以前「リスクに背を向ける日本人 (講談社現代新書)」という本を読んだことがある。
その時から著者のお一人のメアリー・C・ブリントンさんという方は気になっていた。
とは言え、随分前にこの本は買っていたのだが積読になっていた。
出張の機会に持って出る。
読み始めたら、知的興味を刺激する本であり、とても興味深かった。
こういう本を読むと元気になる。
目次
プロローグ
1章 ロストジェネレーションの誕生──「場」が消えて、格差が生まれた
2章 若者を仕事の世界に送り込むメカニズム
3章 「場」が重要な社会、「場」が崩壊した世代
4章 高校と企業の「実績関係」に起きた変化
5章 ニート・フリーターはどこから生まれる?
6章 モバイル型ワーカーの生きる道
7章 ロスト・ジェネレーションとポスト・ロストジェネレーションの可能性
エピローグ
解説 玄田有史
内田樹・高橋源一郎という名前にひかれたが、選というだけで、書いているのは市井の人。
つまらない内容である。
目次
戻ってくるはずがないのに、戻ってきたものの話
犬と猫の話
あとからぞっとした話
空に浮かんでいたものの話
変な機械の話
おばあさんの話
私が会ったなかで、いちばん粗忽な人の話
そっくりな人の話
マジックナンバーの話
ばったり会った話
私が会ったなかで、いちばん物忘れのはげしい人の話
予知した話
終電車の話
壮絶にまずい食べ物の話
私が会ったなかで、いちばんカラフルな人生を送った人の話
あの人、高貴な方だったのね、という話
私が会ったなかで、いちばん酔っぱらっていた人の話
今年いちばん、嘘みたいだった話
イリイチという名前は聞いたことがあるが、読んだことがない。
ちくま学芸文庫に200ページほどの本が入ったので買ってみる。
全くと言ってよいほど歯が立たなかった。
朝倉秀吾さんという方が要領よくまとめていらっしゃる。
SYUGO.COMという名前で、要約ノート社会思想やフランス文学データベース、いうまとめをしようとしていらっしゃる。
本書は、ここでお読みください。
とは言え、重要な指摘があり、現代人として考えるべきものであるだろう。
学生時代「スモール イズ ビューティフル (講談社学術文庫)」を読んで、考えさせられたことがあったが、それ以来の文明論である。
万人におすすめはしないが、興味がある方は是非お読みくださいませ。
目次
1 二つの分水嶺
2 自立共生的な再構築
3 多元的な均衡
生物学的退化
根元的独占
計画化の過剰
分極化
廃用化
欲求不満
4 回復
科学の非神話化
言葉の再発見
法的手続きの回復
5 政治における逆倒
神話と多数派
崩壊から混沌へ
危機の洞察
急激な変化