福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

充電をする

2019-04-29 | できごと

大型連休です。当院でも昨日から5月6日までの9連休です。日帰りで鹿児島に帰省する予定はありますが、他には特に予定がない長い休みに突入しました。
家でゆっくりするも良し、趣味の掃除(自宅と診療室)をするも良し、読書をするも良し、などいろんな意味で充電できればと考えています。 


 


専門書や本は買うのが趣味的で読みこなせていませんので、 この際気になる本は読破したいですね。
まずは昨日届いたこの2冊。
専門書の「必ず上達」シリーズは色んな分野が出版されていて、矯正分野はこれが第2弾。
今更、必ず上達ということではありませんが、色んな先生の考え方や方法を参考にしたいと思い、購入した次第です。
矯正分野のディテールは知識、技術、経験をもとに自分なりの工夫もありますが、自己流に偏ったり経験則が先行しないように、新しいことも取り入れながら、常に舵取りが必要です。
他の分野や仕事も同様と思います。
「自分のための人生」は啓発書の王道で、一応押さえておきたいという気持ちです。 
ブログのBGMは、藤巻亮太のアコースティックアルバム。レミオロメン時代の名曲が懐かしい。
ちなみに、ドラマのイッキ観もできるかな? 昨日はGRIMMを5エピソード進めました。
人気プログラムでシーズン数が多いので、なかなか終了しません。シーズンが進むにつれ、話が複雑にそして大きくなって来てます。
そう言えばGRIMMをコンプリートした長男が、イッキ観をビンジウォッチとか言ってました。






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シーラントの効果と使用材料

2019-04-26 | むし歯予防の話

昨日は中央区保健所で3歳児歯科健診の担当でした。担当は各区の福岡市歯科医師会会員の持ち回りで、数年ぶりに廻って来ました。
歯科医師2名で70名弱を健診したと思います。
地域性もあるかとは思いますが、3歳になったばかりですとむし歯が無い小児がほとんどです。
3歳前の年齢で、歯科にフッ素塗布等で受診している小児も少なくありません。
なかには、奥歯にシーラントをしてもらっているケースもほどほどあって、なかなか予防に対する関心が高いと実感しました。
当院でも1歳半健診以降くらいを境に、かかりつけ歯科ということで定期的に予防で受診される場合が多いように思います。
さてシーラントですが、主として奥歯の溝部分を封鎖して虫歯予防を行う方法ですが、歴史的にはレジン系(ある種のプラスチック)を使用して行う方法が基本で、今でもほとんどの歯科医院でレジン系シーラントを使用していると思われます。虫歯予防率は過去の多くの研究によると70%程です。





レジン系材料は、その接着で水分と相いれないため、歯面処理や材料を付ける段階で唾液や水分があると、接着エラーですぐ外れてしまいます。
そのため、特に低年齢では、ラバーダムという、処置する歯だけゴムシートから露出させる装置を付けて行うのが望ましいのですが、3歳未満くらいですと、ラバーダム自体が大変な小児がほとんどだと思われます。
シーラントは目的ではなく虫歯予防の手段ですから、当院では、主としてグラスアイオノマー系の材料を使用しています。
水分が若干ある環境でも接着OKで、歯面処理も不要なので、患者さんに負担なく短時間で終われます。また、材料から微量のフッ素が出ることと、フッ素入り歯みがきやジェルの使用で、材料にフッ素が取り込まれ、さらに歯に作用し続けると言う利点があります。
グラスアイオノマーは1990年代から次第に普及して来ていて、世界的にはかなりメジャーなのですが、日本では予防の分野ではその使用がまだまだです。
写真の材料はフジ9、フジ2LCというメイドインジャパンのグラスアイオノマーで当院で使用しているものです。
患者さんにも術者(歯科衛生士)にも楽で、フッ素で歯の成熟を促進するグラスアイオノマーシーラントですが、一般歯科はもちろん小児歯科専門でも普及しないのはなぜ?
不思議です。
ちなみにすべての奥歯にシーラントをするか?またいつするか?というのは研究データに基づいて、当院の場合は乳歯の一番奥歯に3歳すぎ頃から、永久歯では6歳臼歯、12歳臼歯に行うことをお勧めしています。




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久しぶり 無濾過酒

2019-04-22 | できごと

昨日、近所の酒屋で無濾過酒を見つけて、衝動買い。
無濾過酒といえば、自分の理解では、しっかりした香りと深い甘みがあって、主張がある日本酒という印象です。
賀茂鶴という広島の銘酒がありますが 、これは加茂錦という新潟県産です。


