虫歯予防に最も強い味方はフッ素で、家庭用のフッ素入り歯磨き剤やフッ素ジェルを使用するのは、現代では必須です。
歯科医院専売のフッ素ジェルは多数あって、濃度も明記されていますので、年齢や虫歯リスクに応じて毎日の使用をお勧めしています。
市販品では濃度が明記されていないものがほとんどで、かつ有効濃度に満たない製品もあります。
歯科医師歯科衛生士が市販品のことに詳しくないのは、ブラックボックスですね。
ちょっと前のブログでも家庭用フッ素ジェルは紹介しましたが、今回いろいろ市販品を購入してみて、さらに濃度も調べました。
初診の患者さんなど、市販品を使用している場合が多いので、どの製品かわかれば、効果の有無も説明できます。
上の写真では、右の2種類は100ppmで効果は期待できません、チューブタイプは左から500、950、500ppmです。
こちらは有効濃度は入っていますが、虫歯菌の感染定着がおわって、ある程度リスクが高まる3歳以降くらいでは、当院では900ppm台の製品をお勧めしています。
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市販のマウスウォッシュは多数販売されていますが、いわゆる虫歯や歯周病予防効果が実証されているのは限られています。
昔からあるリステリンはアルコール成分で若干の歯肉炎予防効果があるのと、コロナウイルス等を減らす効果があります。
コロナ禍の今、診療前にうがいしてもらうことで、感染対策の一つになります。
これは日本の製品で、結構歴史があるコンクールFという製品、
主成分はグルコン酸クロルヘキシジンです。
この成分は歯周病菌や虫歯菌を減らす効果があるのは随分前から実証されていますが、日本では薬事法の問題で諸外国と比べて低濃度でしか使用できません。
それでも、大阪大学等の研究で虫歯菌歯周病菌の減少、バイオフィルムの形成抑制効果も分かっています。
日本で意味のあるマウスウォッシュは、ほぼこの製品のみかと思います。
それでも、歯垢が溶けたり除去はできないので誤解の無いよう。
効果を期待するならば、毎日2回ほどの使用が必要と思いますが、フッ素や歯周病予防成分（例えばクルクミン）が入っている歯磨き剤使用後ですと、マウスウォッシュで有効成分が流れてしまいます。
違う時間帯の使用が良いと思いますが、現実的に習慣化するのは少し努力が必要でしょう。
歯科医院専売ですが、ネットや一部のドラッグストアでも購入できます。
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歯並びも噛み合わせも大きく問題なくても、上下前歯が前傾していて口を閉じにくい場合があります。
横顔を見ると、上下の唇も出っ張った印象で、両顎前突と呼ばれています。
骨格的に前突している例もありますが、歯の傾斜が強い場合が多いと思います。
また、骨格的には下顎の方が大きく、上の前歯が逆の噛み合わせにならないように前傾して噛んでいる場合も、日本人では人種的に多いですね。
上顎が大きいわけではなく、上の前歯が前傾して出っ歯に見えるわけです。
どの場合でも、審美的には問題ですが、口を自然に閉じれない場合も多く、習慣的口呼吸で全身健康への影響が考えられます。
お口の写真だけでは明らかでありませんが、中学生のこの患者さんはお口ポカンです。
相対的には上の前歯の出っ張りが見えますが、奥の噛み合わせは良好です。
大きな歯並び噛み合わせの問題はありませんが、第１小臼歯4本の抜歯で矯正治療開始です。
1年半少しで治療終了です。
もちろん審美的に良好になって患者さん保護者の方とも満足されています。
患者さん側の主訴は、口唇など軟組織も含めた審美的改善の部分が大きいのは普通ですが、虫歯歯周病リスクの減少とともに、口呼吸改善による全身健康にも繫がることは治療の意義が大きいものと思います。
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息子たちが小学生の頃、同じマンションのパパ友Sさんと両家族の子供達と一緒に、長浜にある温泉「湯の華」によく行って、その帰りに近くの博多ラーメン「一心亭」に寄ってました。
今日の休日ランチは、その懐かしい「一心亭」へ。
長男も帰省の折、一緒に東京から遊びに来た友人と、温泉＆一心亭だったそう。ディープな福岡（博多）観光ですね。
一心亭は久しぶりで味は忘れていましたが、今日食べてみるとややあっさり系の豚骨ですが、少し塩分多めでこれは私の好み。
元祖長浜ラーメンは港湾労働者が多い地域で、塩分多めだったとか。一心亭は元祖に近いのかも。
博多ラーメン定番は紅生姜。
私の場合、紅生姜とゴマをトッピングします。
ここはメニューにチャーハンはありませんが、セットメニューは餃子か餃子＋おにぎり。
お客さんが、「やっぱ紅生姜は赤いのが良いよね〜」とか言ってました。確かに。
ちなみに「だるま」の生姜は、珍しく白でしたね。
Sさんはスープが赤くなるくらい生姜を大量に入れていました。
替え玉して子供達とシェアすることでエコノミーにもなってましたね。
替え玉と言えば、一風堂はからし高菜も置いてありましたので、私の場合、替え玉の時に高菜を入れて高菜色辛スープを楽しんでました。
タクシーの運転手さんもランチタイム。
それらし過ぎる店構えと雰囲気。
次はリターン・トゥー・一風堂かな。
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B社から、PMTC用の新しい製品発売とのことで、サンプル請求して届きました。
歯科衛生士が、患者さんの歯のクリーニング時に使用するプロ用の製品です。
新製品と言えば、今までの製品より性能や価格の面でメリットがないと売れないでしょうから、使用して検討したいところです。
小児の場合は、着色等あっても軽度の場合が多いので、機械を使わず歯ブラシにジェルを付けて磨くだけで、ほぼ除去できます。
