ちょっと前のブログでも紹介しましたが、上の犬歯の位置不良で埋まったまま出て来ない例は珍しくありません。
最近増えたというわけではなく、口腔外科処置＋矯正治療は歯科医なら誰でもできるというわけではないので、放置されそのままという成人も少なからずいるでしょう。
当院は小児青少年が殆どで、問題を適時に発見できる機会も多く、一部の困難症例を除き、当院で何とかマネージしています。
現在11歳でほぼ永久歯になる年齢で、重症の反対咬合で上の歯列を前後左右的に拡大後、裏側にリンガルアーチ装着で、経過観察中です。
全体的治療は、下顎成長が落ち着く高校くらいからスタート予定です。
現状としては何とか逆の噛み合わせになっていない程度です。
横から見ると、上は乳犬歯が残っていて、隣の側切歯付近は若干の歯茎の膨らみがあります。
結構長期間、永久犬歯が側切歯の外側に被さるような位置で埋伏しており、自力で出て来ず改善なしです。
その影響で、側切歯も若干内側に位置せざるを得ない状況です。
タイミング的にそろそろ積極的な処置が必要と判断し、永久犬歯部の歯肉切除（開窓処置）を行って、矯正装置で犬歯を移動することにしました。
６～９か月の期間が必要と予測しています。一緒に側切歯の位置も改善できるでしょう。
その後休憩で、高校生以降にに全体矯正の時期がやって来ます。
反対咬合の第1期＆第2期、そしてこの時期の犬歯の開窓牽引と、患者さんにとっては長丁場でご苦労様、と言いたくなります。
現在分かっているだけでも、近未来に同様な処置が必要な患者さんが数名いて、私たちは最善を尽くすのみですが、患者さんや保護者の方も大変だな～と感じます。
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昨日、朝食時にNHKの朝イチをみていたら「シティ・ポップ」を特集していて、最近世界レベルでリバイバルしているそう。
amazon music でシティ・ポップのプレイリストを聴いてみると、なるほど〜この辺りねと分かりました。
1980年代で、音楽媒体はまだCDがメジャーになる移行期で、最近聴き直しているマイレコードライブラリーにも結構ありました。
バブル期も始まる頃で、若い世代が景気良くキラキラしていた時代でした。
この頃の楽曲は今でもよくカバーされてますね。
例えば、ドラマティック・レイン、フライデー・チャイナタウン、プラスティックラブ、Midnight Pretenders、真夜中のドアなど。
リズミックでジャズテイストがある曲かな、と今更ながら思います。
最近のChill out music へと続くような曲もあり、多分若い世代が古さより新鮮さを感じるのも分かる。
歌謡曲とJ-pop、J-rockの間の時代で、大雑把にはニューミュージックと言われてましたね。
邦楽はネット時代の今と違って、国外に出るという機会は殆どなく、今更ながら発掘されてワールドワイドになっているようで面白い現象。
現在同時代の洋楽ジャズやロックはレコードで聴き直してますが、こちらも結構手元にあるので、聴きたくなりました。
ちなみに写真の左から稲垣潤一、大瀧詠一、南佳孝、山本達彦のマイレコードからの数枚。
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新酒が出る季節で、ちょっと前に酒造開きに出かけて、久しぶりにしっかり日本酒を楽しみました。
かつてはマイ冷蔵庫には必ず日本酒が数本冷えていましたが、最近はジン、ウォッカ、ラムなどに交替してます。
久しぶりにマイ冷蔵庫に日本酒参加です。
アルコール度数高めのルティーンなので、日本酒は甘い水レベルになってしまいそうです。
名前通り、京都伏見の酒。純米大吟醸なので美味しいのは当たり前で、好みかどうかというところでしょう。
ワイングラスでおいしい日本酒アワードで最高金賞だそうです。
確か酒造開きで味わった如水もそうでした。
開栓直後の味、若干酸化した数日後の味、若干冷やすか、しっかり冷酒か、比較も面白いかも。
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本当の意味でのウィズコロナの日常になって、当院の患者さん紹介などでお世話になっている先生方に、リアルで再会できるようになりました。
昨日は歯科矯正専門のY先生と、本当に久しぶりに夕食会です。
