らくしゅみ

写真や音楽、その他気の向くままに綴ってみたいと思います。 楽に趣味をらくしゅみ。

オリンパス ズイコー交換レンズ読本

2024年05月13日 | レンズ

オリンパスのカメラを買うと付いてきたズイコー交換レンズ読本。先日、『前回アップしたものとは別の読本で「なおこのレンズは現在開発中です」の文字がありません。』と書きました。何の事かと言うと、以前、瑞古洞を見学に行った時に18mmのレンズを3本見ました。そのうちの1本がズイコー交換レンズ読本に載っていて、「なおこのレンズは現在開発中です」の文言がありました。ですが、先日の読本にはその文言がありませんでした。というわけでズイコー交換レンズ読本を比べてみました。尚、ここに書く事は私の勝手な思い込みですのでゆめゆめ信じる事の無いようにお願いします。(笑)

我が家に3冊もありました。(笑) 便宜的に上からA、B、Cとしましょう。(尚、以降の写真も同じ並び順です)違いが見て取れるのは一番下のC。四角囲みのJの文字があります。外国語版と分けるようになったのでしょうか?

18mmのページです。A、Bには青で文章が書いてありますが、Cにはありません。

A、Bにある青で印刷された文章を拡大してみました。

同じく18mmのページを拡大しました。そして「なおこのレンズは現在開発中です」の文字の部分に赤で傍線を引きました。Aには無く、B、Cにあります。

二つ折りになっている最初のページを開いてみました。Cだけが異なり、写真も違いますが左端に文章があります。

拡大してみました。よく読むと、先の青い文字の文章とほぼ同じ。コンピューターやレスポンス函数がなんとかとか、これまでのレンズなら3本しか持てないところ5本持てるなどが加筆されています。

システムチャート図も変更が加えられています。OLYMPUS OM SYSTEMがただのタイプ文字からデザインされたOLYMPUS OMシステムに変更されています。

Aを拡大したものですが、レンズのラインナップに18mmがあります。

これはCのアップですが、絵のみです。焦点距離も何も書いてありません。写真撮り忘れましたが、Bにはレンズの焦点距離が書いてあるのですが、18mmはラインナップされていません。

最後の二つ折りのページを開いたところにレンズ仕様一覧表があります。

Aのアップです。18mmがあります。

B、Cにはありません。

18mmだけではなくその他にも作例写真が差し代わっているものがありました。これは35mmです。

作例写真は一緒ですが、製品が増えたので製品写真が変わっています。

同様にレコーデータバックの写真も変わっています。

裏表紙のアップです。Aが1272、Bが0275、Cが1075とあります。前二桁が月、後ろ二桁が年を表している・・・と思いたい。(笑) 実際CにはOM-2がラインナップされていて、OM-2の発売は75年の11月ですが、レンズ読本は10月には刷り上がっていた・・・かな。(笑) でも、エルンスト・ライツ社Mからクレームを受けてOMに切り替わったのは73年の5月。Aの冊子は私が73年の11月にOM-1を買ってもらった時のものですが、72年の暮れにはもうOMに切り替えていたという事なのでしょうか?

 

ひとつだと何も気にならないのに、ふたつあると結構違いがあって面白いです。50年も経ってオマケの本が楽しめる、良い時代になりました、長生きはするもんです。(笑)