福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

永久歯前歯の歯並び、かみ合わせ

2007-02-26 | 歯並び、矯正の話

永久歯前歯の出始めは、下の前歯がデコボコや捻れ、上の前歯はハの字に広がっているのはある種時期的には自然です。このことはブログでも以前説明したように思います。保護者の方が気にされている場合も多々あって「矯正治療が必要ですよね」とか言われます。その時の私の説明は「矯正治療は必要かも知れませんが、出始めの今が最悪で、歯の生え変わりや歯並びの成長によって次第に改善されていきます。しばらくは格好悪いけど経過を見ましょう」。経過を見ると改善される場合が多々あります。矯正治療をする場合でも、歯を動かす量が少ないほうが治療期間も短くなり歯のためにもベターです。


確かに派手に上の前歯がハの字に出ています。上下が逆に噛んでいてこちらも問題です。このようなかみ合わせで下の永久歯前歯がグラグラ(外傷性咬合)の場合は、早めに矯正治療を始めますが、そうでない場合経過を見ています。


 4か月後の健診でみると、横の永久歯が出てくるとともにハの字は改善されて来ています。横の永久歯は上下逆に噛みそうか?


さらに4か月後、反対側の横の歯も出始め、自力と言うか自然にハの字は良くなって来ています。何と、逆だったかみ合わせもほぼ改善されていますね。さらに観察を続けます。
歯の捻れがありますので、未来的に矯正治療は必要かもしれませんが、経過観察は賢いとは思いませんか?

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