褒めまくる映画伝道師のブログ

映画の記事がメイン。自己基準で良かった映画ばかり紹介します。とにかく褒めることがコンセプトです。

映画 イングロリアス・バスターズ(2009) 映画オタクのタランティーノのやりたい放題の映画

2009年11月21日 | 映画(あ行)
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 昨日(11/20)は久しぶりに映画館へ行った最後に映画館で観た映画がスティーヴン・ソダーバーグ監督トラフィックだから、約10年ぶりくらいか
 僕が映画館へ行かない間にシネマコンプレックスというのが出来上がったくらいだから、映画館で観るのは相当な期間が開いていることになる
 しかし、昨日僕が行った映画館は本当にお客さんが少なかった実はクエンティン・タランティーノ監督イングロリアル・バスターズを観に行ったのだけれど、開催初日なのにお客さんが10人も居なかった気がする
 僕の住んでいるところは田舎過ぎるからね平日はどうやら殆どお客さんが居ないみたいだ

 この映画を観に行った理由はやっぱりクエン・タランティーノ監督の映画だからねしかも、宣伝を観てたらかなり面白そうだったしねレンタルされるまで我慢出来なかった

 観に行った結果だけれど、キルビルほどではないけれど、この映画も監督のやりたい放題の映画だったそれと、タランティーノの映画オタクぶりが出過ぎていて、色々な映画に対するオマージュが所々に見られるシーンが多いだけに、そういうところがわかればもっと面白くこの映画を観られると思うけれど、彼はマイナーな映画にもオマージュを捧げているからね確かに彼の映画に対する思いは感じられる作品なんだけれど、このオマージュに全く気付かない人にとっては、それほど面白い映画ではないかもしれない

 映画の大まかな内容は第二次世界大戦におけるナチスに家族を殺された女性の復讐劇と、ユダヤ系アメリカ人で組織されたイングロリアル・バスターズ(名誉なき野郎ども)が特殊任務として、ナチスフランスに乗り込みナチスを殺しまくる映画
 この映画は戦争映画ではないからね史実は全く無視しているし、過去にナチスがユダヤ人大量虐殺をやってのけたことに対する、ユダヤ人たちの恨みを晴らす映画だと言って良いかも
 それではまだ公開したばかりなので、いつもより軽めに紹介しよう

 第1章 『その昔・・・ナチ占領下のフランスで』
 1941年のある日、フランスの村にランダ大佐(クリストフ・ヴァルツ)の隊がやって来た
 彼はある家に目を付け、その一家の主人と話し合う実はランダ大佐(ヴァルツ)はユダヤ・ハンターと呼ばれユダヤ人を探し出して殺すことに関してはプロ中のプロ見た目は物凄くジェントルマンだが・・・
 彼はこの家の主人及び隠れているユダヤ人一家を皆殺しにしようとするが、1人の少女ショシャナ(メラニー・ロラン)だけが逃げ出すが、ランダ大佐(ヴァルツ)の銃はショシャナ(ロラン)の逃げている後姿に目標は定められるが・・・


 第2章 『名誉なき野郎ども』
 ちょうど、そのころアメリカではアルド中尉(ブラッド・ピット)を指揮官とするイングロリアス・バスターズ(名誉なき野郎ども)を編成する
 彼らの任務はフランスに潜入してナチスを殺し、殺した兵士の頭の皮を剝ぐこと
 しかも、彼らは野球バットでナチスを殴りまくるユダヤの熊と呼ばれるドニー(イーライ・ロス)、そしてドイツ人でありながら、ナチス将校を13人を殺したが、ナチスに逮捕されベルリンへ移送されそうなところをバスターズ達に救助されスカウトされたヒューゴ(ティル・シュバイガー)の2人はナチスから特に恐れられていた
 そのイングロリアス・バスターズの存在にナチス総統のアドルフ・ヒットラーは苛立ちを隠せなかった・・・ナイ、ナイ、ナイ・・・


 第3章 『パリにおけるドイツの宵』
 1944年、パリにおいてショシャナ(ロラン)は名前をミミューに変えて映画館を恋人の黒人のマルセル(ジャッキー・イド)と経営していた明日からの新しく上映する映画のために忙しくしていた、ショシャナ(ロラン)に若きドイツ軍兵士のフレデリック(ダニエル・ブリュール・・・グッバイ!レーニンの主役)が言い寄ってきた
 フレデリック(ブリュール)は連合軍に囲まれた中で、たった一人で250人の敵を殺したという猛者だったそしてフレデリック(ブリュール)の勇猛果敢な姿を描いて、フレデリック(ブリュール)自身が主役を努めるドイツ映画国家の誇りが完成したばかりだった
 フレデリック(ブリュール)は映画宣伝大臣であるヨーゼフ(シルヴェスター・グロート)に自分の主役映画である国家の誇りをショシャナ(ロラン)の映画館で上映することを願い、フレデリック(ブリュール)は半ば強引にショシャナ(ロラン)をヨーゼフ(グロート)に引き合わせる
 しかし、そこでショシャナ(ロラン)は偶然にも”ユダヤ・ハンター”のランダ大佐(ヴァルツ)と再会してしまう
 その時ショシャナ(ロラン)はヒットラーやドイツの高官達に一家皆殺しにされた復讐を誓うが・・・

