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題名は麦の穂をゆらす風という、最初はのんびりとした題名だと思ったが映画の内容は・・・非常に戦争批判だけですまない心に訴えるものがある監督はケン・ローチイギリスの監督だが、自称左翼を語っているだけにイギリス人の上流階級に対する目は厳しい
内容はアイルランドがイギリスからの独立運動から、そして英愛条約をめぐるアイルランド内戦を描いている実はこの内容はニール・ジョーダン監督のマイケル・コリンズ(ブログに掲載)と、テーマは同じだしかし、この両作品だけれど見比べてもらえればわかるけれど、マイケル・コリンズの方は、アメリカのハリウッドの作品なだけあって、実際のアイルランド独立運動の闘士マイケル・コリンズを、描くのに本当は結婚していないのに、ジュリア・ロバーツを出演させ、マイケル・コリンズが結婚している設定となっているこのようなスター女優を出演させるところに、社会派作品でありながらハリウッド映画らしい商業主義的な部分を感じる
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一方、麦の穂をゆらす風は、大スターは出演していないが、イギリス及びアイルランド、その他のヨーロッパの国々が制作に参加しているヨーロッパ映画といえば、確かにハリウッド的な派手さは無いが、リアリズムがあり感動させる
内容を語ると、イギリスのロンドンへ医者を志すために行く予定だった青年ダミアン(キリアン・マーフィ)だったが、イギリス軍のアイルランド人に対する非道な行為によりイギリスへ行く事を諦める
そして、兄のテディや、友人達とアイルランド義勇軍に入り、アイルランドにとどまるイギリス軍にゲリラ作戦を敢行している
しかし、何者かの密告によりデミアン(マーフィ)、そして今やアイルランド義勇軍の重要人物の兄のテディたちはイギリス軍に捕まる
しかし、イギリス軍の中にアイルランドのスパイがいて、処刑を免れるがその密告者はデミアン(マーフィ)の友人だったそして、デミアン(マーフィ)の手で銃殺そして、デミアン(マーフィ)は恋人に、ついに超えてはいけない線を超えてしまった事を告げる
しかし、やがてイギリス軍からアイルランドに対して、停戦を呼びかけるアイルランドから去っていく、イギリス軍たちの姿を見てデミアン(マーフィ)や兄のテディたちは喜ぶが・・・
しかし、英愛条約の結果、アイルランドは二つに分かれ内戦が起こるそして、ついにデミアン(マーフィ)とテディの兄弟にも英愛条件の意見の違いから二人は敵同士になってしまう
そして、テディは弟のデミアン(マーフィ)を捕まえて銃殺刑を言い渡す
内容的には映画マイケル・コリンズとだぶるテーマが多いが、一般市民を描くこの映画は友人との悲惨な別れ、そして兄弟の争い、そして愛する者との別れが、アイルランドの綺麗な緑の景色の下で、起こる確かに、何を今さら過去のアイルランドを描くのか理解に苦しむ人もいるだろう
でも、昔のアイルランドだけではないこのような事が、世界中で今も起こっているイラクを攻撃したアメリカが、今回の映画ではイギリス人に見えてくるのは僕だけだろうか{そのアメリカ軍にテロで立ち向かう過激派たちが、アイルランドの若者達に思う
そして、暴力には暴力で対抗せざるを得ないこの悲惨な現実が今も世界中で行われているケン・ローチ監督のメッセージはあまりにも痛烈だ特に平和ボケの日本人にとってもこの映画は絶対見るべき作品今まで日本が平和を勝ち取ってきた先人達の犠牲を僕たちは忘れてはいけないし、戦争から生まれるのは平和ではなく、暴力だけなのかも
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