『名も無く豊かに元気で面白く』

読んだ本、ニュース、新聞、雑誌の論点整理、備忘録として始めました。浅学非才の身ながら、お役に立てれば幸いです。

高収入で社会的地位が高く、どんな不況にも強く、食いっぱぐれない医師たちがコロナで激変!

2020-06-22 07:52:01 | スポーツ
新型コロナウイルス禍の影響は最強の資格といわれている医者にも襲い掛かっているようです。高齢者の不要不急の診察が減り、経営が苦しくなってきている診療所が出始めているのです。平成バブル崩壊以降、安定して高収入を謳歌してきた医者達ですが10年の変化を半年で変える、after新型コロナウイルスで医師間で格差が生まれそうです。
以下抜粋コピー
「高ステータス&高収入でいられるか? コロナで異常事態! 医者&医学部 最新序列」です。必死のコロナ討伐の裏で、開業医は患者激減で経営危機、コロナ対応した病院ほど大赤字。高額バイトも急減し、高ステータス・高収入の象徴的存在であった医者たちが「生活不安」を初めて感じる異常事態に直面しています。これまで「最強資格」と言われてきた医者を襲うアフターコロナの激変を取材しました。
コロナ禍で
「失業の危機」に瀕した医者たち
 高収入で社会的地位が高い。どんな不況にも強く、決して食いっぱぐれることはない――。
 バブル崩壊以降、これを満たしてきた職業は、医者しかないといっても過言ではない。
 文系の最強資格だった弁護士、公認会計士は、食えない者も登場し、ワーキングプアと揶揄される寸前まできている。他の理系の職といっても、日本の製造業の未来は決して明るくなく、一生を捧げる仕事としては心もとない。
 このようなマインドが、ここ数十年の医学部受験を過熱させ、1980年から2017年の間に、医学部の平均偏差値は、10近く上昇し、いまや十数倍という倍率を勝ち抜かなければ、医師への道は開けないほどだ。
 それだけ苦労して医者になった先には何が待っているのか。
 確かに他職種に比べて医者の給料は高く、女性でも30代になれば平均給与が1000万円を超えてくる。
 60歳を超えても、年収はそれほど下がらず、人生100年時代を見据えれば、長く働けるという面でも、医者は魅力的だ。
 しかし、今回の新型コロナウイルスの感染拡大で、実際に患者の対応に当たった医者たちは、ほとんどが危険手当ももらえずに、最前線に立たされ続けた。
世間は「医療従事者のみなさんありがとうございます」と表向きでは口にしつつ、子どもを保育園などに預けようとすると断られるなど、家族も差別にさらされた。もともと、働き方改革が最も進んでいない業界であり、時間外労働も常態化している。
 そして、コロナ禍における最大の受難、それは「失業の危機に瀕した医者が少なからずいた」という事実である。
 医者の中にも、「不要不急」はあり、他の職業と同じように市場から淘汰される危険があるなんて、彼ら自身が一番想像していなかったのではないだろうか。
 コロナ危機も収束に向かいつつあった5月末、医療従事者への賞賛と感謝を込めた、ブルーインパルス(航空自衛隊のアクロバット飛行チーム)のパフォーマンスを見て、医者たちの胸に去来したものは、達成感か、それともコロナ禍で浮き彫りになった、不透明な未来への漠然とした不安か――。
 特集では、この未曾有のパンデミックの中、医療界で起きた真実をひもときながら、医者という職業の最新事情、そして医学部受験の趨勢に改めて迫っている。
(ダイヤモンド編集部 野村聖子氏)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする