ふとっちょパパの気ままな日記

読書履歴を中心に日々の記録を書きます

言語学バーリ・トゥード: Round 1 AIは「絶対に押すなよ」を理解できるか

2022-05-26 09:24:42 | 本と雑誌



何を見ていてこの本に気がついたのは忘れた。
なかなか興味深い本。
著者の川添愛さんはプロレス好きの方。
プロレス好きの方は、もっと楽しく読むのだろう。
言葉の問題を考えさせてくれる良い本だと思う。

目次

この本を手に取ってくださった皆様へ
1 「こんばんは事件」の謎に迫る
2 AIは「絶対に押すなよ」を理解できるか
3 注文(ちゅうぶん)が多めの謝罪文
4 恋人{は/が}サンタクロース?
5 違う,そうじゃない
6 宇宙人の言葉
7 一般化しすぎる私たち
8 たったひとつの冴えたAnswer
9 本当は怖い「前提」の話
10 チェコ語,始めました
11 あたらしい娯楽を考える
12 ニセ英語の世界
13 ドラゴンという名の現象(フェノメノン)
14 ことば地獄めぐり
15 記憶に残る理由
16 草が生えた瞬間
あとがき
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属国民主主義論 この支配からいつ卒業できるのか

2022-05-14 17:25:53 | 本と雑誌


内田樹先生と白井聡先生の対談。
2016/7に単行本として刊行されたものに第6章を追加したもの。
ロシアのウクライナへの侵略前、2021年の国政選挙後の対談なので、日本の政治状況の話が中心に、歴史を紐解いてくれる。
本当は、ロシアのウクライナ侵略を見て、日本の対応はどうすべきかなど話し合ってみて欲しいと思う。:

目次
はじめに
第1章 さらに属国化する日本の民主主義
 ●加速する属国化
 ●主権回復と否認という病
 ●天皇の上位にあるアメリカ
 ●敗戦しなかったイタリア
 ●トランプ、サンダース対ウォール・ストリート
 ●孤立主義に向かうアメリカ
 ●安倍政権の改憲志向とアメリカの反応
 ●属国なんだからしかたない
 ●なぜ反安倍勢力は結集できないのか
 ●共産党は党外の人間と親しむべき
 ●社会に包摂されていた左翼思想
 ●日本人はいつ立ち上がるのか
 ●本物を知らない政治家たち
 ●くじ引きと投票二日制

第2章 帝国化する国民国家と霊性
 ●グローバル化とローカル化の波
 ●世界とリズムがずれている日本
 ●国民国家は帝国化に向かう
 ●帝国化時代の日本の立ち位置
 ●中国のシルクロード進出
 ●日本文化は端境期に生まれる
 ●低迷するフランス
 ●国民国家としての日本を支えている天皇制

第3章 コスパ化する民主主義と消費社会
 ●大衆の幼稚化とデモクラシーの危機
 ●反米から親米への転換点
 ●おカネを使うことだけが生きている実感
 ●社会の価値観の一元化
 ●コスパという病
 ●コスパ偏重と自己責任
 ●人は客観的な査定を求める
 ●効率追求で失われる雇用
 ●工場法以前の状況に近づいている日本

第4章 進行する日本社会の幼稚化
 ●幼稚化する老人たち
 ●旦那芸を復活せよ
 ●若い世代の幼稚化とイニシエーションの欠落
 ●受験勉強がなくなったことによる学力低下
 ●固定化しつつある階層と階級
 ●日本を脱出できる人間が高く評価される
 ●日本社会に蔓延する破滅願望
 ●原発再開が象徴するもの
 ●日本人の自己嫌悪とニヒリズム

第5章 劣化する日本への処方箋
 ●社会の土台は倫理である
 ●身体性を回復せよ
 ●イデオロギーよりも人間性
 ●ネッワークがあれば、生活は成り立つ
 ●社会には統制されていない部分が必要
 ●会社が持っていた共同体機能の消失
 ●都市と地方の文化資本格差
 ●日本の農業は自給自足に向かう
 ●悪徳資本家への天罰
 ●貨幣と身体性
 ●成長戦略論の間違い
 ●リフレ政策の嘘
 ●もう戦争しか需要を創り出せない

第6章 日本人から失われていく歴史性
 ●2021年の国政選挙を読み解く
 ●世代間の政治意識の差と歴史性の欠如
 ●検証されるべきオリンピックの闇
 ●歴史的名称の重要性
 ●中途半端な日本の民主主義
 ●中国共産党の内実
 ●中国はアメリカを逆転できるか
 ●変化のファクターのない日米関係
おわりに
文庫本あとがき
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リスクを生きる

2022-05-06 16:42:20 | 本と雑誌


内田樹先生と岩田健太郎先生の対談。
話題はいろいろだが、なかなか興味深い。

目次

第1章 感染症が衝く社会の急所(2021年10月21日、凱風館にて)
第2章 査定といじめの相似構造(2021年11月18日、凱風館にて)
第3章 不条理を生きる(2021年12月16日、凱風館にて)
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ビジネス・エコノミクス 第2版

2022-05-05 18:40:04 | 本と雑誌


伊藤元重先生の経済学を基盤にしたこの本は、初版が2004年であり、それから17年が経つので新しいものが期待されていた。
深く学ばなければならないと思わせる本であるが、幅広く学ぶにはちょうど良い。
こういう風に分かりやすく説明できれば素晴らしいと思う。

目次

Chapter0 ビジネス・エコノミクスへの招待

Part1 マーケットを知る                                     
Chapter1 価格に始まり、価格に終わる
Chapter2 流通からビジネスを考える
Chapter3 変わる市場のあり方
Chapter4 市場を理解することがビジネスにつながる 
 
Part2 ビジネスはゲームだ
Chapter5 ゲーム理論が視野を広げる
Chapter6 インセンティブとは何か 逆選択とモラルハザード
Chapter7 行動経済学とビジネス
   
Part3 産業組織論からの考察
Chapter8 戦略をより深く理解する
Chapter9 イノベーションがすべてを変える
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