高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

今日も始まる。

2021-04-29 04:55:06 | 日記
今朝は4時半すぎにぱっちりと目が覚めたので、久しぶりに早起きをすることにしました。
 
玄関先に出てみると東の山の端の空は薄群青色に明るくなりはじめており、西にはちょっとかけはじめているけれど、まだまだ真ん丸なお月様が今日のお日様に向かって輝いていました。
 
昨日、家の自室の机周りを多少かたずけて、パソコンが乗るスペースを作りました。暗いうちからメール仕事をしたりして、今はすがすがしく朝の大気が部屋に満ちてきています。

ゴールデンウイークは、昨年と同様にコロナ禍の影響を受けています。
昨年は、全国レベルでの緊急事態宣言でロックダウンに近い状態で地域行政から「来客を受け入れないように」とのお達しがありましたが、今年はないので、GW中の来訪者はパラパラとあります。
 
黒松内町でのコロナワクチン接種はまだですが、高齢者対象の予約は私達夫婦は来月にできました。が・・、昨日の話ではワクチンは医療・介護従事者向け分も未着とのことでした・・。
大阪や首都圏での感染状況は広まるばかりで、オリパラ開催ありきの政府対応はまるで他人事、国民に自主規制を呼びかけるばかりで・・、てんでなっていないと言わざるを得ない・・な。
 
 ワクチンの効き目が心配されるようなコロナ変異株も現れ感染拡大しているようで恐ろしや・・。
 
現代は、地球史として、「人類の経済活動が地球を破壊する時代→人新生」と名付ける経済学者・齊藤幸平さんの本を読み始めているが、氏は「気候変動、ウィルスの脅威・・、人類文明崩壊の危機。唯一の解決策は潤沢な脱成長経済だ」と述べている。この「潤沢な脱成長経済・・」というのはわかりにくいが、要するに生活に足るだけの資源利用と再生、利潤を求めないことなのだろう。
 
 
 
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核ゴミ捨て場

2021-04-24 10:19:21 | 震災支援・脱原発・環境問題

昨夜は「核ゴミ問題」に揺れる寿都町民主催のドキュメント映画上映会へ行ってきた。 なにか感想を書き残したいなと思うものの、なんだか重苦しくて 書けない・・・。

映画は、原発推進のドイツの有名な科学者が世界各地に高レベル放射性廃棄物の処分場を探すというドキュメンタリー映画です。 鑑賞会は、寿都町の核ゴミ反対の町民の会が主催で、片岡寿都町長、町議、国の推進機関のNUMOの職員も来ていました。一般町民も数多く、小野先生の解説公演もあり、よい機会の集会となりました。

フィンランドのオンカロは出てきませんでしたが、ドイツ、アメリカ、中国、オーストラリアとその処分適地を探し踏査するというものですが・・、結果、いまだにどこにも適地は見つかっていないが、見つけねばならぬという流れでした。放射性廃棄物をこれ以上増やさないためにはもちろん、ワタシは原発廃炉へ再稼働禁止な立ち位置ですが、すでに途方もない量の高レベル放射性廃棄物は現存しており、長期にわたって影響のある低レベルな汚染物もそれ以上に大量にあり、たとえ廃炉が増えても、それに伴う、高レベル・低レベルの廃棄物は無尽蔵に出現するのですから、この問題は必ず解決はしなくてはなりません。

現在は世界的に地下処分が主流の考え方ですが、何十万年も安全に保管する場所は、この映画の通り、その適地は地球上に有り得ない・・・。福島では事故汚染水を薄めて海に流すことが政府決定されてしまっている。

ワタシは、放射能汚染物質の除去技術が開発されるまでは、人間が目で見て安全を確認できる場所で保管をし続けるべきであると思っている。 そのためには、もう汚染物を増やさないこと(原発廃止)が大前提だ。

その方向にもってゆくためには、世界的世論の成熟が不可欠だ。 なんとも気が遠くなる話だが、あきらめてしまってはならない・・のだ。

 

福島では、貯まりに溜まりつつある、放射性物質を含む冷却水を薄めて海に流す方向が決定されたが、これも技術開発ができるまで貯め続ける責任が東電・国にはあると考えている。しかし、トリチウム以外の放射性物資は、アルプスとやらの機械で取り除いているというが、その取り除かれたその他の物質はどこに保管あるいは捨てられているんでしょ・・???

