和歌山県伊都郡かつらぎ町にあるJR西日本の大谷駅は、関西本線の王寺駅と和歌山駅とを結んでいる全線単線の和歌山線(87,5km)の駅として、1952(昭和27)年10月1日に開業しました。
単式ホーム1面1線のみを有する無人駅で、駅舎はありません。
2014(平成26)年度の1日の平均乗車人員は116人で、これは起終点駅を除く和歌山線の全34駅中33位です。
大谷駅が属する和歌山線は現在、関西本線と接続する王寺駅から高田駅までの間はIC乗車カード「ICOCA」の近畿圏エリアに含まれており、大阪方面からの直通列車が多く運転されていますが、高田駅~和歌山駅間は線内のみのローカル輸送に徹する形となっています。
また、和歌山線はかつて、東京駅に直通する急行「大和」の寝台車(和歌山線内では普通列車に連結して運転)や、紀勢本線の白浜方面に直通する急行「しらはま」、その後身の急行「紀ノ川」といった優等列車が運転されていましたが、いずれも国鉄分割民営化までに廃止されてしまい、現在は普通列車・快速列車のみ運転されています。
<大谷駅の年表>
・1952(昭和27)年10月1日:国鉄和歌山線の駅として開業
・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる
(駅 名 標)
(王寺方面を望む)
(和歌山方面を望む)
(大 谷 駅)
(ホームにある待合所)
撮影年月日:2015(平成27)年8月9日