平成お徒歩日記 | |
宮部 みゆき | |
新潮社 |
いろいろと不可解で恐ろしく 怒りや不安ばかりを募らせる出来事の多い昨今であります。
東日本大震災や、ノルウェーでの乱射事件などなど、、、、、、。
其の壱は、忠臣蔵で赤穂浪士が討ち入りを果たして、吉良邸から凱旋した道を歩いてみよう。
其の弐は、罪人が江戸市中引き回しされた道筋を歩いてみよう。
関所破り 桜田門への道程
其の七は「七不思議で七転八倒」
錦糸町界隈を歩き 馬鹿囃子 送り提灯 消えずの行灯 置いてけ掘 足荒い屋敷 片葉の葦 などを廻ります。
そして 各地に流布する「七不思議」に思いを馳せるのです。
「人間と人間が寄り集って住む場所には必ず生じる「魔」を吸収し それを封じるという働きをするところが必要」
新興住宅地などは「美しく機能的ではあるが 遊びというか あまりの部分がない」
とりわけ自分を見失いやすい子供たちには こうした そこに行けば「魔」を放散することのできる 「魔」を吸収してくれる場所がどうしても必要なんだ。
そんな気持ちで、気軽に東京下町、お江戸をお散歩しています。