 


新潟県産の日本酒は水っぽいので、無濾過酒でも若干主張が弱い分、飲みやすいともいえます。
お値段は4合瓶、純米吟醸で1000円ほどと、エコノミーですね。 
只今のBGMは日本酒とは関係なく、RITA ORA。EDM系ですが、しっかり実力ある女性ボーカリスト。




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フッ化物について再考する

2019-04-18 | できごと

昨日は、福岡小児歯科集談会の講演会を催しました。今回講師をお願いした筒井先生は、歯科分野のフッ化物の専門会で、福岡歯科大学の予防歯科で長年ご活躍でした。 
現在はNPO法人、ウェルビーイングの主席研究員をされています。ウェルビーイングといえば、以前は福岡予防歯科研究会という名称のスタディグループで全国的にもレベルが高く、私も所属していました。 


 


 


資料もしっかり準備いただき、フッ化物について再考するとともに最新情報を得ることができました。
オフの懇親会では、個人的に多くの質問をさせて頂き、さらにエビデンスに基づいた知識が増えました。





これはフッ化カルシウムの結晶、すなわちホタル石。
フッ化物が自然界に存在しているという象徴ですね。例えば魚、野菜などにももちろん含まれているわけです。

ちなみに、講演会の前に総会を開いて、今年度の事業計画や予算案も承認を得ました。
現在、会員が38名のスタディグループ、今年度も何とか微力ながら頑張りたいですね。 






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来週の準備

2019-04-14 | フッ素について

週明けは福岡小児歯科集談会の総会、講演会を控えています。
休診の今日もいつものように出勤して、直前の準備をしました。今度の講演会は、フッ素の分野では有名な筒井先生にお願いしました。
事前に、講演会用の内容びっしりの資料をメール経由で頂いたので、各参加者用に印刷をしたり、総会の式次第を仕上げたりという作業をしました。
フッ素といえば、私もニューヨーク大学小児歯科時代はボスがフッ素の専門家ということもあって、かなり学ぶこともありました。
その時のきっかけもあって、現在に至るまで虫歯予防におけるフッ素の有効性については勉強を続けているつもりです。
当院のスタッフも、このような院長の方向性がありますので、フッ素についての知識や応用についてはレベルが高いと思います。
とはいえ、さらに外部の専門家の話を聴くことで、さらに客観性、そして進化があるのではと感じています。


 


自分にとっても確認、そしてよりしっかりしたエビデンスに基づいてフッ素を適切に使用できる参考になると思います。 
20世紀から21世紀にかけての虫歯減少と、フッ素入り歯磨きの普及率の関連は世界各国で見られ、普及が遅れていた日本ではここ10年くらいで諸外国に追いついて来ました。
水道水に微量のフッ素(歯磨き剤の1000分の1の濃度)を入れるフロリデーションは最も効果的で、1990年代のニューヨークでは、小児では現在私たちを悩ませている歯間虫歯も殆どなく、2020年近い日本の都市部でも追いついていません。
歯磨きが雑で(ただしフロスは普通です)、甘いものを制限するという感覚がほとんどないアメリカ(少なくともニューヨーク) でフロリデーションの効果を実感したわけです。
このように虫歯予防には最も簡単で効果があるのはフッ素の使用には間違い無いのですが、日本では、虫歯ハイリスクの患者さんに歯磨きやフロス、食生活の改善をお願いするのも重要です。
こちらの方は、繰り返しカウンセリングや指導が必要になるので、悩ましい部分ですが、一部の患者さんでは避けて通れません。 





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新年度のミーティング

2019-04-14 | できごと

新年度といえば、所属している団体等で年度変わりの総会があったりします。
週末は、福岡市歯科医師会の地域歯科医師のミーティングと食事会が開催されました。私が所属しているのは平尾班という20数名の開業歯科医師のグループ。
学校歯科健診、3歳児健診など会員が分担して協力していますので、担当確認や歯科医師会からの連絡などあった後、食事会です。年に数回このような会合があります。
食事会の会場がいつもちょっと高級なところが選ばれていて、日常行くことはありませんので、楽しみでもあります。
また、同じ地域の歯科医師どおし、情報交換も結構有意義です。また、平尾班は会員の親睦も盛んで、2年に1回は会員の親睦旅行も企画され、今年の秋は京都旅行の予定です。
今回の食事会会場はフレンチのひらまつ。有名店ですね。


