・「東日本大震災の犠牲者に思いがいってしまいます。気持ちを切り替え、残りの人生を明るく過ごそうと気を取り直そうとしますが、なかなか沈んだ気持ちが切り替えられません」との相談に
ハンナ・アーレントの『イェルサレムのアイヒマン-悪の陳腐さについての報告』。
彼女はユダヤ人を強制収容所に移送した責任者であるアイヒマンの裁判を分析しました。
アイヒマンは検察側が主張する「倒錯したサディスト」ではなく、「実に多くの人々が彼に似て」おり、「恐ろしいほどノーマル(正常)だった」。そして彼女は、アウシュヴィッツ強制収容所の大虐殺において、アイヒマンは「ちっぽけな歯車」でしかなかったという弁護側の主張も、「事実上の原動力だった」という検察側の主張も退けます。アイヒマンは「無思想性」ゆえに「自分の昇進にはおそろしく熱心だったということのほかに彼には何らかの動機もなかった」。そして「想像力の欠如」によって、「彼は自分のしていることがどういうことか全然わかっていなかった」。
アーレントがアウシュヴィッツの大虐殺をみて行き着いたのは、ごく当たり前の「悪の陳腐さ」でした。そう考えると、誰でもアイヒマンになりうるのです。
アーレントがいうように、自分に何ができるか、考え抜いて下さい。
・内村鑑三「後世への最大遺物」の中で、
「私はここに一つの何かを遺して往きたい。それで何もかならずしも後世の人が私を褒めってくれいというのではない、私の名誉を遺したいというのではない、ただ私がドレほどこの地球を愛し、ドレだけこの世界を愛し、ドレだけ私の同胞を思ったかとい記念物をこの世に置いて往きたい」と思う気持ちを「美しい考え」だと述べている。
・夫に料理をしてもらう。ただし、①まずいと言わない、②夫のメニューに文句をつけない、③感謝の言葉を忘れないの三原則を守る。
・「桃太郎」の話では常に「見返り」があります。きび団子をもらう代わりに桃太郎の家来になる。一方、「金太郎」の話では、森の遊び仲間の動物たちは見返りを求めません。この話に出てくるのは「贈与」だけです。
感想;
様々な試練が襲ってきます。
その試練を、なぜ私に、なぜ今、などいろいろ考えていても答えはありません。
それを受け入れて、じゃあどうするか。
今自分に一番良い選択肢は何か。そしてそれを少しでも行動に変えていくことなのでしょう。
この考え方を支えてくれる心理療法にロゴセラピーがあります。
ナチスの強制収容所を体験した精神科医ヴィクトール・フランクルが始めた療法です。
彼は、その時の体験を「夜と霧」にまとめています。
http://inorinohinshitu.sakura.ne.jp/ ロゴセラピー
ハンナ・アーレントの『イェルサレムのアイヒマン-悪の陳腐さについての報告』。
彼女はユダヤ人を強制収容所に移送した責任者であるアイヒマンの裁判を分析しました。
アイヒマンは検察側が主張する「倒錯したサディスト」ではなく、「実に多くの人々が彼に似て」おり、「恐ろしいほどノーマル(正常)だった」。そして彼女は、アウシュヴィッツ強制収容所の大虐殺において、アイヒマンは「ちっぽけな歯車」でしかなかったという弁護側の主張も、「事実上の原動力だった」という検察側の主張も退けます。アイヒマンは「無思想性」ゆえに「自分の昇進にはおそろしく熱心だったということのほかに彼には何らかの動機もなかった」。そして「想像力の欠如」によって、「彼は自分のしていることがどういうことか全然わかっていなかった」。
アーレントがアウシュヴィッツの大虐殺をみて行き着いたのは、ごく当たり前の「悪の陳腐さ」でした。そう考えると、誰でもアイヒマンになりうるのです。
アーレントがいうように、自分に何ができるか、考え抜いて下さい。
・内村鑑三「後世への最大遺物」の中で、
「私はここに一つの何かを遺して往きたい。それで何もかならずしも後世の人が私を褒めってくれいというのではない、私の名誉を遺したいというのではない、ただ私がドレほどこの地球を愛し、ドレだけこの世界を愛し、ドレだけ私の同胞を思ったかとい記念物をこの世に置いて往きたい」と思う気持ちを「美しい考え」だと述べている。
・夫に料理をしてもらう。ただし、①まずいと言わない、②夫のメニューに文句をつけない、③感謝の言葉を忘れないの三原則を守る。
・「桃太郎」の話では常に「見返り」があります。きび団子をもらう代わりに桃太郎の家来になる。一方、「金太郎」の話では、森の遊び仲間の動物たちは見返りを求めません。この話に出てくるのは「贈与」だけです。
感想;
様々な試練が襲ってきます。
その試練を、なぜ私に、なぜ今、などいろいろ考えていても答えはありません。
それを受け入れて、じゃあどうするか。
今自分に一番良い選択肢は何か。そしてそれを少しでも行動に変えていくことなのでしょう。
この考え方を支えてくれる心理療法にロゴセラピーがあります。
ナチスの強制収容所を体験した精神科医ヴィクトール・フランクルが始めた療法です。
彼は、その時の体験を「夜と霧」にまとめています。
http://inorinohinshitu.sakura.ne.jp/ ロゴセラピー
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます