バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

チャイルドじゃなくて…

2018年06月30日 17時02分21秒 | バス運転士
私は、ブログの中で「助手席(左列の一番前)」「背後席(運転士の背後、右列の一番前)」「車掌席(中扉の後ろ、昔は車掌さんが立っていた場所)」などと勝手に名付けているのだが… 運転士さんによって、その呼び名は様々である。助手席のことを「アリーナ席」とか「××席」とか「◎◎席」とか… それらの中でも「言い得て妙だな」と思ったのは「チャイルドシート」である。

単純に“子供が座りたがる”または“子供を連れたお父さんが座りたがる”という意味が大きいと思われる。まぁ、誰にでも(もちろん私にも!)子供っぽいところはあるので、それが悪いとは思わない。私は「純粋に助手席を楽しんでもらえればいい。老若男女不問、未経験者歓迎!」と思っているのだが… ただ、運転席(運転士)の方をジッと見られていると緊張するので… 個人的には嬉しくはない。ハハハ…

さらに、「“周囲に対して配慮できない人”という意味での“チャイルド”が好んで座る傾向がありそうだ」と思った。例えば、マスクもしないで「ゲホゲホ、ゲッホゲッホ…」やっているとか… 大きな声で「ハックション! いぇ~ぃ…」と言うとか… わざわざ声を出して「あ~ぁ」とアクビするとか… つい「睡魔と戦いながら運転しているこっちの身になってもらいたい」と思ってしまう。

先日、私のことを「バカな運転士」と呼んだ(正直なところ、私は全く気にしていない。むしろ、褒められた方が気持ちが悪くて落ち着かない!)ジジイもチャイルドシート(助手席)に座っていたのだが… 彼の場合は“チャイルド”というよりも… 英和辞典に「わがままな」「乱暴な」「激しく興奮した」というような意味が書いてある“ワイルド”の方がピッタリだよなぁ~ ハハハ…


第1類医薬品を購入!

2018年06月29日 20時26分19秒 | いろいろ
休みだった月曜日に整形外科へ行ったのだが、診察(会話)は僅か10秒で終了… しかも、今回は「湿布薬が必要か否か」も聞かれず… 私は「ここの先生、どうも最初から“心”が感じられないんだよなぁ~ 前回だったか、テニス仲間から勧められた“ロキソ●ン”の話をしたのに出してくれなかったし… 今、テレビCMが流れている“ロ●ソニンSプレミアム”を、自分で買いに行った方がいいのかなぁ~」と思った。

昨夜は、サッカー中継を見ることもなく、9時半頃には寝床に入った(多分、10時頃には寝た)のだが… 今日も朝から夕方まで、乗務中ずっと“睡眠不足イエローゾーン(レッドの一歩手前)”の私であった(あ、今も… 眠いっす!)。昨日なんて、昼寝休憩時間があった(もちろん寝た!)にもかかわらず、乗務前半はもちろん乗務後半も“睡眠不足イエローゾーン”の私であった。

なぜ、こんなにも眠いのか…??? 右上腕部&右肩の痛みが激しくて、夜中に何度も目覚めてしまうようなことは滅多にないけれど… ちょっとした痛みが原因で、アラームをセットした時刻よりも30分~1時間くらい早く目覚めてしまうことは毎日のようにあり… 「こんな短時間じゃ、寝直すなんて無理だなぁ~」と思って、そのまま起きてしまうのだが… それが続くことによって、いわゆる“睡眠負債”に陥っているのかもしれない。

ということで、勤務が夕方に終わった今日… 帰宅途中に某薬局へ寄って、お茶とお菓子とコンニャクゼリーと“変な味の豆乳”などを買ってレジへ… と、その前に、鎮痛剤が入っているガラスケースの前に立っていた“薬剤師と思われるお婆さん”に声を掛けた。そして、右上腕部&右肩に関する話を簡単にして… 痛みで夜中に目覚めることがある話もして… テニス仲間から「ロキ●ニンが効く」と言われた話をした。

