gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

浅い川

2015-04-02 15:43:57 | 日記
strong>桜散り  夏日足音  響かせて  迫り来るかな  薩摩の卯月

            ひのひら  ろくべえ






   浅い川も深く渡れという諺がある。その他にも石橋を叩いて渡るとか

  念には念を入れよなど、物事に向かう時、どんな小さなことでも注意して

  決して油断してはならないという戒めの言葉だそうな。特に対人援助場面

  では、相手の小さな一言が、大きな意味を秘めていることがよくある。そ

  のことを、後になって気づいても後の祭りという事にもなりかねない。そ

  のような事にならないためにも、浅い川も深く渡れという諺を大切に、し

  てきた。特に自分のコンデションがいい時ほど、この言葉を繰り返し、自

  分言い聞かせることで、相手の心を知りたいと、知って相手の望むケアを

  提供したいと願ってきた。

   相手の本質を理解することは、地球を逆回転するほど難しい、けれども

  相手を知りたい、相手に応えたいという思いを持つことは、今すぐにでも

  できる。幻想的ではなく、現実的に相手に応えようとするとき、疎かにし

  てはならないのは、自分の思いであろう。その思いの中に、浅い川も深く

  渡れという言葉を刻み込んでおくことも、対人援助職には必要なことでは


  ないだろうか。このことは日常生活にも大切な心構えかもしれない。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