褒めまくる映画伝道師のブログ

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映画 ブルーベルベット(1986) 鬼才デビッド・リンチ監督のサスペンス映画

2009年11月06日 | 映画(は行)
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 この映画を観るとデヴィッド・リンチワールドを体験できるね
 この映画を観ているとエレファントマンワイルド・アット・ハート等、彼の映画は観ているけれどそれらの映画がまともな映画に思える
 実はこの映画を観るのは2回目なんだけれど、殆どのシーンを忘れている覚えているのはブルーベルベットの音楽と、デニス・ホッパーの切れっぷりぐらい
 しかし、改めて観てインパクトある映画だと思った気持ち悪いような、またリンチ映画らしく、暴力、セックスが描かれている映画だけれど、僕もどうしてこれだけ映画をあんまり覚えていないのか不思議だったね
 観ているうちにこんなシーンがそう言えばあったなと思い出す場面はたくさんあったけれど・・・この倒錯した世界を見せるブルーベルベットを紹介します
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 舞台はノースカロライナ州の、のどかな町
 大学生のジェフリー(カイル・マクラクラン)は父親の急病により、こののどかな町に帰ってきていた
 そんな、のどかな町においてジェフリー(マクラクラン)は誰も通らない畦道を通っていると、切り取られた人間の耳を発見してしまった
 ジェフリー(マクラクラン)は直ぐに知り合いであるウィリアム刑事に切り取られた人間の耳を渡す
 ジェフリー(マクラクラン)はウィリアム刑事の家を訪問した後に帰ろうとするが、ウィリアム刑事の娘のサンディ(ローラ・ダーンと出会う
 そしてジェフリー(マクラクラン)はサンディ(ダーン)からこの事件にはマンションに住んでいるクラブで歌う女歌手が関係しているらしいことを聞いてしまう
 あ~あついに、ジェフリー(マクラクラン)はこの事件に興味を持ってしまったのが、悪夢の始まり

 翌日の朝、マンションの清掃員に扮して、事件に関係していると思われる歌手の部屋に侵入することができたその歌手の名はドロシー(イザベラ・ロッセリーニ)という名前であった
 ジェフリー(マクラクラン)は、こっそりとドロシー(ロッセリーニ)の部屋の鍵を盗み出すことに成功する
 その夜、ジェフリー(マクラクラン)はドロシー(ロッセリーニ)の歌っているクラブに行き、彼女がブルーベルベットを歌っているところを見ていた

 そしてジェフリー(マクラクラン)はドロシー(ロッセリーニ)の部屋に鍵を開けて侵入する
 しかし、意外に早く帰ってきたドロシー(ロッセリーニ)ジェフリー(マクラクラン)はクローゼットに隠れるが、彼は異常な光景を目にするどうも彼女が電話で話している相手との会話から彼女は何かに脅えているようだった
 しばらくして、電話の相手であるフランク(デニス・ホッパー)が現れたフランク(ホッパー)は猥雑な言葉をドロシー(ロッセリーニ)に吐きかけ、しかも酸素吸入器(?)を顔に当て、ドロシー(ロッセリーニ)を犯しまくる どうやらドロシー(ロッセリーニ)はフランク(ホッパー)に夫と息子を人質に捕らえられている

 異常な世界を目撃したジェフリー(マクラクラン)だったが、ついにこの事件に興味を持ってしまい、フランク(ホッパー)の跡を車で追いかけると黄色の服を着た男とフランク(ホッパー)が麻薬を取引きしている所を目撃してしまう

 そして、その晩もジェフリー(マクラクラン)はドロシー(ロッセリーニ)の部屋に侵入するが、彼女が帰ってきたとき再びジェフリー(マクラクラン)はクローゼットに隠れるが、今度はアッサリ見付かってしまう
 ドロシー(ロッセリーニ)はジェフリー(マクラクラン)に刃物を見せて驚かすが、やがてドロシー(ロッセリーニ)はジェフリー(マクラクラン)のパンツをずらし、そして二人はセックスしてしまう

 そしてジェフリー(マクラクラン)はドロシー(ロッセリーニ)の部屋を出ようとすると、そこにはフランク(ホッパー)とその仲間たちがいた
ジェフリー(マクラクラン)とドロシー(ロッセリーニ)はフランク(ホッパー)達に車に乗せられ、オカマの店に連れて行かれた
 そこにドロシー(ロッセリーニ)の子供が監禁されていたそしてジェフリー(マクラクラン)の方はフランク(ホッパー)からキスをされたり、暴行を受けたり、酷い目に遭ってしまう

 翌日の朝、ボロボロになりながらも意識が回復したジェフリー(マクラクラン)は、ウィリアム刑事の元に行くが・・・
 驚きの、そしてグロい展開、そして切られた人間の耳の謎は・・・映画を観て下さい

 それにしても、デヴィッド・リンチワールドが炸裂しているね
 彼の映画でマルホランド・ドライブと言う、これまたデヴィッド・リンチワールド全開の映画があるけれど、その映画に比べると今回のブルーベルベットは、わかりやすい映画になっている
 非常にサスペンス感があって面白い映画だと思うけれど、デニス・ホッパーのマスクをしながらの悪役ぶりは凄かったねこの映画がきっかけですっかり悪役のイメージが付いてしまった彼だけれど、しかしこの切れっぷりの悪役は流石はデニス・ホッパー

 閑静な、のどかな場所が一転して恐怖の舞台に様変わりしてしまう、グロテスク映画だけれど、賛否両論のある映画だと思うまともな映画ではないのは事実だけれど、デヴィッド・リンチシュールな感覚を知らない人には一回観て欲しい映画
 マルホランド・ドライブを観てない人は先にブルーベルベットを観てね
 それと、僕はデヴィッド・リンチの映画ならエレファントマンワイルド・アット・ハートはお勧めだけれど、この両作品も賛否両論かな
 しかし、今回この映画を観て色々印象的なシーンは僕の頭に入り込んでしまったから忘れることは今後無いだろう

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