すると、お婆さんは「そうだね、普通はロキソニ●だね」と言いながらガラスケースの中を指差し、「これが胃薬が含まれているやつで… これ(私がテレビCMで見たタイプ)が良く効くんだけど、眠くなる成分が入っているから、車の運転をする時には飲まない方が… でも、私も飲んだことあるんだけど、眠くなったのは一回目だけで、二回目からは眠くならなかったよ」と説明してくれた。

私が「それじゃ、寝る前に飲めばいいんですね」と言うと、お婆さんは鍵を開けてガラスケースの中から“●キソニンSプレミアム(第1類医薬品)”を取り出し、私に手渡してくれたのだった… あれ? そういえば… ある雑誌に載っていた“新たな副作用が見つかった有名薬”の中にロキソ●ンも含まれていて、“腸閉塞の可能性”が書かれていたのだが… まさか! そのお婆さん、薬剤師じゃなかったりして!? ハハハ…


夏は冷却水の季節!?

2018年06月28日 21時15分00秒 | バス運転士
今日の後半は“A駅経由B駅行きを2往復、JR某駅行きを1往復”だったのだが、A駅経由B駅行きの2回目の終わり… 終点・某所まで、あと2区間となった時だった。突然「ピィーーーーー」という警告音が鳴り響き、赤い“冷却水ランプ”が点灯、水温計の針は“あと少しでレッドゾーン”というところを差していたので、「最近、冷却水のトラブルが多いなぁ~」と思った。

警告音を聞きながら某所の待機場所にバスを止め、「こういう場合は、エンジンを回したままの方が良かったんだよなぁ~ でも、今月の運転士ミーティングでは、整備の長が“そういう場合はエンジンを切って~”と言っていたような…???」と迷った私は、営業所へ電話をした。

電話に出た上司も“エンジンを止めない派”だったのだが、「確認して、電話する」と言われたので、そのまま待機していたところ… 冷却水ランプが消え、水温計の針も正常値を差すように… しばらくして電話の呼び出し音が鳴り、「エンジンを止めていいそうです」と言われたので、私はエンジンを止めながら“正常に戻った”ことを報告した。

すると、上司が「エンジンルームを開けて、ファンベルトが切れていないかどうか確認して下さい」と言ったので、私は確認… 「切れていません」と答えた。その後、私が“あとJR某駅行き一本で終了”だと知った上司が「じゃあ、そのまま行って下さい」と言ったので、私は「リザーバータンクの方に水を入れた方がいいですか?」と確認… 応急処置として水道水を入れることにした。

が、「水を入れる器がないなぁ~ あ、私の水筒があるか。でも、まだお茶が入っているんだけど… 仕方がないなぁ~ さすがにお茶を入れちゃまずいだろうから、飲み干さなきゃいけないなぁ~ (ゴクゴクゴク…) あっ! カバンの中に“コンビニのレジ袋(10枚くらい常備)”があるじゃないか!」と、お茶を飲み干す前に思い出し、レジ袋を使って水を補充… もう一度補充…

と、その時! バスに搭載されている無線機で呼び出されたので、「何事か?」と思いながらバスに飛び乗って応答したところ… 「やっぱり車両を交換します。◎◎号車を持って行くので、そのまま待っていて下さい」と言われたのである。それから約10分後に乗り換えるバスが到着… 私は慌ただしく出発したのだった…

乗務終了後に電話の上司に聞いたところ、「そのまま行ってもらうことにした後、事務所の他の上司たちがザワザワしていたので、車両を交換することにした」のだとか… また、バスは「センサー異常だった」そうで… つまり、狼が出ていないのに「狼が出たぞぉ~」と… やっぱりバスも古くなると… ん? バスも運転士を選んでいるんじゃないかって!? ハハハ… 何も言えねぇ~


今日はボケまくり!(今日“も”だろ?)

