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迷歩録  みちる

2016-10-21 08:34:59 | 日記
  秋雨や  冷たさ連れて  歩き行く  人々去りし  砂浜の旅

                             ひのひら  ろくべえ




   地球にはその星が生きて行かなければならないバイオリズムというのがある。

  そのバイオリズム見たり感じたりできるのが、潮の満ち引きに代表される動き

  ではないだろうか?一説にはこのような言い伝えもある。人が生まれる時は、

  満潮の時で、人が死ぬときは干潮つまり引き潮の時などと言う言い伝えもある

  くらい。地球の動きと生命がつながっている証拠ではないだろうか。さらに人

  間の自律神経(交感神経、副交感神経)にも大きく影響を与えている月の引力

  その引力に影響を受ける潮の満ち引き、つまり地球規模のバイオリズムが一人

  の人間の感情バイオリズムまで影響を与えていることを知るだけでもケアとい

  うものの意味合いが違ってくる。単純に毎日同じリズムで同じようにかかわっ

  ているとしか思えない自分であっても、自分の感情は地球規模のバイオリズム

  に影響を受け昨日とは違う何が違うのか、手技が同じでも、その手を動かす精

  神、詳しくは感情が違うのである。このことを知れば知るほど対人援助の技術

  の崇光さに驚くのではないだろうか。

   人は単純に生きてるわけではない。如何なる人も生命ある限り、地球あるい

  は宇宙のバイオリズムの中でその生命を維持しているのである。その生命と向

  かい合う、対人援助職は、その技術を潮が「みちる」がごとく、高めていかな

  ければならないのではないだろうか。

   津波や高潮にならないようにコントロールしながら、静かに気づかれないま

  まに満潮を意識して満ちて行き、人知れず引き潮となり、一生を終わる。そん

  な、対人援助職とは地味な人生だが、地味だからこそその意義は大きいのであ

  ろう。潮が「みちる」がごとき日々の取り組み一途な思いを一生かけて満潮と

  したいものである。

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