『名も無く豊かに元気で面白く』

読んだ本、ニュース、新聞、雑誌の論点整理、備忘録として始めました。浅学非才の身ながら、お役に立てれば幸いです。

❝新学問のすすめが必要❞日本人の必要でないモノは? トップは「学歴」・「資格」

2020-06-03 08:53:32 | 日記
必要でない最下位は「現金」(2.6%)は論外として「メール」(3.1%)や「パソコン」(4.9%)が学歴や資格より挙げる人が少ない(学歴や資格より必要とみなしている。)のには驚きです。バブル崩壊後、自信喪失の日本人に襲っているものは向上意欲の欠如でしょう。明治の啓蒙思想家・福沢諭吉が1872~76年にかけて書いた「学問のすすめ」には「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」と謳われています。人間は本来みな生まれながらに平等であって、能力、財産、身分の差はないはずである。ところが、現実には賢い人もいれば、愚かな人もいる。貧しい人もいれば、裕福な人もいる。貴族もいれば、下人もいる。この差はいったい何なのだろうか。
 「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」という有名な文言は、人間の平等を謳うための文言ではなく、人間の不平等の原因を問いかけるための文言なのです。では、この不平等の原因は何なのでしょうか?
 福沢の答えは簡潔です。「学ぶと学ばざるとによりてできるものなり」。つまり、学問を学んだかどうかで決まると言うのです。さらに、その学ぶべき学問とは何かということで、先ほども触れたように「実学」が重要視されます。
 要するに、学問のすすめは、人々が実学を修めることによって、現実における人間の不平等を是正して、本来あるはずの平等な社会に近づけていくことを求めているのです。此の侭では日本の未来は暗い、日本人は初心に戻るべきでしょう。
以下抜粋コピー
「これって、本当に必要かな?」「買わなければよかった」――。このように後悔したことがある人も多いと思うが、実際どんなモノを不要に感じているのだろうか。15歳の男女に「現在、必要でないモノは?」と聞いたところ、「学歴」(28.6%)を挙げる人が最も多く、次いで「資格」(22.2%)、「車」(20.7%)であることが、日本リサーチセンターの調査で分かった。
            
 4位は「生命保険」(14.0%)。以下「本(紙媒体)」(13.4%)、「マイホーム」(11.9%)、「テレビ放送」(9.1%)、「テレビ本体」(7.5%)という結果に。一方、最下位は「現金」(2.6%)。「メール」(3.1%)や「パソコン」(4.9%)も挙げる人が少なく、まだまだ「必要」と感じる人が多いことがうかがえた。
            
 年代別でみると、「学歴」は男女とも年代が高くなるほど「必要としない」と答えた人が多く、50代以上では男性のほうが多い。「資格」も男女ともに高齢層ほど「必要としない」と答えた人が多く、60代以上の男性は40.6%、女性は37.6%。
            
男女別でみると、「車」は女性のほうが必要としないと答えた人が多く、逆に「生命保険」「テレビ放送」は男性のほうが多い。
 インターネットを使った調査で、15歳以上の男女1万932人が回答した。調査期間は  4月24日から27日まで。
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