褒めまくる映画伝道師のブログ

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映画 イースタン・プロミス(2007) イギリスにおけるロシアン・マフィアの台頭

2009年11月17日 | 映画(あ行)
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 ガイ・リッチー監督スナッチロックン・ローラーは、イギリスのロンドンを舞台にしたロシアン・マフィアの存在が描かれていた
 今イギリスの問題としては難民問題が挙げられるだろう東欧諸国からの不法滞在者が多いことはケン・ローチ監督この自由な世界でにも挙げられているが、もっと問題なのが人身売買だろう
 その人身売買の問題をテーマにした映画が今回紹介するイースタン・プロミス
 実はイースタン・プロミス東欧組織による人身売買という意味があります。
 ちなみに監督はデヴィッド・クロネンバーグこの監督は、はっきり言って変わってるね
 代表的な作品に頭が爆発するシーンが有名なスキャナーズ、ハエの遺伝子が組み込まれてしまったザ・フライが有名かな他に自動車事故が起こると性的興奮をする人々を描いたクラッシュなんて変な映画もあった
 実は今回のイースタン・プロミスは宣伝を観ていたら、結構まともな映画だと思ってたのだが、やっぱりこの監督の映画だった
 それではストーリーを紹介しよう
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 舞台はロンドン薬局に助けをもとめ一人の出血した少女がヘルプ ミーと言ってやって来た
 直ぐにその少女はアンナ(ナオミ・ワッツ)の働く病院に連れてこられるが、その少女は赤ん坊を産み落として死んでしまった
 アンナ(ワッツ)は死んでしまった少女の日記帳を持って家に帰るアンナ(ワッツ)は少女の日記帳を見るが、ロシア語で書かれた文章をアンナ(ワッツ)自身は父がロシア人のハーフであるが、彼女は日記帳の内容は全く理解できなかったが、日記帳の中にレストランのカードがあるのを発見する
 さっそく、アンナ(ワッツ)は少女の孤児になった赤ん坊を親類に返すために、レストランの券を頼りにそのレストランに行くが、そのレストランのオーナーから日記帳を持ってきてくれと頼まれるだけだった
 アンナ(ワッツ)は叔父さんに日記帳の通訳を頼み込むが、叔父さんは偏屈でアンナ(ワッツ)の申し出を断る
 アンナ(ワッツ)は日記帳のコピーを持ってレストランに行くが、レストランのオーナーは日記帳を持ってくることを要求する

 仕方なくアンナ(ワッツ)はその場を去ろうとするが、彼女はそこでキリル(ヴァンサン・カッセル)とニコライ(ヴィゴ・モーテンセン)と言う二人の男と出会うニコライ(モーテンセン)はキリル(カッセル)の運転手であり、実はこのレストランのオーナーはセミオン(アーミン・ミュラー=スタール)というロシアン・マフィア法の泥棒と呼ばれる組織のボスでキリル(カッセル)は、その跡取り息子であった

 アンナ(ワッツ)はバイクで帰ろうとするが、エンジンが掛からないそこへ、先ほど出会ったニコライ(モーテンセン)がやって来て、バイクはそのままにして、ニコライ(モーテンセン)はアンナ(ワッツ)を家まで送り届ける

 家に帰ったアンナ(ワッツ)は、叔父から日記帳を早く返せと言われるその日記帳の内容はイースタン・プロミス、すなわち人身売買のことが書かれた内容だった
 翌日ニコライ(モーテンセン)はアンナ(ワッツ)の元にやって来て、彼女のバイクを修理してやってきた彼は帰り際にアンナ(ワッツ)に我々に近づくなと忠告を受ける

 しかし、アンナ(ワッツ)はかつて流産をしたことがあり、彼女はどうしてもこのままでは孤児になってしまう赤ん坊の親類を見つけたいという想いが強かった
 アンナ(ワッツ)は日記帳を渡す代わりに死んだ少女の住所を教えてもらうという条件でセミオン(スタール)と喫茶店で待ち合わせの約束をするが、彼女は叔父と母親の3人で待っているとそこに現れたのはニコライ(モーテンセン)だった
 アンナ(ワッツ)はニコライ(モーテンセン)に日記帳を返すが、死んでしまった少女の住所を聞こうとするがニコライ(モーテンセン)は何のことだかわかっていなかった叔父はニコライ(モーテンセン)に対して、俺は元KGBだと捨て台詞をはく

