日刊イオ

月刊イオがおくる日刊編集後記

ブログを書き続けながら

2014-09-26 09:00:00 | (相)のブログ
 イオ編集部に配属されてから4年と2ヵ月。これまで編集部員として書き続けてきたブログ「日刊イオ」のエントリが先日、200本になった。正確に言うと、今回が203本目になる。
 これを機に、自分が書いてきた202本のエントリをざっと読み返してみた。読み返すだけだと面白くないので、どのようなテーマで書いてきたのかカテゴリー別に分類してみた。その結果がこちら。重複しているものもあるので、下記の数字の合計と記事の総数が合わないことを予めおことわりしておく。

 朝鮮半島(朝鮮民主主義人民共和国、韓国)関係 28
 各種時事・社会問題 11
 「無償化」、補助金など朝鮮学校差別問題 19
 在日朝鮮人、朝鮮学校の歴史 11
 国連人権勧告関係 6
 ヘイトスピーチ 4
 東日本大震災(原発事故含む) 21
 スポーツ 17
 各種展示会、イベントのレポート 19
 映画評 7
 書評 5
 イベント告知 4
 雑誌編集の裏話、取材のこぼれ話 18
 日常生活、趣味など私的ネタ 40

 意外といろんなテーマで書いているなぁ、というのが第一の感想。時期によって、書く内容にも特徴が見られた。初期は取材先でのこぼれ話や日常生活のあれこれについて書いていたが、2011年3月の東日本大震災以後は震災や原発事故関係の記事が多くなり、「高校無償化・就学支援金制度」からの朝鮮学校除外や補助金不交付といった問題が浮上してからは朝鮮学校に対する差別政策を批判するエントリが自然と増えた。
 今年に入ってからは映画評や書評、美術展などのレポートが多い。これは、雑誌の映画評や書評ページに載せる記事を書く前段階として、作品の内容や自分の感想をまとめておくという意味合いもある。
 やはり、と言うべきか、私たち在日朝鮮人をとりまく政治・社会問題についてのエントリが多い。印象に残っているものをいくつか紹介するするなら、「在特会」の朝鮮大学校前での街宣を批判した http://blog.goo.ne.jp/gekkan-io/e/d475315ac4201488c76f8958db9b9363 や、平壌で行われたサッカー朝・日戦について書いたこれ
http://blog.goo.ne.jp/gekkan-io/e/b9d5f99d5058d5c2401ac6bd5d237f38 などだろうか。いずれもSNSで拡散されページのアクセス数が急増、一部で「プチ炎上」状態になったことを思い出す。
 往々にして、時間をかけて丁寧に書いたエントリより、勢いにまかせて短時間で仕上げたものの方がリアクションが大きかったりする。なぜだろう。
 日常生活や趣味などの私的ネタが全体の20%を占めているのも意外といえば意外だった(もっと少ないと思っていた)。どうしても書くネタが見つからない時は、日常のたわいもない話をつづったり、何のオチもない季節ネタやイベントの告知でお茶を濁すのだが、後で罪悪感に苛まれることも少なくない。
 
 これからも時に硬派に、時にゆるく書いていこうと思う。みなさま、ますますのご愛読を。(相)
コメント
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