サンパウロの庶民的生活

わたしの半径1メートル以内で考えたことや感じたことをつづってみようと思います。

見慣れた天幕

2015-09-26 07:08:44 | Weblog
 

 日本の屋台の屋根は上が平らだった印象が強かった。
 ブラジルの屋台とかで使われる天幕の屋根の形は湾曲した三角錐状の形が珍しくなく、メルヘンチックでなんとなく始めは落ち付かなかった。



 久々のエジプトおじちゃまの一斉メールの内容は中東の話で、同じような形の屋根の天幕の写真がいっぱいで、屋根の先端が開閉式になっていてさらに進化している。
 中東起源の天幕の形かな。



鍼灸

2015-09-23 06:17:47 | Weblog

 いつ頃からか西洋ダヌキっぽくなったものの、やっぱり多分オリエンタルだと思う日本。
 日本では西洋ダヌキをどちらかと言えば頼ってきたのに、同じ西洋ダヌキ化されているようなサンパウロにあって、東洋医学にひきつけられる今日この頃。
 両方の良いところが取り入れられるといいな。

日本を出て気付かされた日本のおかしさ

2015-09-15 06:52:16 | Weblog
 良いことも悪いことも、とにかく日本にいた時には問題とも感じなかった。でも、今となっては不可解だと感じることがある。
 文化や風習に関するユニークさは全く問題ないけれど、大衆扇動ともとれるような思想的な方向性を支配されていることは、悪質な宗教じゃないけれど、自分が洗脳されていることにも気付けないくらい大きな流れの中で本当に問題であるのに問題と全く感じないようになること、それこそがマインドコントロールされているということ。何ごとも疑ってかかるべきなのが、面倒くさい人の世の中。
 ブラジルは何でも疑ってかかることがよく分かるけれど、まさか日本で疑ってかからなければというのが、信じにくい。その点、日本の方がもしかして厄介な社会とも言える。
 ブラジルに来てまさか日本の歴史を習い直すとは思わなかった。

 ブラジルに来てカルチャーショックを最初に感じたのは、ブラジル社会以上に同じ日本にルーツがありながら何か違和感を感じた戦前から続く日系社会だった。
 今となっては、日系社会も当たり前に感じるようになり、自分が育った戦後日本と同じくらい当たり前に感じている。
 色々な人はいるけれど、個人的に問題がある人とか、ブラジル文化の悪い面に影響されているという人でもない限り、総体に、ブラジルの日本人移民やその子孫の方が、人として素晴らしいなあとか懐が深いなあと思う人が多い。自分も含めて、戦後日本しか知らない日本人は、世知辛い世の中の中で自分第一という感じの人間性に社会によって育まれてしまっている気がする。
 中には素晴らしい人も日本にいるけれど、多分、そういう人はよほどの苦労人か、日本以外の国で、両親祖父母が生きた記憶のある家系の人が少なくないような気がする。
 そんなこんなで、戦後教育のアメリカの占領政策の集大成が確かに現代日本で、でも、それも現在、さすがに崩れかかっているのかもしれない。本を読んで歴史を勉強し直さなくても、社会自体がもろくなってきているんじゃないかな。日本の国に暮らす一億人以上の人が日本列島を離れてもそうそう暮らしやすい暮らしたい場所は無いと思うので、日本列島で生き続けるならば、何かを見直さなければならない時なんだと思う。
 手元にある領事館から頂いている日本の検定教科書の中学歴史と、一般書籍として発行された日本を軸に据えた歴史教科書を見比べると、後者の方が、なんかつじつまが合うし、あいまいさは無くて分かりやすい気がする。少なくても日本がベースになっている人にとっては。
左は検定教科書、右は一般販売の教科書↓

 パッと目についた結構決めての登場人物はインド人のパール判事。現在の体制では絶対に検定教科書には登場しないであろう人物だと思う。第二次世界大戦の東京裁判の有名人で、ブラジルに来てから戦中派のおじいちゃまに「パール判事の東京裁判の意見を聞いて涙が出た」なんて言われて、「ごめんなさい、パール判事は知りません...」ということで、便利なインターネットの世の中なので、すぐに調べると、なるほど、やっぱりインド人はすごいよっ!なんて感動。パール判事♡になるような感じで、思わずパール判事に関する本まで購入してしまったり。検定教科書の方は、一生懸命裁判の様子をカラー写真にすることなんかに力を入れているけれど、もうちょっと力入れるべきことがあるんじゃないかねぇ、という感じ。
 パール判事とマッカーサーやルーズベルトを比べると、悪口は悪いけど、顔つきの質の良さだって断然パール判事が上じゃないかね!?インド3000年か4000年の歴史の深みが違うっ!!アメリカたかだか500年もないような歴史とピューリタンという割には清くない戦争のやり方で日本で多くの血を流させた司令塔。悪玉の雰囲気ぷんぷんしてて。まあ、自分たちの正義なんだろうけれど、地球の人類の正義のことを考えるなら、やっぱりインド哲学にでも学んでもらいたかったねぇ。
 と、そんなこんなで、何が正しいかなんて最後まで分からないけれど、何事も疑ってかかって、色々な歴史のとらえ方が存在するということだけは肝に銘じた置いた方がよさそうで。歴史は、海外の教科書と比較したり、日本国内の本を比較するだけでもずいぶんとまあちがうもの。
 上手く日本国内の教科書を比較してまとめている人もいました。

日本の検定教科書↓

ケーキじゃなくてもいいよね!

2015-09-13 06:21:17 | Weblog
 作る暇なく購入したいケーキも思いあたらず、鍼灸治療中の身の上としては冷えの大敵である白砂糖摂取に恐怖を覚える今日この頃。
 まあ、取り過ぎなければいいんだろうけれど、作ると分かるちょっと甘く感じるだけでも相当な砂糖を使用するという現実。
 自分の誕生日でもあるまいし、ハハの体調不良に振り回されてピザの上にロウソクが上った4歳児の家族パーティー。しかし、誰が誕生日にケーキを食べなきゃいけないなんて決めたんだろう。
 でも多分、白砂糖を抜いてイモ類入り味噌汁を食べるようにした毎日の食生活で、確かに体調がいいと感じるこの2、3週間。