先日臨床矯正歯科医会が終わったばかりで、その準備委員長を任され、ここのところ大変だったとのこと。
スタディグループ（福岡小児歯科集談会）でY先生に講演をお願いしたいと思い、日程や内容の打ち合わせも進めました。
私も通常の矯正治療は行っていますが、歯科矯正専門の先生の考え方など、大いに参考になります。
夕食会は最近リピートしている中州のイタリアン「クラシコ」。
もちろんメニューもお味も完璧ですが、Ｙ先生曰く、シェフもソムリエの方も働く姿や所作が素晴らしい。
まさにその通りプロの姿で、それも含めこの店は素晴らしいと感じるのでしょう。
講演会の内容は、最近ある種の流行りだけどちょっと怪しいところもある、アライナー矯正（マウスピースタイプ）について、矯正専門医としてどう考えるか？をテーマにしたいと考えています。
食事をしながらでしたが、私なりに色々と質問をさせて頂き、こちらの希望する講演内容を理解いただくようしました。
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季節性インフルエンザが久しぶりに流行していて、福岡市内の学校でも学級閉鎖があったようです。
コロナ＋インフルでたまらんな～、と思ってましたが、今年のインフルエンザの流行はコロナパンデミック以前と比べて緩やかなようです。
過去のグラフから考えると、ピークを過ぎるころでしょう。
コロナ流行以前と比べて、一般的感染対策レベルが格段に上がっている影響かと思われますね。
オミクロンもピークアウトしているようで、重症化率は減少しましたが、インフルと比べて威力はどうなんでしょう？
最近のスイスでの研究調査で、入院患者さんでの死亡率を比較したデータが出ています。
オミクロン株7.0％に対して、インフルエンザは4.4％とのこと。
格段にパワフルという結果ではありませんが、新型コロナウイルスは多分通年性に流行するのが悩ましいですね。
マスク着用以外は日常が戻った日本ですが、今後はインフル同様に、任意のワクチン接種で共存ということになりそうですね。
収束という言葉は度々使用されてきましたが、コロナファミリーのインフルエンザも収束はしていないことは再認識して欲しいと思います。
因みにフレディＶＳジェイソンでは、微妙にフレディーが威力ありですかね？
エイリアンVSプレデターでは人間にも理解を示すプレデター勝利だったけど。
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STAR WARS は戦闘シーンがスリリングで、その他のストーリーは結構覚えていないのが正直なところでした。
STAR WARS よりもSTAR TREKの方がより科学的に感じられて好みだったこともあります。
最近ディズニープラスでSTAR WARS を時系列で視聴しています。
最初の３作以降は、しばらく時代を遡って制作されたので、３作目の「ジェダイの帰還」の次の時代は、３０年以上も経過して制作されています。
さすがに最初のメインキャストもおじさんおばさんになってますが、相変わらず頑張ってます。
スピンオフも含めるとまだコンプリートにはほど遠いんですが、エピソード１から辿ると、WARSになったのは、良くも悪くもスカイウォーカー家の血筋や宿命の影響なんでしょうね。
スカイウォーカー家がなかったら、意外と宇宙は平和だったかも。
でもドラマチックではなかったでしょうねとか、所詮映画の話。
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顎のズレというと、通常は下顎の位置が前後左右的にズレている場合を言います。
反対咬合系の人は、上の歯並び自体が相対的に小さいことが多いので、その確率が高くなります。
下顎の成長が最も大きい思春期成長期を過ぎると、顎のズレは骨格的なものとして定着します。
小学生頃であれば、噛み合わせが下顎のズレを起こしている例が多いので、比較的早期の矯正治療が望ましいということになります。
小学生のこの患者さんは骨格的にも反対咬合系で、向かって右の前歯2本が逆に噛んでいます。
その影響で、下顎は向かって右前に誘導されていると思われます。
まずはこの嚙み合わせを改善することで、100％とは言えませんがズレは最小になります。
近々、前歯の早期治療をスタート予定です。
ちなみにこの患者さん、向かって左上の側切歯が、かなり傾斜しています。
