和歌山県岩出市高塚にあるJR西日本の岩出駅は、関西本線の王寺駅と和歌山駅とを結んでいる全線単線の和歌山線(87.5km)の駅です。
もともとは紀和鉄道の大宮仮停車場として1901(明治34)年10月10日に開業しましたが、その後、一般駅に昇格しました。
相対式ホーム2面2線を有していて列車交換可能な業務委託駅です。
1935(昭和10)年3月に建てられた木造駅舎が上りホーム(橋本方面行きホーム)に今も健在で、下りホームへは跨線橋で連絡しています。
この岩出駅は岩出市の代表駅であるため利用客は多く、2013(平成25)年度の1日の平均乗車人員は2,064人で、快速も停車します。
＜岩出駅の年表＞
・1901(明治34)年10月10日：紀和鉄道の大宮仮停車場として開設
・1902(明治35)年3月1日：一般駅に昇格して大宮駅となる
・1902(明治35)年4月1日：駅名が岩出駅に改称される
・1904(明治37)年8月27日：紀和鉄道が関西鉄道に譲渡され、同鉄道の駅となる
・1907(明治40)年10月1日：鉄道国有法により関西鉄道が国有化され、国鉄の駅となる
・1909(明治42)年10月12日：国鉄線路名称制定により国鉄和歌山線となり、同線の駅となる
・1987(昭和62)年4月1日：国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる
（駅 名 標）
（和歌山方面を望む）
（跨線橋から橋本方面を望む）
（駅舎・ホーム側）
（岩出駅駅舎）
（駅 舎 内）
撮影年月日：2015(平成27)年12月26日