高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

毒ヘビのことを教えなくていいの?

2010-07-20 12:27:51 | 主義・主張
さて、ヘビと幼児の関わりについて・・、うえだんなと帰りの車の中で・・・

T「ヘビに興味関心を持って遊びを展開していったのは、見ていて興味深かったね。
子どもへの関わり方を改めて、学んだよ。」
U「自分たちで興味関心を広げることができるような子ども達です」
T「でもさ、保護者が毒蛇もいるのに、子どもにそれを教えなくていいんですか! って言われたらどうする?」

から、ひとしきり議論・・・

4歳5歳時に 毒を持っているヘビとそうでない蛇を話したところで、現物が目の前にないのだから理解できない。
毒ヘビ(マムシ)の怖さを擦りこんでも、区別がつかないし、ただ恐怖心を植え付けるだけで意味がない。

しかるに、どう親御さんに話すか
◆ 子どもがイメージが難しい段階で「恐怖」だけを擦りこんではならない。
◆ 子どもたちは今日、いろいろな観察をした。長さ、大きさ、重さ、肌触り、重さ、くね表と裏の違い、心臓、首のない姿・・・ 観察する基礎力をつける機会となった。
◆ 子どもたちは、自分と異なる存在に対して(ヘビ)、恐れを感じながら、近づいていた。
◆ 怖がっている、気持ち悪がっている大人に囲まれていた。そこから、人とヘビの関わり方を感じ取っている。
◆ 安心できる大人が回りにいる中で、ヘビといることができた。自分の安全確保の方法を知らず知らずのうち学んでいる。
◆ 触らずに、網に入れる方法を試み、それに成功した(捕獲した)
◆ 達成したことによる自己肯定感が育まれる機会となった。
◆ ヘビを網に入れた時、周囲の大人が喜んだ場面では、自己効力感を養う機会となった。


だから・・・
◆ 危ないもの、危ないことに対処する基礎力が養われる場面であった。
◆ 自分にとって安全な状況を作る、方法が何か、学ぶ機会であった。
◆ 観察眼がつくということは、将来、しっかりとマムシとの違いを学ぶ機会を得る基礎力となる。

ですから、今、マムシのことを教えなくてもいいのです。 大人と一緒にリスクのあることも、楽しいことも、感動も共有することの方が大切なのです。


(事の流れがわかりやすいように ブログのタイムラインを入れ替えています)

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1 コメント

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Unknown (araikazu)
2010-07-22 23:36:15
うーん なるほど~

今日のここいくでの 川あそびや、虫取り中に捕まえてしまったマルハナバチにも通づるものがあります

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