パノラマＸ線では、向かって左上の永久犬歯はまだ高い位置ですが、中切歯側切歯の間に位置しています。
犬歯が側切歯を押していて、側切歯の傾斜が起こっていると診断されます。
犬歯は埋伏してしまう確率も高いので、１年半～２年後には、この問題への対処が必要になります。
そしてさらに成長期終了後の反対咬合系の全体的矯正治療が必要になるかも知れません。
管理が長期間になるので、まずは大まかな予測を立てて、適時にメリハリのある介入をすることが、特に患者さんの負担軽減に繋がります。
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今日の午前はオフで、自転車エクササイズと博物館へ。
気温10度以下ですが、天気が程々で往復10ｋｍくらいですから、負担にはなりません。
博物館は現在は特別展はやっていませんが、常設展だけでもボリュームがあって充分です。
両国の江戸東京博物館もそうでしたが、地域の歴史がビジュアルに分かって興味深く楽しい。
福岡市博物館と言えば、漢委奴国王の金印ですね。
本当に小さいもので、よく発見されたと思います。
これは現在の福岡空港付近の板付遺跡を復元したもの。
縄文～弥生時代。
福岡は地理的に大陸との交易が盛んで、交易センター的な施設が「鴻臚館」だったそう。
もともと大宰府にあったようですが、海路で交易が行われるため、現在の舞鶴城跡付近に移動して10世紀ころまで続いたそうです。
私も記憶にありますが、平和台球場が解体された1980年代後半に遺跡が発掘されて、鴻臚館の位置が明らかになったようです。
江戸時代は黒田藩。
この頃は外国の地図ではFACATAと記されており、博物館だよりの名称もFACATAです。
こちらは江戸時代の祇園山笠の再現模型。
実際の鴻臚館跡地近くのお堀。冬景色。
冬景色でも、ちょっと和む。
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上の永久犬歯は、位置不良で埋まったままとか、出て来ても１歯ずれた位置に出て来るとか、何かとトラブルが多い歯です。
深い位置で完全に埋まったままで、出るスペースもない場合は、そのままのこともあります。
中学生の患者さんで犬歯が2歯隣の、中切歯の根の先付近に埋まったままです。
乳歯の犬歯は残っていて、何とか永久犬歯のスペースを保っています。
埋まった犬歯が中切歯の根の部分を押していて、左右の中切歯の傾斜が異なります。
同日に埋まった歯の部分を外科的に開けて、歯を牽引するためのボタンを接着しました。
歯が口腔内に見えてきた段階で、ボタンは通常の矯正ブラケットに変更して、乳犬歯があった位置まで牽引＆移動しました。
部分矯正ですが、骨の中で移動で、さらに距離や角度もあるので、時間がかかります。
2年弱で、やっと終了です。
典型的な矯正治療ではないので治療期間の予測が難しいのですが、同様な症例の経験から1年半前後は要すると考えていました。
歯磨き指導は繰り返し行いましたが、ブラッシング不良で歯肉炎、初期虫歯が発生しています。
装置も外れましたので、今後のフォローの中で改善に力を入れる必要がありますね。
この患者さんは向かって左上の側切歯が小さい矮小歯、また下の切歯も欠如があって、上下中央が不一致とか犬歯の噛み合わせが理想的にできません。
個人的には、この辺りで許容範囲と考えます。
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家内が、今日はレッスンを受けているピアノの発表会で、私は行けませんでしたが、夕方お疲れ様会で外食しました。
我が家は飲食街の中にありますので、直感的に今日は焼き鳥と思って、予約なしで行ってみました。
長男が帰省した折に行っている、お気に入りの「とりぶどう」は我が家の近くです。
人気店ですが、日曜で時間が早く、２名のみということで入れました。ラッキー。
関東では一般的ではない、豚バラねぎ。もちろん塩です。
何だか落ち着く〜と感じるのは、九州人だから？
ここは焼き鳥に特化したお店ではなく、ワインや海鮮などバリエーション豊かなメニュー。
ロケーション的には大名裏通りのまた裏で微妙に分かりにくい。
ディープな立地ですかね。
誰かを連れてリピートしたくなるお店。それが人気店なる所以でしょう。
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