国応援歌です。
アメリカで先生の経験3年・イギリス・ケンブリッジ大学での経験が基盤にありますが、本人も本著11ページで断言しています。
「私の正しいと確信していることのみ語る。私ひとり正しくて他のすべての人々間違っていると・・・・・。女房に言わせると、私の話の半分は誤りと勘違い、残りの半分は誇張と大風呂敷。」とことわりを入れてます。
だからって、何を書いてもいいかっていうことではなく、ものすごく同感する部分と違うんじゃない!!!っていう部分が重なり合っていると思います。
ただ、解りやすい言葉で綴られているなーーー!!
同感な部分。
いじめが起こるから・・・仲良くしましょう!!は見当はずれ・大勢で一人をいじめるのは卑怯だっていうことを、理屈抜きに教えることだ・、嫌なやつだらけだから・右を見ても・左を見ても嫌なやつばかり、そういう自分が一番嫌なやつ。63ページ。
主権在民って「世論がすべて」になるから三権分立って言ったって、皆・マスコミを気にしてやりはじめる。マスコミが第一権力者になる。80ページ。
イギリスでもフランスでも真のエリートを養成しているエリートこそ国を救う。官僚は真のエリートではない。偏差値エリートだ!!84ページ。
同感できない部分。
英語は必要ない。小学校から英語を教える必要なし。って言いながら、南部藩新渡戸稲造が「武士道」を英訳してルーズベルトが感動して何十冊も買って分けたとか・・・・。英語が出来たから訳せた???歴史文化教育も合わせてやったら!!
外資系の会社で英語話せないと悲惨だと思うんですが・・・・・・。
日本がやった戦争が、日中戦争だけが弱いものいじめで、悪い戦争だったって言っていますが、数え上げればもって出てくるんじゃーーない!!

でも、「不惜身命」の真の意味も理解できたし、いろんな見方があるんだなーーーって読者それぞれが感じればいいのだし・・・・。
思い切って言い切ることがエストセラーになる秘訣かもしれません。
コメント
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