シブ柿が何で渋いと言われるのか分からなかった。その理由はシブが抜かれたシブ柿しか知らなかったからだった。
なぜか近所の路上に一本ある柿も渋柿で、近隣の人はやっぱり渋くて食べられないと言っていた。そんな食べれないものが何で街路樹になっているのだろう・・・花見をするにもあまりインパクトのある花は記憶に残っていない。
お酒につけたらとか、お酒をかけたら渋がぬけると聞いていた。でも漬け込んだら柿酒みたいな別のものが出来上がりそうだし、大量にお酒は要るし、何かが違うと思っていた。かけて全体にまぶしてみたけれど、ちっとも渋がぬけていなかった。
インターネットで調べれば出ているようなことだろうけれど、実は、お酒をかけて密閉容器に2,3日入れておくと渋がぬけると、今度は納得のいく説明と実物を拝見することになった。
近所のシブ柿も誰か知識のある人が植えたんだろうけれど、今は主無き木になってしまったのだろう。