大阪市北区で行政書士・海事代理士・マンション管理士を営んでいる原田行政書士法務事務所の駅ブログ

主に学生時代から撮り続けている全国の駅の写真等をブログで毎日公開しています。

今日はエッフェル塔の日!

2019年03月31日 | 今日は何の日

1898(明治22)年の今日(3月31日)、フランスの首都パリの象徴的な名所となっているエッフェル塔の落成式が行われました(一般公開は5月15日)。

フランス人技師エッフェルの設計によるこの塔はパリのシャン・ド・マルス公園の広場に立つ錬鉄製の塔で、建設当時の高さは312.3m、1930年にアメリカのニューヨークにクライスラービルが完成するまでは世界一高い建造物でした。現在は放送用アンテナが設置されたため、324mの高さとなっています。

エッフェル塔はフランス革命100周年を記念して同年にパリで行われた第4回万国博覧会に合わせて総工費650万フランをかけて建設されましたが、パリ万博に合わせるために2年2ヵ月という驚異的な速さで建設されたにもかかわらず、徹底した安全管理で1人の死者も出さなかったそうです。

完成当初は非難の嵐だったエッフェル塔も、現在ではフランスの象徴の一つとして世界中の人々に親しまれ、入場者数は年間600万人を超えています。


有田鉄道 田殿口駅!

2019年03月31日 | 

和歌山県有田郡吉備町(現・有田川町)にあった田殿口駅は、紀勢本線の藤並駅と金屋口駅とを結んでいた全線単線非電化のローカル線だった有田鉄道(5.6km)の一般駅として、1914(大正4)年5月28日に開業しました。
しかし、同鉄道が2002(平成14)年12月31日限りで廃止されたことに伴い、廃駅となりました。

廃止時は単式ホーム1面1線のみの無人駅でしたが、駅に隣接してみかんの選果場があり、かつてはみかんを貨車に積んで輸送していたため、数本の側線を有していました。
コンクリート造りの駅舎が、駅の無人化後も解体されずに最後まで健在でした。

和歌山県の有田市とその周辺の各町は全国的に有名な有田みかんの主産地であり、その出荷は主に海上輸送によっていましたが、産地で穫れたみかんを積出港である湯浅港まで運搬する目的で1913(大正2)年2月28日に有田鉄道が設立され、1916(大正5)年7月1日に全線開通しました。 全通後はみかん輸送と旅客輸送のほか、有田川流域で産出された木材の輸送なども行われていました。

有田鉄道が最も賑わっていたのは1965(昭和40)年前後で、旅客は年間160万人を、貨物は3万トンを超えていました。 しかし、それ以降、旅客数は減少し続け、みかんなどの輸送も次第にトラック輸送に切り替わっていき、貨物営業は国鉄の貨物縮小のあおりを受けて1984(昭和59)年2月1日で廃止されましたが、廃止前の貨物輸送量は年間2000トンでした。 大きな収入源を失ったことで、人員の大幅削減、車両保守を近くの自動車整備工場に委託するなどの合理化が図られ、利用者も沿線の高校への通学生にほぼ限られるようになっていたため、1995(平成7)年3月6日から、第2・第4土曜日と日曜・休日(つまり学校の休日)は全列車運休して並行する道路を走る路線バスで代替するようになり、1日の運行本数も次第に減少しました。
2001(平成13)年11月1日からは運転本数が1日2往復(最終列車は藤波12:00発)に減らされ、利用者数は1日平均29人でした。 そして有田鉄道が鉄道廃止の意向を示した時も、地元から廃止反対の声はほとんどなかったため、2002(平成14)年12月31日限りで廃止されました。

  <田殿口駅の年表>

 ・1914(大正4)年5月28日:有田鉄道の一般駅として開業
 ・1984(昭和59)年2月1日:貨物取扱い廃止。 駅の無人化
 ・2002(平成14)年12月31日:有田鉄道がこの日限りで廃止されたことに伴い、廃駅となる

 
(駅 名 標)

 

  
(駅舎・ホーム側)  

 
(田殿口駅駅舎)

 
(駅 舎 内)


 撮影年月日:2001(平成13)年7月1日 


山陰本線 中山口駅!

2019年03月30日 | 

鳥取県西伯郡大山町にあるJR西日本の中山口駅は、京都駅から山陰地方の日本海沿岸の各都市を経由して山口県下関市の幡生駅に至る全長673,8kmの山陰本線の旅客駅として、1951(昭和26)年11月1日に開業しました。

単式ホーム1面1線のみを有する無人駅です。
開業時に建てられた木造駅舎は、2001(平成13)年頃に現在の駅舎に建て替えられました。
以前はホーム上の待合室に自動券売機が設置されていましたが、現在は撤去されています。

この中山口駅は旧中山町役場の最寄り駅だったので、2010(平成22)年3月13日のダイヤ改正までは上りの最終列車として快速列車1本が停車していました。

2017(平成29)年度の1日の平均乗降人員は130人で、これは起終点駅を含む山陰本線の全160駅中107位です。

  <中山口駅の年表>

 ・1951(昭和26)年11月1日:国鉄山陰本線の一般駅として開業
 ・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる
 ・2018(平成30)年9月30日:台風24号による水害で赤碕駅~下市駅間が不通になったことにより、営業休止
 ・2018(平成30)年10月5日:営業再開

 
(駅 名 標)

 
(米子方面を望む)

 
(鳥取方面を望む)

 
(中山口駅駅舎)


 撮影年月日:2016(平成28)年7月8日


阪急電鉄宝塚本線 売布神社駅!

