紀州・有田で田舎暮らし

思いつくままに野菜や果実や漬物を作ったり、時には青春する心を求めてさ迷ったり、気ままに田舎暮らしを楽しんでいます。

長崎の旅② チャンポン・皿うどん発祥の店:四海楼

2018年04月14日 | 旅行・街歩き・お店・写真

グラバー園から土産物店街を下りきったところにある「オルゴール館」で買物を終え、店外に出るとパラパラ雨は止んでいた。

車道の向こう側にレンタカーを預けた「市営松が枝町第2駐車場」と共に、5階建ての豪華な建物が目に飛び込んできた。チャンポン発祥の店「四海楼」だった。

正面の大きな階段の上に「準備中」の看板がみえたが、客らしい人影は皆無だった。時刻は11時20分。まもなく開店するはずと思いつつ外観をカメラで撮った。

<正面からみた四海楼>

写真を撮っているとチャイナドレスがお似合いの女性が近づいてきて、にこやかな表情で「写真、お取りしましょうか」と。

<店の女性に撮ってもらった写真>

写真を撮り終えると「お食事ですか」と尋ねられたので、「はい」と。「11時半から開店です。階段の裏側にエレベーターがありますので、その前でお待ちください」と案内してくれた。既に20数人が並んでいた。

並ぶのが早かったためか、開店してすぐに席に案内してくれた。メニューをみて迷った。

もともと「チャンポン」が好きで入った訳ではない。「せっかく長崎まで来たのだから、有名な元祖・チャンポンを食べなくっちゃ」という思いで入った店だった。

「チャンポン」なる料理、数十年前、和歌山市内の店で食べた記憶では「ボリュームがあって、豚骨っぽいスープだった」ことぐらいしか覚えていない。「美味しい。また食べたい」とは思わなかった。以来、どの店のチャンポンが美味しいとかに関しても興味がなかった。

そんな記憶が蘇り、頼んでも食べきれるかどうかが心配だった。店員さんに聞いてみると、「皆さん食べておられますが、ミニのもあります」とのことだったので、ミニを注文した。

どんな味なのか興味津々だったせいか、チャンポンが運ばれるやいなや、早速、食べ始めた。見た目は豚骨スープみたいな白っぽいスープだったが、味は魚介風味で美味しかった。

<味見をしてから写真を撮るのを忘れていたことに気づき、食べかけのミニチャンポンをパチリした>

もう1つの発祥と店となった「皿うどん」は、太麺を使っていると知っていたので頼まなかった。我が味覚は、皿うどんと言えば「細めんでパリパリ」と決まっている。

<5Fの食事処。窓から長崎湾が一望できた。夜景が綺麗かも・・・。数十人が並んで席が空くのを待っていた>

<チャンポン誕生の背景:店のパンフレットより>

店のパンフレットを読んで「チャンポン」を理解した。そもそも、安くてボリュームのあるのが「チャンポン」だった。でも、今や1,080円。当時と使う食材が変わってしまったのかどうか、決して安い値段とは思わなかった。

それはさておき、長崎名物:元祖チャンポンを味わったという思い出は、しっかりと自分の歴史に刻まれるに違いないと思った。土産話にもなると思った。

旅行券をプレゼントしてくれた子ども達には、土産話だけでは申し訳ないので、スープ付きの「四海楼チャンポン」を1Fの土産物売り場で買った。

<お土産のチャンポン:表>

<お土産のチャンポン:裏>

全部で8食分は荷物になったが、目の前がレンタカーを預けている駐車場だったのが幸いだった。

カーナビをセットし、平和公園に向かった。

<続く 長崎の旅③へ>



長崎の旅① グラバー園:グラバースカイロード&ハートストーン オルゴール館

2018年04月14日 | 旅行・街歩き・お店・写真

高校の修学旅行時以来、50数年ぶりの長崎市内だった。街の記憶は残っていない。

1.グラバースカイロード&市電に乗ってみた

グラバー園へは、観光客は市電の「大浦天主堂下」で下車し坂道を登って行く。ただ、グラバー園の第1ゲートから入ると、園内は階段や坂道を上るばかり。一方、グラバースカイロードを使えば頂上のグラバー園・第2ゲートの入口まで行けて園内は下るだけ。

