今まで黄色いオンジジウムが一番見栄えがすると思っていたのは、ヤシの木に着生させた様子だと思っていたけれど、こ洒落た花瓶ひとつでこれもまた部屋をステキに出来ることを教えてくれた朝のお花屋さん。
机もイスも一見中途半端な高さ。だけど、テーブルといすの高さはあっている。
床に座布団をひくというタイプではないけれど、正座して座りたくなるような高さでもありつつ、決して普通の腰掛の高さでもなく、和でも洋でもない目新しいテーブルセット in ご近所さん。
むか~し
麦わらで ダンス ダンス~
なんて歌があったけど、その麦わら帽にも変化が。
たしかに、暑くもないブラジルの6月の冬に、かぶる必要もなく、髪の毛もぼさぼさになってしまうし、カチューシャやパッチンピンに着いた麦わら帽の方が、かわいくて実用的かもと思った、フェスタ・ジュニーナでの風景。
自らの思いがあって社長部屋に飾られた東郷平八郎さんの肖像画とコレクションの東郷ビール。
ブラジルにあるけれど、ビールの方は、多分フィンランド辺りで生産されたなかなかレアな商品!
その具を挟んだ生地は、ブラジルのタピオカとメキシコのタコスの中間のような感覚。原料はトウモロコシの粉。
具は肉類とアバカチ、調理用バナナのバナナ・ダ・テッハなどが挟まれる。
それが近年のベネズエラの騒動で、ブラジルにも多くベネズエラ人が移ってきている結果、サンパウロでも出合えた初めてのベネズエラ料理アレッパス。
脂身は積極的に購入してこなかったので、豚バラはポルトガル語でなんというのかと今さらながら分からず、調べるとBARRIGA
(腹部の意味)だった。バラと言われるより、BARRIGAと言われた方が、どこの部分か分かるし、今後は、名前だけでなく、ちゃんと部位も覚える事ができる。
ばら肉と言えば、日本だと薄切りも多いような気がしたけれど、ブラジルは腹部の肉が一枚シートのようにぐるぐる巻きになっているか、それを角切りにしているか。角煮にはいいけれど、店頭にあった肉にスタンプがうっすら残っていたのはちょっといただけない。
何でも今年に入ってから6回目とか云々。
人に事故は無かったらしいけれど、近所の4駅間のメトロが脱線のため朝の10時頃から夜の7時まで閉鎖していた。
一週間、平日はほぼ毎日家族の誰かが利用しているメトロ。今までがラッキーでスト以外に閉鎖に遭う事は無かった。
午後一時過ぎに、14歳の長男が出かける用事があり、結局ぎゅうぎゅう詰めのバスで出かけることに。
行きはとりあえず良い良いだったものの、いつもの帰宅時間になっても帰宅せず、既に夕方7時前にはメトロも開通していたのに、いつもより2時間半以上たって9時前になっても帰宅せず、友人やら果てははじめての190(警察)に通報するという慌てよう。。。
親は焦っても、周囲のブラジレイロたちに相談するといたって冷静で、「今日は特別な日だから、もうすぐ帰ってくるよ!」しかない返事。「トラブルに巻き込まれてるよ!」なんて言われたらもっと絶望的だけど、子供の顔を見るまではもうすぐ帰ってくるというのは受け入れたくても本心から受け入れがたい不安感にさいなまれ。夜の闇は深まり、通りの人影もうすらうすら...
結局、いつもの帰宅より3時間近く遅れて無事に帰宅。ずっとバスに乗れず、渋滞に遭い、遅れたということだった。いつもの5倍の遅さだった。とっくにメトロは動いていたのに気づかなかったらしく、歩いた方が早かったのに、それもしなかったらしい。もっと柔軟な頭になれないものかと、無事は有り難くも、我が子の頑な状況対応にちょっと一言言いたくなったり、誰に似たのだろうなんて。せっかちママはいかなる時でもまず周囲に情報を取り続けるだけに、メトロが動き出せばすぐに察知した筈で、母が先回りするから子供はボーっとしてしまったのだろうかなどと、いささか育て方にまで頭が及んだり。しかし、次男なら今も年齢は若いけど、こういう時に今でも先一番に危険回避して行動して帰宅しそうだとか、まあ、個性かな。
お騒がせなメトロ脱線。無事の帰宅はただただ有難く。でも、携帯は必要だとか、子供が行方不明になった親の気持ちを短時間だけど強烈に突きつけられた時間だった。
よく路上でペンを片手にギーギー回して何かを描いている人がいるのはいつも見過ごしていた。
あんな簡単なものを誰がわざわざ買うのだろうと思いつつ、五歳児くらいにならちょうどいいんじゃないかと思って5レアルで購入してみると、5歳児は愚か、大人でもなかなか熟練しないときれいな模様を描くのはちょっと難しいことが分かり、ものは見かけによらず先入観は良くないなぁっと。しかし、なんという名前の小道具だろう。。