一昨日、勝手にしやがれヘイ!ブラザー(今TVKで再放送しているので)をテーマにブログに何か書いたのだけど更新・保存しないまま消えた。今年最後の文章にするにはくだらない内容だったので消えてよかったと思う。
今年最初に何を書いたのかと思ってみたら、1月6日に司馬遼太郎とナンシー関とレイハラカミは唯一無二と書いてあった。今年の途中、中山秀征道に邁進するために自己紹介欄からナンシー関に関する文章を消したんだった。今はヒデちゃん道から離脱したので復活させてもよいがどーでもいいか。また、1月は司馬遼太郎祭りの最中で翔ぶが如くを読んでいたようだ。今は橋本治祭りの最中だが、宇田川元一さんの書いた「わかりあえなさから始める組織論」という本を今日読了した。前向きになれる良い本だった。あとがきそれも最後の一文が一番グッときた。ちょっと泣いた。
橋本治にしても今日の組織論の本も突き詰めた部分は似たようなものを感じる。乱暴に言うと、アドラー心理学と養老孟司の唯脳論の2冊があればだいたいのことは示されてるんじゃないかという感じがする。無意識にそういう読み方(わかり方)をしているからかもしれないが。
橋本治が時折見せる、あの恐ろしく頭の切れる大阪のおばちゃん的な鋭い論説部分は今読むとアドラー心理学に通じるものが多いと思うし、組織論のナラティブ・コミュニケーションは脳はつながることそれ自体が目的という唯脳論に通ずるように思う。先日、大学時代の友人とモチベーションに関するメールをやりとりした中で「量子力学と仏教は似ている」という話になり面白かったが、これだってアドラー心理学と唯脳論に結び付けて考えることもできるような気がする。
今年最後の文章として最後無理やりむずかしげな固有名詞をちりばめて書いてみたが、頭よさげな感じが出せたでしょうか。勝手にしやがれヘイ!ブラザーでよかったかもしれない。