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迷歩録   ねい

2017-07-20 13:48:55 | 日記
 <strong> 初蝉の  声や吸い込む  酷熱や  野菜かれて  雑草はしゃぐ


                                 <strong>ひのひら  ろくべえ





    「ねい」(佞)とは、口先がうまく、人にへつらうこと、口先はうまいが心はねじけていること(広辞苑)とある。

    対人援助の場でのコミュニケーションにありがちな事ではあるが、絶対にあってはならない言葉「ねい」的態度である。

    口先だけでクライアントを誤魔化し、不満を抱かせる行為、絶対にあってはならないのだが、多くの場合、「相談」と

    言う行為にこのような「ねい」的行為が含まれていることが多い。つまり相談とは、クライアントの言葉をまずは聴き取り

    さらに訊き、クライアントの思いを共有しながら、クライアント自身が納得できる行動をとれるよう、自分自身で問題解決

    に向かう事をサポートすることが大切なのだが、相談を受ける側に間違った手法をとる人もいるようだ。

     つまり、相談を受けるという事は何か解決してあげなければならないと思い込み、しきりに解決方法を提案する相談員と

    なる。このような相談員に「ねい」的人がいるのではないだろうか。つまり口先で提案ばかりして、その提案を受けなかっ

    たり実行しないクライアントが悪いとする、そんな相談員はいないだろうか。このような相談員こそ「ねい」的相談員とい

    う事になる。口先だけ、「するする」言うが一行に実行しない援助者ということになる。つまり口だけの人という烙印を押

    され、信頼性を失う事となってしまう。そうなれば信頼関係を最初から放棄した人間関係を求めているということになる。

     そうなれば、対人援助職としての信用までも失い、兼ねないのではないだろうか。

    気をつけなければならない「ねい」的姿勢にならないよう。自分自身を磨きコミュニケーション力を向上させたいものである。

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