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春のフィールドワーク

2021-04-24 10:15:47 | 日記
4月23日。朝から良いお天気でした。 ニュースでは東京や大阪圏でのコロナウィルス緊急事態宣言発令話題ばかりです。 しかし、北海道でも季節は急速に春めいてきて、札幌で桜の開花宣言もなされました。 ここ黒松内は札幌よりずっと南ですが、ソメイヨシノの蕾はまだ固く、エゾヤマザクラもまだまだの様子です。
 
あまりに天気がいいので、人ごみをさけつつ、ひとりドライブにでかけました。 目的地は北海道伊達市。郷土資料館で開催されている特別展の有珠の歴史を観に行こうと考えました。
 
途中の豊浦町の大岸あたりから海岸線の道路へ。 礼文華のカムイチャシ(アイヌの聖地、砦、見晴台)があり前から気になっていたので立ち寄りました。 ここらの海岸は風光明媚で、かつて与謝野鉄幹や晶子や斎藤茂吉らの歌人も訪れて(なのか、列車車窓から観たのか・・)たくさんの短歌を詠んでおり、その石碑が建つ小さな駐車公園もありました。 チャシは小さな岬の高台にありました。 内浦湾(噴火湾)を見渡せる絶景ポイントでした。 アイヌ先人がここに拠点を造ったのはうなずけます。  ただ、この展望台の真ん前を横切るように電線と電柱があったのは頂けない・・。下には道路トンネルが貫通しているのだから、電線はそこを通せばいいのに・・と、風景台無しだ!!。
 電力会社のセンスのない経営はこんなところにも表れているなと思った次第。
 
展示の方は、江戸後期から明治時代に有珠を旅をした和人や欧米人の文献古書の展示でした.資料としては貴重なんでしょうが、展示スペースも狭く・・、遠くまで来た割にはちょっと期待はずれでしたがな・・。
 
帰りには、黒松内の隠れたる名所である水芭蕉とリュウキンカの群落湿原に。 リュウキンカの開花はもう少しあとですな。 ここの湿原はかつてはもっと広かったんだと思います。 高速道路ができた時に残土置き場で埋められてしまった形跡があります。 ここの保全活動を始めたほうがいいかなあ・・。
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鮭稚魚放流

2021-04-22 16:02:02 | 黒松内・寿都

黒松内を流れる朱太川の上流、歌才(うたさい)の林の中に鮭の稚魚の養殖水槽があります。孵化は自然学校のある作開(さっかい)地区にあるのですが、産まれるとより上流に移動させられます。

水槽は縦15mX3m位で3槽あり、それぞれに100万匹程の稚魚が飼われています。訪ねたところ、ちょうどこれから餌を与えてからいち槽分を放流すると、漁協の作業員が言うので1時間ほど待ちました。
 
鮭の稚魚はここから10数km川を下り日本海寿都湾に出ます。それから(たぶん)北回りでオホーツク海~太平洋に出て北太平洋をくるりと回帰して3ー5年かけてまた朱太川に戻ってきますが、その回帰率はわずか3%ほどなのです。小学生に説明するときには、100人がばぁーっと、校庭に遊びに行って休み時間が終わり教室に戻って来れるのは2、3人だと説明するとびっくりします。
 
様々な危険を乗り越えて帰って来いよ!と、支流小川に流される稚魚を送りました。
 
帰って来られても、最後に人間に捕られるか食われちょうんだけどね……。ちなみに養殖用に捕まっても雌一匹に受精は1/10の雄一匹がいればいいので、雄の生存競争はかなり厳しいのだ。
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雪どけクイズ終了

2021-04-19 11:50:35 | 自然学校の日常
本年の雪どけクイズは終了しました。4月19日の朝方でした。 今回は雪が多かったと思うのですが、三月が意外に暖かでなごり雪も少なかったからなあ。 ほぼ例年通りの雪どけ具合でした。


 
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外作業

2021-04-16 12:53:53 | 自然学校の日常
ブログ投稿がまた滞ってしまいました・・。 


ここ数日(いや、今日が三日目だからな・・、都合二日間)は、冬の終わりの外作業をしていました。 雪に押さえつけられた庭木(なんてしゃれたものではありませんが・・、)が折れたりで乱雑になっているのでそれを片づけたり、勢いよく芽を出し始めた強力な雑草ギシギシの根っこ取り、運び込まれた来年ようの玉切り薪材を斧で割ったりしていました。おかげで身体筋肉痛でガチガチです。 この原因は、筋肉の繊維性が細かに断裂したせいであり、これが回復すると筋力が高まります。(超回復)なので、続けることが大切です。 わかっちゃあいるけどね・・。
 
学生の頃に土方のアルバイトをとっちゃん爺さんの先輩に混じってやっていたのですが、ちょっと作業しただけで、「兄ちゃん、休むべ」と、スコップを置いてしまうのですね。 この人たちは随分怠け者なんだなあ・・なんて思っていたのですが、その人達とたぶん同年代になったワタシには、その気持ちが実感としてわかるようになりましたなあ・・。
しかし、彼らは2,3日バイトで稼ぎに来る学生ではなくて、それを毎日やっていたのだから、今思うと、敬服するなあ。
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冬の終わり夏のはじまり・・・