第4章 『映画館作戦』
 国家の誇りの上映がフランスで行われることについて、イギリス軍部は動きだした元映画評論家でドイツ語を話せるヒコックス中尉(ミヒャエル・サスペンダー)が、現地へ送り込まれる
 この作戦にはイングロリアス・バスターズたちも参加していた。アルド中尉(ピット)は映画館近くの居酒屋でヒコックス中尉(サスペンダー)とドイツの有名女優であり、今はイギリス側の二重スパイであるハマーシュルク(ダイアン・クルーガー)と作戦の打ち合わせをする約束になっていたが、アルド中尉(ピット)は地下室にある居酒屋での密会に不安を感じていたもし、こんな地下室で戦いが起こったらどうするんだしかし、ドイツ軍たちは普段はこの居酒屋に来ないという情報を手に入れていたのだが・・・

 運の悪いことにその日に限って、ドイツ兵士の1人に子供が産まれたという事で、そのドイツ兵士の宴会がその居酒屋で行われた
 そこへヒコックス中尉(サスペンダー)とバスターズの3人がドイツ兵士の中尉に成りすまし、ハマーシュルク(クルーガー)と作戦の打ち合わせをしようとしているが、隣の席ではドイツ人たちが宴会で盛り上がっている
 何とかヒコックス中尉(サスペンダー)は隣のドイツ兵士の宴会を終わらせ退席させようとするが、ヒコックス中尉(サスペンダー)のドイツ語は実は訛りがあり、しかもその場に居合わせたドイツ将校が陰から出てきて、ヒコックス中尉(サスペンダー)は残念なことにドイツ人ではないことがばれてしまったついに居酒屋で撃ち合いが始まってしまう

第5章 『ジャイアント・フェイスの逆襲』
 居酒屋での争いで1人だけ生き残ったハマーシュルク(クルーガー)は足を撃たれただけで済んだ
 彼女はアルド中尉(ピット)達の銃撃戦に参加していなかったバスターズ達に獣医の所へ行って彼女の足の治療を兼ねて、映画館作戦の内容と情報をアルド中尉(ピット)に知らせる
 その情報は国家の誇りが上映される映画館にナチスの高官や、ヒットラー総統もその上映会に参加しているということだった
 作戦内容はバスターズ達もイタリア人映画スタッフに成りすましハマーシュルク(クルーガー)と映画館に入り込み爆弾で映画館ごとヒットラー総統やナチス高官たちを爆発死させること
 しかし、その作戦はランダー大佐(ヴァルツ)にばれていた
 一方国家の誇りを上映する映画館では次々とドイツ兵士やナチス高官たちが集まってきたそこにハマーシュルク(クルーガー)やイタリア人の映画スタッフに成りすましたアルド中尉(ピット)たちも映画館に来ていた
 その様子を見ていたこの映画館を経営するショシャナ(ロラン)は、そんなドイツ兵士たちを見て家族の復讐をする時が来た事を実感する実は彼女自身の復讐の方法も映画館をぶっ飛ばし、ヒットラーやナチス高官たちを皆殺しにすること

 しかし、この映画館を舞台にした裏ではそれぞれの人物の思惑が重なるさて、この映画館を爆発させることで1番喜ぶのは誰か是非、映画館で確かめてください

 僕はクエンティン・タランティーノの監督作品は全部観ている
 この映画は物凄く面白いと言う人もいれば、意外に面白くないと言う人もいると思うちなみに僕は面白かったけれど、今までの彼の映画では最高傑作でもないと思う
 ちなみに彼の映画で1番僕が好きな映画はレザボア・ドッグス
 そして、彼の監督としての最大の能力を発揮した映画なら、パルプ・フィクションの方が彼の最高傑作と呼ぶにふさわしい映画だと思う
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2 コメント

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群像劇 (にゃむばなな)
2009-11-22 14:20:39
『パルプ・フィクション』で見たあの群像会話劇が帰ってきた~!って感じでしたよ。

懐かしさあり、でも古臭さなし。
それがこの監督のウマさなんでしょうね。
返信する
Unknown (ディープインパクト)
2009-11-22 22:13:15
 この映画が群像会話劇とはうまいことを言いますね
 そう言われれば、みんなが集まるのはクライマックスの映画館だけでしたね
 タランティーノ監督はやっぱりうまいですね
 
返信する

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