僕の家内は招き猫が好き

個人的なエッセイ?

除夜の鐘

2018年12月19日 | 日記
今年も、あと10日あまり。
一年で一番、ワクワクするとき。

子供の時なんか、大みそかの「除夜の鐘」の準備で忙しかった。
除夜の鐘をついた人に配る、お饅頭。

お饅頭を入れる小箱を包む、「のし紙」。
のし紙に「除夜」っていう印鑑を押します。

108以上人が来るから、200ほど作っていました。

できた「のし紙」を小箱に巻いて、
お饅頭を二個入れていきます。

小学生のころは、面白くて、
弟と競争していました。

だから、印鑑が曲がってしまいます。
母親から、叱られるって、なんのって。

もう、涙がポロポロこぼれ落ちて、
大切な「のし紙」がぬれてしまい、また叱られて・・・。

わるガキだったからなぁ・・・。

甘やかされて、もうやりたい放題。

でもね、年末のお寺って、日本の風習が色濃く残っていて、
「しきたり」に触れるたびに、「日本の美」というものを感じていました。

除夜の鐘。
108の鐘の音色に込められた、人々の想い。

大きな炎を上げる焚火。
紅に包まれて、夜空高くに昇華していく。

今年一年、無事に過ごすことができました。
どうか新しい年も、無病息災でありますように。

鐘楼堂で手を合わせる人の姿は、
どこか神々しさ感じさせます。

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