2021-04-12 11:57:27 | コラム風味

アイヌ語には春夏秋冬を明確に分ける言葉はないと、とあるアイヌ研究家から聞いたことがありました。その後、いやいやありますよと、教えてくださった方もいたので、地域によってことなるのかもしれませんが…、

聞いたことは・・、春と秋に当たる明確な単語がなくて、和人が言うところの春は、「冬の終わり夏のはじまりの頃」という表現になるというものです。 今の北海道の候をつらつらと感じると、まさしく冬の終わりという風情です。
 
雪どけが進む自然学校の校庭に、冬の間に校長がせっせと積んだ雪山がありました。グラウンドからの高さは3mほどとなり、冬の間にやってくる子ども達の格好の遊びばとなっていましたが、冬が終わりに近づいて、地面の雪は溶けてゆきポツリとひとり取り残されていました。
 
 そして、四月も半ばなのに、再び寒波がやってきて、雪が降り、瞬く間に周りは白一色となり、仲間が増えて雪山はたいそう喜びました。 ところが、その翌日はまた暖かくなりました。 曇り空なのですが、その雲に隠れたお日さまが、雪の子たちを天に呼び返したのです・・。
 
 あっという間に仲間の雪たちは昇天してしまい、雪山はまたひとりぼっちになりました・・・とさ。 おしまい。
 
あと、何日で消えてしまうでしょうか・・。
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コロナ

2021-04-09 15:53:31 | 日記
三寒四温・・。徐々に冬から春に向かう今の時期を見事に表すようなここ一週間です。 歳を取ったせいなのでしょうか・・、これを冷え性というのか、事務所で座っていると膝から下が冷たくなる。足首から下は夜に家に帰ってからも続いてしまう・・。 早くあたたかくならないかなあ・・。

久しぶりに地域ツーリズムやインタープリテーションについての講演・研修のお仕事オッファーを頂きました。 私自身の賞味期限が切れてちょっと錆び付きつつあるのですが、これまでの集大成と思ってがんばろうと意気込んでいます。
 
今月末から、毎月のようにでかけることになるのですが・・・、 行き先は埼玉西部、秩父方面。 このコロナ禍ですから、中止になるかなあとも気を揉んでいましたが、実施の方向で、今日、飛行機の予約をしました。 東京は羽田に降りるものの素通りしようと思っておりましたが、都内からフィールドワークしつつの車を出すそうで、朝11時に都内集合であった。 11時集合では、黒松内からでは到底に間に合わないので、前日入りしようかと悩んでおります。千歳に前泊しても早朝便に乗らねばならぬしなあ・・・と、いうことで池袋に宿を取ることに・・・。
いやだなあ・・。
 
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冬支度

2021-04-08 15:39:14 | 自然学校の日常
Wさんのお庭のトドマツが傾いてきたので、伐採がされました。 持って行ってくれればあげるよ、ということで薪材としていただく事にしました。 富田君がその場で程度な長さにチェーンソウを使って玉切りし、えっちらとワゴン車に積んで自然学校に運びました。 何本もあるので作業は何日かかかりそうです・・。
私と言えば、過去にギックリ腰二回、半年の及ぶ脱出性ヘルニアに苦しんだガラスの腰持ちなので、みなさんにお昼のお弁当を運んだだけで・・、ごめんなさい。
ちょっと春めいたのですが、寒気が入りました。せっかく春めいたのにこの前日に雪がうっすらと積もり寒さがぶり返しています。 そして・・、夕方からは激しい雪も降り・・・

なんと、真っ白に冬に戻りました。


そろそろ、土手にキクザキイチゲが咲き、庭先にはクロッカスが芽吹くかなと楽しみにしていたのに・・、がっくりです。 
 
 
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保険の話し……

2021-04-06 10:16:57 | 日記

長年加入している積立型生命保険が古いものだからあまり条件が今どきの保険と比べて入院や介護などの特約もなく、良くないが・・、現在の保険は終身保険ですでに払込みが終了しているので追加で保険料を払う必要がありません。そして、銀行やカード会社からいろいろな保険案内も来るので、それなら、いったん解約返金(それなりの金額にもなるらしいので)して、別の保険に乗り換えようかと、保険のコンシュルジュに相談に行きました。 

うーん、結果は・・、解約すると新たに加入できる保険はないとのことであった!!! 

病気持ちだからなあ・・。 病気持ちであっても加入できる、医師の診断書なくても可能なることをうたっている最近の保険はあるにはあるが・・、細かい規約をみると、実はそう簡単には加入できないのであった。

なので、同様な保険に長年加入していて、まだ50代位の健康な方であれば(同年代でも・・)、早いうちに乗り換えた方がお得だと思いますよ・・。

コメント (4)
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