もちろん、機械を使うと低年齢の患者さんでは嫌がると言うこともあります。
クリーニングジェルを使うことで、見た目だけではなく、歯の表面のバイオフィルムも除去できますので虫歯リスクが下がることになります。
除去できる能力も重要ですが、元来成人用の製品のため、小児では味を嫌がる患者さんも結構います。
したがって、味も重要なのが小児歯科特有ですね。
臨床使用して、現在使用中の製品と比較検討する予定です。
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福岡市では、コロナ禍の影響で、1歳半歯科健診は集団ではなく個別健診に切り替えていました。
6月までは各協力歯科医院に受診することになっていましたが、感染収束に至らないため、その期間を来年3月まで延長することになりました。
お子様が1歳半頃になると、市からお知らせが届きますので、協力歯科医院に電話等で連絡して、健診予約をお願い致します。
医科、歯科別に受診で面倒ではありますが、個別相談の時間がとれるとか、歯科ですと医院でのフッ素塗布も一緒にできますので、メリットもあります。
また、来る7月から妊婦歯科健診に加えて、福岡市では産婦歯科健診もスタートします。
産後、お子様が1歳になる前に、お母さん赤ちゃん両方の健診が無料で受けられます。
ただし、何らか処置が必要と判断された場合は、保険診療になりますのでご承知おきください。
もちろん、当院は両方の協力歯科医院となっています。
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最近は博多ラーメンの食べ歩きをしている休日。
休診日の今日はお昼前に少し休日出勤してから、ランチへ。
我が家の近くの今泉にある、博多ラーメンの長浜「ナンバーワン」天神店へ。
元祖は長浜屋台の１軒で、有名店。
長浜には何度か行ったことはあって、以前、北海道から来た知り合いを連れて行ったら、2回替え玉をして満足してました。
毎度のチャーハンとのセットメニュー。麺はカタで。
先日の一幸舎と近い印象で、あっさり系。合格ではありますが、自分には微妙に物足りない。
屋台ではありませんが、「らしい」店構え。
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たまたまとは思いますが、今日は先天性心疾患の患者さん、多数の食物アレルギーを持つ患者さん、食べ方が上手にできない患者さん、あいうべ体操を提案しましたが舌小帯が短縮傾向の患者さんなどがが来院しました。
これらの患者さんが健康に食べれる環境を得るためのサポーターが、小児歯科医には求められていると思います。
治療をして、審美的にも機能的にも修復回復するのは、成人歯科ではもちろん重要です。
このように形になるものは具体的で分かりやすいですが、予防や生活サポートとなると形がありませんが、同じく重要です。
小児歯科は虫歯や歯肉炎の治療は、成人と比べてはるかにシンプルですが、コンセプトの部分が大きい分、存在価値があるのではと思います。
というか、今日の患者さんで再認識しました。
当院は通常の矯正も行なっていますが、これは私の脳内の、形あるものオタクの部分を使っているんでしょうね。
もちろん、結果的にはお口の健康を大いにサポートするものではありますが。
いつ見ても空は見飽きることはないですね。午後７時半の夕景。
梅雨の中休みが長い今週。
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少し前のU先生のフェイスブックのコメントで、「うわ～、オリンピックで7月の祭日変わっとるし！」という投稿がありました。
それに対するコメントも、知らなかった～とか、最近知ったとかがありました。
当院では3か月ごとの定期健診患者さんが結構いますので、例えば7月の予約は4月来院時に取っておくという場面が結構あります。
お盆休みからさかのぼって、5月にはお休みを決めて患者さん予約枠を確定することになります。
紙のカレンダーは昨年作られていますので、普通未対応です。
スマホのカレンダーを利用していれば、その間違いはなく、当院は5月初めにはには対応できました。
東京オリンピックの影響らしいですが、それでも7月の祝日変更で、一部患者さんの予約変更が必要でした。
7月22日海の日、23日体育の日、8月8日山の日、9日振替え休日というのが、今年バージョンですね。
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小学生頃に、矯正治療第1期として、部分的矯正治療を行うことは珍しくありません。
中高生や成人でもまれではありますが、部分的に歯並び噛み合わせが不良で、あえて部分矯正の方が望ましいときはあります。
この患者さんは、随分前に前歯の捻じれなどを改善する部分矯正を行いましたが、高校生すぎて前歯のスペースが気になるとのことで、ある種の再治療です。
奥歯が出揃ってくる中学頃の時期に若干前方移動して、スペース閉鎖する例もあって、経過を診ていましたが限界がありました。
真ん中の前歯が伸び出して前傾、そして噛み合わせが深い状況です。
スペース閉鎖のためには、噛み合わせを浅くして前歯を内側に入れることになります。
そのまま移動して真ん中のスペース閉鎖しても、横の歯にスペースが出来てしまいます。
前歯6本に加え第1大臼歯にブラケットを付け、10か月後に終了です。
前歯の伸びを改善し、噛み合わせは浅くなっています。
噛み合わせが深いのは、この患者さんに限らず骨格と関連していることも多々ありますので、後戻りを防止するマウスピースやワイヤータイプの保定装置は。半永久的に必要かも知れません。
後戻り防止対策は必須です。
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