2019年03月29日 | 

兵庫県宝塚市売布二丁目にある売布神社駅は、梅田駅と宝塚駅とを結んでいる阪急電鉄宝塚本線(24,5km)の駅です。 もともとは箕面有馬電気軌道の駅として、1914(大正3)年3月21日に開業しました。

相対式ホーム2面2線を有する地上駅です。
駅舎は上り・下りそれぞれのホームの宝塚寄りにありますが、各ホームを連絡する跨線橋などは設置されていないので、改札内でホーム間の移動はできません。

2017(平成29)年度の1日の平均乗降人員は8,369人で、宝塚本線の19駅中19位です。

駅名にもなっている売布神社は、当駅から北西へ歩いて約5分の所にあります。

売布神社駅が属する宝塚本線は阪急電鉄のルーツというべき路線で、箕面有馬電気軌道として1910(明治43)年に開業した当初、阪神本線や京阪本線のように2大都市間を結んでいるわけでも沿線に大きい都市があるわけでもないこの路線は、畑以外何も無いようなところを走ることから「ミミズ電車」と皮肉られて採算性に疑問の声も多かったが、同社の専務(実質の会社代表で、後に社長となる)であった小林一三は路線が開業するやいなや沿線開発を積極的に推し進め、住宅地や遊楽施設をつくり上げて乗客獲得に成功し、日本の私鉄経営モデルの模範となりました。

  <売布神社駅の年表>

 ・1914(大正3)年3月21日:箕面有馬電気軌道(後の阪急電鉄)の駅として開業
 ・1918(大正7)年2月4日:社名が阪神急行電鉄に改称され、同社の駅となる  
 ・1943(昭和18)年10月1日:戦時体制下の陸上交通事業調整法により京阪電気鉄道を合併して京阪神急行電鉄となり、同社の駅となる  
 ・1973(昭和48)年4月1日:社名が阪急電鉄に改称されたことに伴い、同社の駅となる
 ・1995(平成7)年1月17日:阪神・淡路大震災の発災で雲雀丘花屋敷駅~宝塚駅間が不通となったことにより、営業休止
 ・1995(平成7)年1月19日:営業再開
 ・2004(平成16)年8月1日:ICカード「PiTaPa」の利用が可能になる  
 ・2006(平成18)年1月21日:ICカード「ICOCA」の利用が可能になる  
 ・2011(平成23)年9月1日:喫煙ルームを除いて、駅構内終日全面禁煙化  
 ・2013(平成25)年3月23日:IC乗車カード全国相互利用開始によりKitaca、PASMO、Suica、manaca、TOICA、nimoca、はやかけん、SUGOCAが利用可能になる  
 ・2013(平成25)年12月21日:駅ナンバリングの導入

 
(駅 名 標)

 
(踏切上から梅田方面を望む)

 
(下りホームの駅舎)

 
(下りホームの駅舎内)

 
(上りホームの駅舎)

 
(上りホームの駅舎内)


 撮影年月日:2016(平成28)年11月16日


山陽本線 熊山駅!

2019年03月28日 | 

岡山県赤磐市千躰にあるJR西日本の熊山駅は、神戸駅から瀬戸内海に沿って門司駅までを結んでいる山陽本線(537.1km・和田岬線を含む)の熊山信号場として1917(大正6)年7月10日に開設し、その後、一般駅に昇格しました。

もともとは単式ホームと島式ホームの2面3線を有していましたが、旧2番線は現在使用されていないので、事実上単式ホーム2面2線となってます。
古い木造駅舎が上りホーム(姫路方面行きホーム)にあり、下りホームへは跨線橋で連絡しています。 ちなみに、この跨線橋は2009(平成21)年2月6日に経済産業省の近代化産業遺産の認定を受けました。

2017(平成29)年度の1日の平均乗車人員は1,424人で、これは起終点駅を含む山陽本線の全126駅中92位です。

この熊山駅は、4町が合併して誕生した赤磐市に唯一存在する駅ですが、市役所の最寄り駅は瀬戸駅のため、実際には市の代表駅という位置づけにはなっていません。

  <熊山駅の年表>

 ・1917(大正6)年7月10日:国鉄山陽本線の信号場として開設
 ・1930(昭和5)年8月11日:一般駅に昇格して熊山駅となる
 ・1960(昭和35)年10月15日:貨物取扱い廃止
 ・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる
 ・2007(平成19)年2月2日:みどりの窓口が営業開始
 ・2007(平成19)年6月17日:ICOCA対応の簡易型自動改札機を導入
 ・2007(平成19)年9月1日:ICカード「ICOCA」の利用が可能になる
 ・2009(平成21)年2月6日:跨線橋が経済産業省の近代化産業遺産の認定をうける

 
(駅 名 標)

 
(岡山方面を望む)

 
(姫路方面を望む)

 
(駅舎・ホーム側)

 
(熊山駅駅舎)

 
(駅 舎 内)


 撮影年月日:2014(平成26)年1月4日