坂道や階段を上らなくていいのも気に入ったし、斜めに昇るエレベーター「グラバースカイロード」や「市電」に乗りたくて第2ゲートから入ることにした。

1-1 レンタカーを写真後方の茶色い「市営松が枝町第2駐車場」に預け、グラバー園の観光客が乗り降りする「大浦天主堂下」から市電に乗った。

1-2 「大浦天主堂下」から終点の「石橋」までは1駅260m。どこまで乗っても120円均一運賃だけに1駅ではもったいない気もしたが・・・ 「向こうに見えてるから歩こう」と言う家内を説得し、市電の乗車体験をした。

1-3 市電を降りると案内看板が見えた。歩いてすぐ「グラバースカイロード」があった。斜めに昇っていくという珍しいエレベーターだった。坂道の多い市民の足として利用されているそうで利用は無料。ケーブルカーみたいだった。最上階まで乗った。

1-4 斜めエレベーターを降りると、別のエレベーターの建物が見えた。最上階まで乗った。勿論、無料。

1-5 エレベーターを降りて、眼下の景色を楽しみながら歩くと、すぐグラバー園の第2ゲート入口だった。

2.グラバー園

平日なのに観光客が多いので、ビックリ。アジアの団体さんだった。欧米人や日本人らしき観光客は、少数派だった。

<グラバー園からの景色:正面の高い山は、世界三大夜景が綺麗に見える稲佐山展望台かな?>

<港には、豪華客船が停まっていた>

3.グラバー園のハートストーン

「見つけると幸せになる」なんて信じてはいないが、そんな石があると知ると探したくなるのが我が性分。

落ち葉掃除をしていた「オバチャン」がいた。「葉の入れ替わりで大変ですねえ。今日は風も強いし」と話しかけ、ついでに「ハートの石があるらしいけど・・・」と問いかけると、丁寧に教えてくれた。

後でマップをみて気づいたことだが、入場券購入時に渡してくれる「グラバー園 ルートマップ」にピンク色のハートマークが2カ所記載されていた。

※せっかちな人は、ルートマップで大体の場所を知り、以下の写真を見れば、すぐ見つかります。「幸あれ!」 ちなみに、ルートマップには「恋の長いが叶うかも?」と書かれています。

3-1 1つめ(旧グラバー邸の前方にある石のテーブルの近く)

3-2 2つめ(レストハウス通路と園内通路が二股に分かれた坂道)

 

3-3 ルートマップより

4.グラバー園から駐車場(大浦天主堂下駅方面)へ

出口からはダラダラの下り坂。土産店街を降りていくと、途中、右上に急な階段と大浦天主堂が見えてくる。

5.オルゴール館

観光バスが停まる車道の手前に「オルゴール館」があった。雨がパラパラしたので雨宿りのつもりで入った。周辺の土産物店はアジアの観光客で溢れていたが、オルゴールは不人気なのか、この店には誰も入っていなかった。

「ネジを回すの3回以内にすれば何十年も使える。巻きすぎたらアカン」 「日本電産サンキョー(旧・三協精機)って世界の7割もシェアがある」 「小樽のオルゴール堂も他の店も、仕入れ先は同じメーカーや」「スイス製の特徴は・・・」 「高価な製品は調律の仕方が違う」 「テレビでオルゴールの音色が認知症予防に効果があると放送された時は、地元のお客さんが押し寄せた」とか。いろいろ勉強になりました!

オルゴールにまつわる店主の説明に聞き惚れ、孫用にと「アンパンマン」の曲が入ったオルゴールを買った。認知症予防ではないが・・・

旅程表通り、お昼時になってきた。すぐ目の前に、レンタカーを預けた駐車場と「ちゃんぽん・皿うどん発祥の店:四海楼」の豪華な建物が見えてきた。 

<続く 長崎の旅②へ>