 



 


お店の雰囲気も良く、もちろん厳選された素材で美味しい。 
この辺まで来ると、美味しい以上はなくて、コスパも考えると、また行きたいお店ということにはなりません。
有名店は、お客さんの期待度も高く、良くて当たり前なので、それ以上を提供するという大変さがあるのは宿命ではないでしょうか。
飽くまでも主観ですが。
系列店のKUBOTSUでも同じ感想を持ちました。
ちなみに今、休日の朝は、コルビー・キャレイの曲のシャッフルをアレクサにお願いしました。いい感じです。
 





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八重桜

2019-04-11 | できごと

サクラも終盤ですが、若干寒の戻りがありますね。
八重桜は開花が遅いので、ソメイヨシノが散る頃に満開となるようですね。





舞鶴公園のお堀端、東端の地下鉄赤坂駅あたり。

















いろんな意味で、エネルギーチャージしたいのですが、まだ余裕なしの日々が続いています。





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季節が移ろう

2019-04-07 | できごと

いよいよ春本番ですね。私は休日は毎度の雑務なのですが、夕方髪切りに行った帰りに舞鶴公園のお堀端を自転車で通ったら、花見の人がいっぱい。
サクラはまだ結構咲いていて、今年は開花の期間が長いようですね。
明日からは学校は新年度が始まるところも多いようですが、当院の患者さん予約を見ると、若干春休みの余韻があるようで、しばらく患者さんが多い状況です。 


 



 


サクラの次はツツジという時期です。
休日の雑務も、季節の移ろいもいつもと同じですが、同じことに平和を感じ、感謝です。 




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行動変容は難しい

2019-04-04 | できごと

今日はは休診日。ちょっと風邪気味なので、ゆっくり昼寝もして、午後遅くから出勤してカルテ書きや矯正関係の技工など。
現在、春休み期間で患者さん来院予約は隙間はありません。
当院受付のNさんは本当に優秀かつ明るくて、患者さんのご希望があればキャンセル待ちも受け付けて、キャンセルがあった場合は該当の患者さんにすぐ連絡しています。
そういう訳で、キャンセルがあってもすぐ埋まって、結局患者さんに途切れがありません。
当院は、少なくとも高校までは定期健診で来院いただくようお話していることもあって、この時期中高生の来院も少なくありません。
多分、永久歯虫歯はいちばん増える時期で、かつ将来の歯周病リスクを予感させる患者さんも増えます。
今までよりも虫歯リスクが上がってきて、初期虫歯が増えてきたりします。
予防という観点では、早急に虫歯リスクを下げたいわけで、これには歯科医院での予防処置のみでは不充分で、患者さん側の日常のケアに対する関心や実行が必要になって来ます。
思春期の患者さんに、ある種の健康感をもってもらうというのは難しいことで、歯科医師もですが、より患者さんとの距離感が近く予防処置や指導を担当する歯科衛生士では悩ましい事柄です。
スタッフが患者さんと話していて、苦労をしているな〜 、という場面をよく見かけます。
ここのところ、トータルカリオロジーという北欧発の虫歯予防の本を読み返しつつ、MI(motivational interviewing)の本を読み進めているところです。
虫歯予防をもう一度洗い直し、それをどのように患者さんの気づきや行動変容に生かすか? という難しいテーマです。
4月中旬くらいになると、少しは診療時間に余裕が出てきそうなので、この時期にスタッフとシェア出来たらと考えています。







 

我が家の1階のエントランスには結構広い花壇があって、1年中何らかの花が咲いています。
これは今日の夕方。 
最近はNIKONのミラーレス一眼を復活させて、明るい単焦点レンズを使用しています。
接写できて、ボケ味がいい感じ。 

 



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休み前日

2019-04-03 | できごと

日曜と木曜が休診日なので、前日の土曜と水曜の診療後は、気持ちがのんびりします。
休診日も基本何か雑務はしているんですが、時間の縛りが緩やかなので、そのせいでしょう。



 





夕方、帰宅時に、我が家のエントランス付近で西空が暮れていくのを見ると、ホットします。
今日は好天で、夕焼け。サクラは開花しましたが、寒さがちょっとぶり返しているよう。
息子たちは長男は先月末に横浜、次男は今日東京に戻って、それぞれ新年度のスタートです。
今年のゴールデンウィークは当院も9連休ですので、今度は東京か横浜あたりで親子で宴会というのもいいかな、と思っているところです。 

 



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