横浜シネマノヴェチェント12時前にたどり着く。
映画館に入ると途端に、段差に足をとられて、ばったりこけた。
矢崎仁司監督作品「花を摘む少女と虫を殺す少女」を観るのである。
すごい。
フラッシュドキュメンタリー的にはじまって……いや、やめておこう。観てほしい、どこかで。
大衆映画もいいけど、映画ってすばらしい、と思わせてくれるだろう。
11月のワークショップの件で3時から矢崎監督と渡邊さんと打合せなので、その前に映画を観ておこうと思って、2時には終わって、お茶でもしながら待つか、と思っていたが、映画が終わってロビーに出ると、矢崎監督も渡邊さんもお茶をしているではないか。
「(二人とも)早かったねー」といって館内の時計をみたら、4時だった。
236分だか237分の上映を単純に約2時間と思いこみながら、映画を観たのである。
なかなか4時間の映画も最近はないだろうが、これはすごい。今回は、まず「すごい」とだけ言っておく。
打合せ中はワークショップで観る「無伴奏」があって、打合せ後、矢崎作品の3本目「KISS KISS KISS」を観る。
こちらは、「無伴奏」の脚本も書いた武田知愛さんら5人の脚本家作品を5つの物語でつないだ矢崎組スタッフで撮ったメジャー仕様なインディーズ作品。
それぞれの作品が、それぞれの感覚をもって光っているが、5本に通って流れるのは矢崎さんの詩情というか感覚。
次回作が今すすんでいるそうで、またみたい。
写真は、舞台挨拶(左)矢崎仁司監督(右)キスキスキス4話目出演の草野康太さん
3作終了後夜も更けながら、ロビーで、スタッフやら業界の人たちもアットホームな感じで一献。
河合龍之介さんも矢崎作品に出演したことがあるらしいのですが、まったく私は最近の俳優さんをしらないのですが、かっこいい。そして紳士でした。
マスターと、草野さんの友だち俳優の大和田悠太さん(この人あいされキャラです)と最後に話しこんでいたら、気がつけば終電ぎりぎり。あわてて帰る。
さて、11月12日土曜日1時30分より5時30分の4時間。
「無伴奏を、観て、書く」
池袋コミュニティカレッジ8階ホール
会員3430円(60歳以上会員会費無料)、会員外4000円
映画の一齣をみてから、そこからの感情を筆文字やペンという肉筆におこしてみよう、という初の試み。
どうぞ、ご参加あれ。
矢崎監督もきてくれます。