表題の勝利。
なかなか面白いが、内容は真面目であり、コンサルティングファームの使い方を書いている本である。
著者のカレン・フェランさんは、経営コンサルタント。製薬大手ファイザーへの転職経験もあり、実務も担当したことがある人である。
目次
はじめに:御社をつぶしたのは私です
Introduction 大手ファームは無意味なことばかりさせている
第1章 「戦略計画」は何の役にも立たない : 「画期的な戦略」でガタガタになる
第2章 「最適化プロセス」は机上の空論 : データより「ふせん」のほうが役に立つ
第3章 「数値目標」が組織を振り回す : コストも売上もただの「数え方」の問題
第4章 「業績管理システム」で士気はガタ落ち : 終わりのない書類作成は何のため?
第5章 「マネジメントモデル」なんていらない : マニュアルを捨てればマネージャーになれる
第6章 「人材開発プログラム」には絶対に参加するな : こうして会社はコンサルにつぶされる
第7章 「リーダーシップ開発」で食べている人たち : リーダーシップを持てる「チェックリスト」なんてない
第8章 「ベストプラクティス」は“奇跡"のダイエット食品 : 「コンサル頼み」から抜け出す方法
著者の岡田尊司さんは、精神科医。
アスペルガー症候群について、平易に偉人の話も交えて説明するので、勇気が出てくる。
職場にも増えてきているのだろうから、対応が必要だろうと思う。
第一章 アスペルガー症候群とはどんなものか
第二章 アスペルガー症候群の症状はどのようなものか
第三章 アスペルガー症候群を診断する
第四章 アスペルガー症候群の脳で何が起きているのか
第五章 アスペルガー症候群が増えている原因は何か
第六章 アスペルガー症候群と七つのパーソナリティ・タイプ
第七章 アスペルガー症候群とうまく付き合う
第八章 学校や家庭で、学力と自立能力を伸ばすには
第九章 進路や職業、恋愛でどのように特性を活かせるのか
第十章 アスペルガー症候群を改善する
「英国一家、日本を食べる(亜紀書房翻訳ノンフィクションシリーズ)
」でページ数の関係で外された章や新たに書き加えられたもので出版された。
前著ほどの毒舌でないと思うのは、慣れたからであろうか。
日本の食の良さを発見できる。
目次
1 魚屋の魚屋――東京・築地
2 MSG――東京・味の素社訪問
3 余すところなく食べる魚――焼津・カツオ
4 本物のワサビ――天城山・本ワサビ
5 道具街――東京・かっぱ橋
6 初めてにぎる鮨――東京・料理教室
7 料理サークル――京都・オムライス
8 禅の対話――京都・枯山水
9 失われた魂の森――高野山・精進料理
10 牛肉に抱く妄想――松阪・和牛
11 海女――志摩・真珠とサザエ
12 世界一の醤油――香川・27年物
13 フグに挑戦――下関・ふく 14 南国のビーチ――沖縄・牧志公設市場
15 世界一長寿の村――大宜味村・豆腐よう
16 身体にいい塩――沖縄・ぬちまーす
特別番外編 裸のつきあい――兵庫・城崎温泉
エピローグ――読者のみなさんへ
訳者あとがき