運動個別指導フィットネスアカデミー

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競技者向けにはメンタルサポートも行います。

終わりゆく2020年

2020-12-30 12:17:00 | 話題
あと1日半で2020(令和2)年も終わります。

今年はやはり「コロナ」に翻弄された1年ということになりますね。
いろんな部分で不自由を強いられた年でもありました。

我々は屋外でのマンツーマン指導を基本としていますので、さほど影響はなかったのですが、世の中の自粛ムード(春時期)はどうにもなりませんでした。
夏以降は少しずつ状況も好転し、11月にはコロナ前を上回る指導数に達しました。
この状況におごることなく、来たる2021年も丁寧な指導に励みたいと思っています。

年内の指導は昨日で終了し、年明けは3日(日)から始まります。
2021年度は指導体制の強化を予定しており、お申し込み後にお待たせすることのない状況づくりに着手していきます。
お待たせしている皆様、申し訳ございません。もう少しお待ちください。

多くの方々におかれましても、何かと大変な1年だったと思いますが、そこで得られた経験や教訓を生かし、良い年を迎えることをお祈りする次第です。
2021(令和3)年が希望多き1年になることを切に希望します。
それでは良いお年を!

運動遊びの面白さから・・・

2020-12-09 09:10:20 | 話題
先日、ネット記事に興味深いものがありました。

朝日新聞デジタルより抜粋。

体を動かす遊びが苦手な子どもたちを大切にしたい――。
NHK・Eテレの「おかあさんといっしょ」で歴代最長の14年間、体操のお兄さんを務めた小林よしひささんは、そんな思いを抱いているそうです。
体を動かす遊びの面白さを伝える活動を続ける小林さん。
コロナ禍で変化する子どもたちの遊びについて、活動をともにする元スピードスケート・ショートトラック日本代表の勅使川原郁恵さんと語り合いました。

――新型コロナによる自粛期間中、子どもの遊びに変化を感じましたか。

小林 「1歳の娘と遊ぶときには変化は感じません。しかし、初めて会う子ども同士の触れ合いが少なくなっている。感染予防はもちろん大事ですが、やり過ぎで、互いを危険視してしまっている気がします」

勅使川原 「活動への制限は増えていますね。特に施設は顕著です。親は子どもをどこで遊ばせるかに悩んでいる。感染対策は必要だけど、子どもの遊びは制限したくない。バランスが難しいですね」

――子どもたちの遊びの自由度が減っているのでしょうか。

小林 「遊びの要素の一つにコミュニケーションがあります。ふれあい、笑い、大声をかけ合う。そこに制限がかかると遊びのいい部分が半減してしまうのは事実としてある。アフターコロナの時、どんどん遊びの自由さ、場所が減ってしまうのが心配です」

――勅使川原さんの2人の息子さんに変化は?

勅使川原 「私が動いて遊ばせているので子どもたちは太ったり、運動不足になったりしていません。でも遊ばせることや体を動かすことが苦手な親御さんの話を聞くと、子どもが自粛期間で太ったと。親の関わり方は重要だと思います」

――運動や外遊びが苦手な親、子どもは少なくありません。

小林 「子どもはそもそも身体を動かすことが好きなはずです。小さい時、何も言わなくても走り回ったり、跳び回ったりする。心や体の中にそれが楽しいという本能があるから。でも年齢が上がると、運動好きとそうじゃない子で二極化してしまう。体を動かすとスッキリする、健康でいられる、という知識や経験があれば、運動が苦手でも運動する子になると思う。だから、私はそういう子たちを大切にして、丁寧に接したい。自我が芽生える3歳のころ、スポーツというより体を動かす遊びをすることが大切です」<了>

よく未就学児(幼少期)をもつ親御さんから、運動に関するご質問を頂戴します。
とくに「今の段階で何をさせたらいいのですか?」というご質問は多いですね。

その時には「何か特定の運動やスポーツをするのではなく、いろんな(運動)遊びを通じて身体を動かす楽しさを感じてもらい、その中からコツを少しずつ掴んでほしい」と話しています。
少なくても小学校2~3年生までは、そのような「遊び(運動遊び)」で充分だと思っています。
ただ周りのお友達をみると、運動能力に優れたお子さんがクラスに数人はいて、いろんなことをすんなりとやってしまうため、その状況に引きずられる傾向が出てしまいます。
こればかりは個人差があり、習熟度の違いもありますので、あくまでもそのお子さんのペースですることが重要だと考えています。

事実、文部科学省から出されている学習指導要領にも、小学校低学年(2年生)までの体育は「運動遊び」が軸となったカリキュラムになっています。
なので、いろんな遊びをする機会を増やし、根気強く取り組んでいくのが重要だと考え、日々の指導に励んでいます。

例えとしてお話しますが、未就学児や低学年のお子さんで「鉄棒の逆上がりができないので指導をお願いしたい」とのお問い合わせが度々あります。
鉄棒=体操ということで、近くの体操教室へ(体験教室として)行ってみたものの「腕力が足りない」とか「やろうとする気合が足りない」と言われて(落ち込んで)帰ってきたというお話も耳にします。
そういう指摘を、指導する側がするのもどうかと思いますが、その体操教室の基準からすれば、ある程度の能力(体力や気持ちなど)を備えた上での技術指導という位置付けなのかもしれませんね。

鉄棒の逆上がりに関しては、小3の段階で約50%の子どもたちができるようになっていて、4年生では約6割との統計があります。
逆説的に言えば、小4の段階でも40%ほどの子どもたちがクリアできていないのです。
ですから、低学年(1~2年生)の時点で逆上がりが出来ないからと言って、そんなに焦る必要はないと思っています。

鉄棒に限らず、何が原因でできなくさせているのかを分析する必要がありますが、継続的に指導していれば、おおよその要因は見えてきます。
また、そのお子さんの強み(長所)もわかってきますから、そこを活かすことで何ができるのかをイメージすることも可能になり、そこを突破口に(探りながら)指導を積み上げていきます。
なので、運動に対して苦手意識があるお子さんの場合は長期間、指導を継続することで段階的にステップアップさせるのが無理なく出来る方法だと思っています。

(記事にあるように、親御さんが運動が不得手で)一緒に遊ばせてあげられないというケースもありますので、その場合は代わりに(代打?として)遊んであげることを通じて、運動能力のみならず、心身の発達を促す取り組みをさせていただいています。
とにかく、幼少期には楽しく運動をさせる習慣を身につけさせることが、とっても大事なことだと感じていますね。

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