健康楽園。

健康に関する情報・提案を主にする。

生還。

2021-08-23 | Weblog
 誰もが、脳梗塞発症の余地をできるもんではありません。
脳梗塞は、ある日ある時、突然にやって来ます。
青天の霹靂で、発症したら、なかなか元に戻るのは困難で、苦しいリハビリが待っています。

小林信彦さんが脳梗塞を発症してからの闘病生活の詳細を記述した本。
すごく、貴重な体験を吐露してくれています。
これは、なかなかできそうで、できないことだとも痛感しました。発作が起きてからの、
病院、ドクター、看護師、リハビリ担当者の、対応など、あからさまに書いてあります。

父が、発病した頃と、父の闘病生活を思い浮かべていました。
父は、苦しかったんだ!!!たいへんだったんだ。私を含めて、周りは、もっと理解を深めて看病しなければいけなかったんだ!!!
おおきな反省と、悔恨、苦渋の重く残る本でした。
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アフガニスタンを心配します。

2021-08-17 | Weblog
 タリバンのアフガニスタン制圧のニュースが流れて、かって、アフガニスタン国境近くのヤルカンドまで行ったことを思い出した。
乾燥した、岩が点在する砂漠、不毛とも感じられる厳しい厳しい国土。
イスラム教の多様な解釈。
ヤズディ教を信じるヤスディ教徒のナディアがISにより連れ去られ、非人間的な性暴力を受け、奇跡的に脱出するまでの手記を思い出します。
中東、イラク北部、中央アジア、遠く離れた日本にとって、なかなか実感がわかない地域。
この本を読むまで、イラク、イラン、シリア、トルコが国境を接する地域が、全く念頭にありませんでした。
その中での、IS,PUK,LDP.YPGの支配地域がどこか。
イスラム原理主義とは何か?一体宗教は、なんのため、誰のためにあるのか。
遠い対岸の出来事でしょうか。
アフガニスタンが心配です。
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石垣りん「表札など」

2021-08-12 | Weblog
 オリンピック終わって、敗戦記念日が近づくと思い出す、石垣りんさんの詩。
「弔辞」。職場新聞に掲載された同僚105名の戦没者名簿を見て、、、。
どのようにして戦争にまきこまれ どのように死ななければならなかったか、語ってください。
戦争の記憶が遠ざかるとき 戦争がまた 私たちに近づく。そうでなければ良い、、、、、、、、、、」
わかりやすい、難しくない言葉と語り口で、書いた詩集。
石垣さんほど、強く女性の社会的自立を目指した作家は、いなかったでしょう。
日経連載された「この父ありて」梯久美子さんにも暖かく 石垣さん 家族との絆が記されています。
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たゆたえども沈まず。

2021-08-01 | 読んでみた。finding.
 ゴッホと弟テオに対する、限りない愛着が感じられる物語です。
ゴッホとテオは、ゴッホの書簡という詳細な記録が残っていて、明快にわかる部分もあありますが、
パリ時代、兄弟同居していた時には、お互いの書簡は無くって、そこにフィクション、想像が入り込む余地があります。
そこを、原田マハさんは、林という画商を登場させ、浮世絵版画の影響などを浮き彫りにして、物語に膨らみをもたせてます。
「星月夜」を生み出したエピソードを含めて、ゴッホに対する強い思いと愛情に溢れた物語です。
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