イリイチという名前は聞いたことがあるが、読んだことがない。
ちくま学芸文庫に200ページほどの本が入ったので買ってみる。
全くと言ってよいほど歯が立たなかった。
朝倉秀吾さんという方が要領よくまとめていらっしゃる。
SYUGO.COMという名前で、要約ノート社会思想やフランス文学データベース、いうまとめをしようとしていらっしゃる。
本書は、ここでお読みください。
とは言え、重要な指摘があり、現代人として考えるべきものであるだろう。
学生時代「スモール イズ ビューティフル (講談社学術文庫)」を読んで、考えさせられたことがあったが、それ以来の文明論である。
万人におすすめはしないが、興味がある方は是非お読みくださいませ。
目次
1 二つの分水嶺
2 自立共生的な再構築
3 多元的な均衡
生物学的退化
根元的独占
計画化の過剰
分極化
廃用化
欲求不満
4 回復
科学の非神話化
言葉の再発見
法的手続きの回復
5 政治における逆倒
神話と多数派
崩壊から混沌へ
危機の洞察
急激な変化