 ニコライ(モーテンセン)はボスのセミオン(スタール)に日記帳を返すそしてニコライ(モーテンセン)はキリル(カッセル)から車に積み込まれた酒を見せられる
 キリル(カッセル)はこの酒は、ロシア人の女を囲っている娼婦に子供を産ませ、そして子供と酒を密輸組織と交換している事実を話すまさにこのことがイースタン・プロミス
 キリル(カッセル)にとってニコライ(モーテンセン)は自分の運転手であるが、実際は親友の関係で結ばれていた
 しかもキリル(カッセル)は父であり、"法の泥棒"の組織であるボスであるセミオン(スタール)から軽く見られてしまっている

 しかし、やがてニコライ(モーテンセン)はセミオン(スタール)から"法の泥棒"の組織の人間として認められるそして、ニコライ(モーテンセン)とキリル(カッセル)は喜び合うが、ニコライ(モーテンセン)はセミオン(スタール)から早速、アンナ(ワッツ)の叔父を殺すように指示される
 
 やがてアンナ(ワッツ)と母は叔父が家に居なくなっていることに気付くそしてニコライ(モーテンセン)もロシアン・マフィアの抗争に自然と巻き込まれサウナで瀕死の重傷を負ってしまう

 ニコライ(モーテンセン)はアンナ(ワッツ)の勤めている病院に運ばれた時、アンナ(ワッツ)はイースタン・プロミスの存在を知ることになり、謎めいたニコライ(モーテンセン)の正体が明らかになる続きは映画を観てください

 ロンドンに巣をつくり、人身売買ロシアン・マフィアの存在を描いた社会派的な映画だが、デヴィッド・クロネンバーグ監督が、珍しくまともな題材をテーマに描いていると思ったら、流石はR-18指定の映画
 生生しいセックスシーンやリアルに見せる首切りの殺害シーン、そしてサウナでのヴィゴ・モーテンセン全裸でのファイトシーンなどデヴィッド・クロネンバーグ監督しか考えられないようなシーンが多く出て来る

 そして、ロシアン・マフィアの豪勢さと、普通のロシアからの移民であるナオミ・ワッツの一家の貧しい暮らしが対比されているところも面白い
 そしてヴィゴ・モーテンセンが、”法の泥棒”の組織に入る時に、刺青を入れるシーンがあるのだが、実はそれまでに彼の体には多数の刺青が入れられている
 そのロシアン・マフィアの儀式を見ればわかるのだが、ロシアにおいて刺青は色々な目的で描かれている
 主に刑務所に入っていた者は刺青を入れることになっているが、どんな罪で刑務所に入れられたか、何回刑務所に入れられたかが、刺青の描かれている種類によってわかるようになっている

 しかし、この映画のヴィゴ・モーテンセンは格好良いね彼を有名にしたのは、ロード・オブ・ザ・リングのシリーズだと思うけれど、この映画の彼は格好良すぎ
 しかし、最後は怪我だらけになってしまうけれど・・・僕はこのような社会派映画は大好き
 どうしてもデヴィッド・クロネンバーグ監督の映画と言えば、ホラー映画のイメージが強くて敬遠しがちで、しかも彼の映画は大体の評価が賛否両論
 しかし、このイースタン・プロミスは非常に見ごたえがあって、面白いこの映画はお勧めできるね

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ヴィゴ (にゃむばなな)
2009-11-19 21:58:39
ヴィゴ・モーテンセンの気合は凄かったですね。
この俳優さんは今後どの方向に進むのか注目ですよ。
返信する
にゃむばななさんへ (ディープインパクト)
2009-11-20 08:26:47
 コメント、TBありがとうございます。ヴィゴ・モーテンセンの気合いは凄かった。空回りしなくて良かったです。
 今後注目したい俳優です。
返信する

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