最近のジャニーズ騒動を見てかつての田原俊彦の人気凋落の事を思い出した。事務所離脱後のトシちゃんの存在は、在ジャニーズタレントへの見せしめ機能として効果が絶大だったと思う。トシちゃんの人気凋落について昔ナンシー関が名文を書いていたと思い出し7~8年ぶりに本を開いた。以下一部抜粋。
「田原俊彦の「人気」から「不人気」への移行は、他に例を見ない特殊なケースだったと思う。あれよあれよという間に、衆人環境の中でものすごい角度で降下していった人気。人気と言う目に見えないものの発生源であるはずの世間が、それを「あららら」という思いで見守るしかなかったような特殊な状況であった。」
「最初にてっぺんでポンと背中を押したのは世間かもしれないが、そこからあとは「そんなに勢いついて落ちるとは思わなかった」のである。あまりの急降下に「知ーらないっと」と最初に背中を押したことも忘れたいくらいだ。で、実際忘れてた。」
「田原俊彦はこのCMで「切腹ショー」をしている。「見せて」いるつもりで浅~くしか切っていないのだが、真剣を使っているのでダメージはでかい。」
筆が走っている時のナンシー関の文は特に面白い。最近ナンシー関を読み返している。ここ7~8年、私は自らの中山秀征化を敢行(しかしレベル3で断念)していたため意識的にナンシー関とは距離をとっていたのだが、いま解禁・回帰した。ヒデちゃん化の道のりを経ての回帰なので以前とは別の場所に居る。