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迷歩録   みちくさ

2017-09-20 06:29:38 | 日記
  <strong>彼岸来て  空一面に  鱗雲  田んぼ縁取る   曼殊沙華かな

                                           <strong>  ひのひら  ろくべえ




    人生には「道草」が必要だ、猪突猛進の人生よりも、道草しながらの人生もある。結婚だ仕事だ子育てだと

   急ぐのではなく、すべては成り行きに任せた「みちくさ」人生もいいのかもしれない。

    今はないであろうが、穏やかな日本が存在したころ、子供たちは学校帰りを楽しみに登下校をしていた、そ

   こには自然と戯れる「みちくさ」という楽しみがあったからではないだろうか。学校の先生や親たちは「みちくさ」

   しないで帰って来いと、毎日のように伝えるが、子供達にはその言葉は届いていなかった。そのように幼少時代を

   過ごした人たちが、今は老人ホームや、認知症施設、医療機関など様々な施設で、制約された施設の中で生活をして

   いる。平均寿命は延びたがその生活実態は明らかにされない。

    そのような生活に陥る前に、「みちくさ」をしながらの人生を送り、常に刺激を求める生き方があってもいいので

   あろう。「みちくさ」をすることは悪いことだと、幼少の頃から刷り込まれている大人は多いだろう、そのためいま

   だに「みちくさ」を悪いことと言うイメージで捉えている人も多いのではないだろうか。しかし、「みちくさ」をし

   ている人は多い。様々な趣味を謳歌しているのではないだろうか。とても素晴らしいことだが、楽しみを第一義とせ

   ず、競争すること、真面目さを第一義とする人も多いと聞く、おそらく「みちくさ」することなく、ひたすら真面目

   に生きてきた人たちなのであろう。このような人々に援助を行うものは、真面目さを受け入れながら、「みちくさ」

   の楽しみ方を共有する援助というものが求めらっれるのではないだろうか。

    いずれにしても援助者自身が人生の「みちくさ」を愉しんでいるかどうかという経験が大きく影響するのではない

   だろうか。人生の「みちくさ」楽しみたいものである。その気候が今という気候であろう

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