『名も無く豊かに元気で面白く』

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トランプ米大統領、中国に再選支援の為「大豆や小麦をもっと買ってくれ」と要請 ボルトン氏回顧録で暴露

2020-06-19 07:14:30 | 日記
ボルトン氏は、本の中で、トランプ大統領が中国の習近平国家主席に2020年秋の大統領選で再選できるように援護してくれるように要請していた新事実を明らかにした。具体的には米国の農民が生産する大豆や小麦をもっと買ってくれというものだ。農民票は再選には極めて重要だと習近平氏に切々と説いていた。ボルトン本に出てくるのは、トランプ氏と習近平氏とのやりとりだけではなく日本に関する記述もある。
  ❝2018年、フロリダ州のトランプ氏の別荘、マー・ア・ラゴで行われた日米首脳会談の時のことのようだ。「少人数での会合の冒頭、両国の政府高官が日米同盟や貿易について非公式なやりとりをしていた時のことだ。すでにトランプ氏は着席していた」 「米高官の一人が日本ほど重要な同盟国は西太平洋にはないと大統領に話かけるや、トランプ氏は苛立ちを露わにし、旧日本軍による真珠湾攻撃の話をし出した」  「遅れて安倍晋三首相がやって来るや、トランプ氏は話すのをやめた」安倍首相との親密な関係を謳歌するかのような振舞ってきたトランプ氏だが、日本といえば直ちに「真珠湾奇襲」を連想する思考回路は変わらない。さらに、永田町と霞が関では、コロナ終息と時を同じくして安倍政権は終焉を迎えることは既定路線となっており、トランプ氏が逆転再選されれば、親密な関係の安倍首相退陣後は米国にとって有利な政策を優先し、簡単に組み崩せる相手でなさそうです。今回のボルトン爆弾は既に知れ渡っていることでこれだけで再選が吹っ飛んだというわけではなさそうだ。

以下抜粋コピー
米紙ワシントン・ポスト(電子版)は17日、ボルトン前大統領補佐官(国家安全保障担当)が出版予定の回顧録の内容を報じた。  ボルトン氏はこの中で、トランプ大統領が中国の習近平国家主席に対し、大統領選再選のための支援を要請していたと暴露。事実ならトランプ氏の弾劾訴追に発展した「ウクライナ疑惑」に続く外交の政治利用として、強い批判を招きそうだ。  トランプ氏は昨年6月、20カ国・地域(G20)首脳会議が開かれた大阪で習主席と会談。回顧録によると、トランプ氏はその際、米農産物を購入する「中国の経済力」に期待を示し、自身の再選を確実にするよう習氏に要請したという。
❷ 米政府は16日、昨年解任されたボルトン前大統領補佐官(国家安全保障担当)が近く出す回顧録について、出版差し止めを求め提訴した。ワシントンの連邦地裁に提出した訴状で政府側は、23日に出版予定の回顧録に機密情報が含まれており「(退任後の守秘義務に関する)誓約に違反している」と主張。出版を中止し、ボルトン氏が回顧録の内容を公表することも禁じるよう求めた。
 出版元によれば、ボルトン氏は回顧録で「大統領の一貫性を欠いたでたらめな政策決定プロセス」を暴露している。トランプ氏は15日、大統領との会話内容が重要機密に当たり、回顧録出版は違法だと批判。
ワシントン・ポスト紙(電子版)によると、ボルトン氏の弁護士は回顧録に機密情報は含まれていないと主張。出版元は、ボルトン氏がホワイトハウスの要請を受け、数カ月をかけて原稿を見直したと説明している。 
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