2018年06月27日 22時14分23秒 | バス運転士
あるバス停で車椅子の人を乗せて、終点・某総合駅に到着… すぐ後ろに来ていたバスの運転士さんが降車をやってくれている間に、車椅子の人から「このカードから100円を引いて下さい」と言われた私は、渡されたICカードを左手に持って、前扉からバスに飛び乗り、右手で“大人福祉ボタン”を…

その時! 「ピピッ」という聞き慣れた音が聞こえ、反射的に私の口から「あっ!」と声が出てしまった。そう、運賃箱の向こう側(運転席側)にあるボタンを押そうと、つい左手を運賃箱の上に置いてしまったのである。私は、車椅子の人に事情を説明して「申し訳ございません」と謝罪しながら、財布から取り出した110円を手渡したのだった…

それから約3時間後… 私は「某総合駅※※系統◆◆経由◎◎行き、発車いたします」と案内してから前扉を閉め… その時! 背後席の女性が顔を出したので、「ひょっとして乗り間違えた!?」と思ったのだが、すぐに顔を引っ込めたので「なんだ、座り直しただけか」と思って発車した。

某総合駅発の担当路線はいくつかあるのだが… その時の私は、その中で唯一の
“最初の分岐点を直進する路線(一つ目のバス停は、分岐点の先にある)”だったのだが、「まさか… 本当は“最初の分岐点を左折する路線(一つ目のバス停は、分岐点の手前にある)”のバスに乗りたかったんじゃないだろうなぁ~」と思った瞬間、私の頭の中は“最初の分岐点を左折する路線”に切り替わっていた…

ということで、私は“分岐点手前のバス停”に乗客がいるのを確認、「▲▲停、とまります」と言いながら止まって前扉を開けて「お待…」と言いかけた時、“自分が間違っていること”に気が付いた。すぐに私は「失礼しました。向こうのバス停でしたね」と言いながら前扉を閉めて、“もう一つの▲▲停”へ向かったのだった… エヘヘ… あ~ 恥ずかし!(いつものことだろ? ハハハ…)


激走する“ミスター”の娘!?

2018年06月26日 15時35分07秒 | バス運転士
先日の朝、営業所前ターミナルから“管轄区域の最南端”へ向かって、ある交差点を右折した時… 歩道上をバスの進行方向へ駆け出した一人の女性が目に入ったので、「ん? ここから50mくらい先に“他営業所の巡回バス専用停”があるから… そのバスと勘違いしてるのかな?」と思った。

が、その“激走ぶり”を見て「まさか、200~300m先のバス停まで走って… 私のバスに乗るつもりなのか!?」と思った私は、速度を上げずに“その女性が巡回バス専用停で止まるか否か”を確認… ところが、女性はバス停を通過して走り続けたので、「あれまぁ、私のバスですかぁ~」と判断した。

「ここで私が一気に加速すると、諦めてしまうかもしれないなぁ~」と思いながら、ゆっくりと走行… 早めにハザードランプを点滅させながら左へ寄って… バス停で止まって前扉を開けた。一時的に、街路樹によって女性の動向が分からなくなったけれど、すぐに左ミラーに“走り続ける姿”が映ったので安心した。

待つこと約20秒… 「ありがとうございます」と言いながら飛び乗った若い女性がICカードをタッチしたところ、エラー音が鳴り“残金200円、10円不足”と出てしまったので、私はいつものように「どうされますか? 入金ですか? 現金にしますか? まだカードからは引かれていないので…」と簡単な説明をした。

すると、彼女が「10円払います」と言ったので、私は「すいません、もう一度カードを載せていただいて…」と言って、淡々と業務を遂行… 彼女は私の目を見ながら「ありがとうございます」と言い… 途中のバス停で降りる時も、私の方を見ながら「ありがとうございました」と言ったのだった。

なんとまぁ可愛らしい… 私のイメージでは… 元K●RAのジ●ンに似た感じであった。その後、私は彼女の笑顔を思い出しながら乗務を続け… 「あんな娘に“ミスター!”なんて呼ばれたらなぁ~ 今日はいい一日になりそうだなぁ~」と思っていたら、あの“某港行きの渋滞”が待っていたのだった… ま、そんなもんだね。ハハハ…