ディズニーの新作(?)映画「シンデレラ」日本語吹替え版を見ました。
いや、目的は同時上映の「アナと雪の女王/エルサのサプライズ」見たさなんですけど。
シンデレラは知らない人などいないであろう有名な物語ですので、ストーリー的にネタバレというのはあるのかどうかわかりませんが、以下、ネタバレになりそうな話。
シンデレラの家は王家ではありませんが、裕福な家ということです。父親は貿易を仕事としており、家の中には色々なものがあります。
シンデレラの時代設定は電気がないころなので、産業革命のちょっと前ぐらい。18世紀でしょう。それを念頭に置くと、私のような古楽好きな人にとっては小道具が面白いです。
直接的には政治家たちはかつらを被ってますし、意地悪なお姉さんはチェンバロの練習をしてます。
珍しいアジアの地図が飾られていますし、舞踏会での女性のドレスはバロック・ロココの時代を彷彿とさせます。
宮廷舞踏会の音楽家は今の演奏会と同じく、タキシードでした。
王子様とシンデレラのワルツはこの映画のクライマックスですし、ワルツでないければいけないので、19世紀ウィーンのイメージと重なってしまうのは仕方ないですね。
そのワルツのシーンに使われたのがこの曲です。
日本語の曲名は調べてませんが「愛のワルツ」でしょうか。ブラームスに同名の曲があるので違うかもしれませんが、フランス語で「愛のワルツ」ですからそのままでしょう。
Cinderella Soundtrack (OST) 2015 - La Valse de L'Amour
恋をすると「世界は二人を中心に回っている」と思ってしまうのでしょうが、映画ではまさに二人を中心に回ってました(笑)。 もし3Dで見てたら酔ってしまったことでしょう。
もう一つのクライマックスは当然ながらガラスの靴にあう女性を探し、最後にシンデレラを見つけるシーン。シンデレラは王子様との踊りは思い出となってしまうことを受け入れ、歌を歌います。マザー・グースの「ラベンダーは青い」。
断言しましょう。この映画を見終わったなら、「ラベンダーは青い」を聴いたら泣くこと間違いありません。
あと、吹替え版で感心したことがあります。
エンドロールなのですが、通常の映画のエンドロールで使われる音楽は共通だと思いますが、なんと吹替え版では映画のエンドロールで使われる「夢はひそかに」も日本語版となっていました。アニメ版のシンデレラは見たことないのですが、何といっても有名な曲ですから、各国語バージョンでエンドロール用に作られているのではないでしょうか。
4/28 追記
エンディングのデュエットは日本だけらしいです。
YouTubeの動画のコメント見ると、「A Dream is a Wish Your Heart Makes」(夢はひそかに)が映画の中で使われていなかったことに不満を持った人が結構いたようですね。予告編ではシンデレラ役のリリー・ジェームズがこの歌を歌っていて、期待させていたのが大きいようです。この曲もワルツの3拍子なので、オーケストラアレンジして、王子とのワルツで使うと良かったのに。
いや、目的は同時上映の「アナと雪の女王/エルサのサプライズ」見たさなんですけど。
シンデレラは知らない人などいないであろう有名な物語ですので、ストーリー的にネタバレというのはあるのかどうかわかりませんが、以下、ネタバレになりそうな話。
シンデレラの家は王家ではありませんが、裕福な家ということです。父親は貿易を仕事としており、家の中には色々なものがあります。
シンデレラの時代設定は電気がないころなので、産業革命のちょっと前ぐらい。18世紀でしょう。それを念頭に置くと、私のような古楽好きな人にとっては小道具が面白いです。
直接的には政治家たちはかつらを被ってますし、意地悪なお姉さんはチェンバロの練習をしてます。
珍しいアジアの地図が飾られていますし、舞踏会での女性のドレスはバロック・ロココの時代を彷彿とさせます。
宮廷舞踏会の音楽家は今の演奏会と同じく、タキシードでした。
王子様とシンデレラのワルツはこの映画のクライマックスですし、ワルツでないければいけないので、19世紀ウィーンのイメージと重なってしまうのは仕方ないですね。
そのワルツのシーンに使われたのがこの曲です。
日本語の曲名は調べてませんが「愛のワルツ」でしょうか。ブラームスに同名の曲があるので違うかもしれませんが、フランス語で「愛のワルツ」ですからそのままでしょう。
Cinderella Soundtrack (OST) 2015 - La Valse de L'Amour
恋をすると「世界は二人を中心に回っている」と思ってしまうのでしょうが、映画ではまさに二人を中心に回ってました(笑)。 もし3Dで見てたら酔ってしまったことでしょう。
もう一つのクライマックスは当然ながらガラスの靴にあう女性を探し、最後にシンデレラを見つけるシーン。シンデレラは王子様との踊りは思い出となってしまうことを受け入れ、歌を歌います。マザー・グースの「ラベンダーは青い」。
断言しましょう。この映画を見終わったなら、「ラベンダーは青い」を聴いたら泣くこと間違いありません。
あと、吹替え版で感心したことがあります。
エンドロールなのですが、通常の映画のエンドロールで使われる音楽は共通だと思いますが、なんと吹替え版では映画のエンドロールで使われる「夢はひそかに」も日本語版となっていました。アニメ版のシンデレラは見たことないのですが、何といっても有名な曲ですから、各国語バージョンでエンドロール用に作られているのではないでしょうか。
4/28 追記
エンディングのデュエットは日本だけらしいです。
YouTubeの動画のコメント見ると、「A Dream is a Wish Your Heart Makes」(夢はひそかに)が映画の中で使われていなかったことに不満を持った人が結構いたようですね。予告編ではシンデレラ役のリリー・ジェームズがこの歌を歌っていて、期待させていたのが大きいようです。この曲もワルツの3拍子なので、オーケストラアレンジして、王子とのワルツで使うと良かったのに。