お餞別とお返し

正社員Ａさんが今月一日付で転勤する予定だったけれど、代わりに配属されるはずだった正社員Ｂさんが引継ぎの途中でリタイヤ…　一旦はＡさんの続投が決まったように思えたのだが、今月の中旬から正社員Ｃさんがやってきて引継ぎを開始…　改めてＡさんが来月一日付で転勤することが決まったようだった。昨日、私は「こういう話って、一度リズムが狂うと続くんだよなぁ～」と思いながらも、Ａさんに贈る“お餞別（某チョコレート屋さんのお菓子）”を買ってから出勤した。

すると、案の定…　私が出勤した時には、Ａさんと二人の上司が事務室で面談中だった。後でＡさんに話を聞いたところ、「もうＣさんは来ません」と言われたので、私は驚…　否、「でしょうね」と答えた。どうやらＣさんは一昨日の午後に“突然の体調不良”を訴えて早退、昨日は朝から欠勤していたようだ。Ｃさんには“転勤して三カ月で体調不良を起こしてリタイアした”という過去があるらしいのだが…　“Ｃさんと接した先輩たちの怒りの体験談”を聞いていると…　ま、いっか。

結局、Ａさんは期限未定の残留…　私は「買ってきたお菓子は“一年間の御礼”として渡せばいいな」と思ったのだが…　最終的に断念、そのまま持ち帰った。なぜならば、以前、私が“誕生日プレゼントを冗談で催促してきた先輩Ｄさん”に対してサプライズプレゼントして、１０月になったらお返しをもらうことになっていたのに…　なぜか昨日、Ｄさんから「（私が冗談で言った台詞を引用して）１０月までに死んじゃうといけないから～」と言われてお返しをもらっていたからである。

で、で、で、その“お返し”というのが…　私がＡさんに買ってきたお餞別と“全く同じ商品”だったのだ。だから私は「最近のＡさんは手ぶらで通勤している」「雨降りの今日は持って帰らない可能性が高い」「着替え以外の理由でＡさんとＤさんがロッカールームで顔を合わせることはある」「Ａさんのロッカーの中に“お返しと全く同じお餞別”があるのを見たＤさんはどう思うのか？」などと余計なことを考えて「Ａさんには改めて違う商品を買ってこよう」と決めた…　ということで、今朝の亡父には某チョコレート菓子が２箱（７０００円相当）も上がっている。